学校・学習

【#65】 IGCSE キャンセルという2020年のビッグサプライズ!最終スコアはいったいどうなったのか?

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コロナウイルスのパンデミックにより IGCSE の試験がキャンセルとなった2020年の実情と、Mock Exam(模擬試験, 通称モック)についてお話しいたします。

全世界的にコロナの影響を受けた今年の国際試験ですが、 IGCSE もAレベルも最終試験がキャンセルとなりました。はたして成績はどうなったのか…?

Shingo
Shingo
いつも興味をそそるネタを振ってきますね〜
Kana
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今回も我が家のハラハラドキドキの実体験をお話しします(笑)

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【#65】 IGCSE キャンセルという2020年のビッグサプライズ!最終スコアはいったいどうなったのか?

昨年のちょうど今頃はコロナ前夜

Kana
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コロナウイルスパンデミックが私たちの日常生活に大きな変化をもたらしてから、まもなく1年が経とうとしています。

1年前のちょうど今頃は、チャイニーズニューイヤーホリデーでした。

コロナ前夜の当時、マレーシアのコタキナバルのホテルで働いていた私は、チャイニーズニューイヤーの休暇を利用して中国本土からやって来るたくさんの旅行者で賑わうホテルの中にいました。

その時、すでに中国の武漢で発生した新型肺炎が今までと違う何かであると囁かれていて、宿泊客はみんなマスクを着用しているのに対し、一方のホテルの従業員は見た目の問題からマスクの着用は許されず、恐怖を抱えながら勤務していたことを昨日のことのように憶えています。

その後、すぐにコタキナバルは国際線の飛行機の乗り入れを停止し、実質、海外からの観光客はいなくなりました。

それから1ヶ月半後の3月18日、マレーシアでもこれまでの平和な世の中を変える運命のロックダウン(MCO)が開始となり、子供たちの通学もできずにオンライン授業に移行しました。

当時、私の長男はケンブリッジ式インターナショナルスクールの最終学年Year11でした。

ケンブリッジ式インターナショナルスクールは、本国イギリスに準じて最終学年の最後にIGCSEと呼ばれる統一試験を受け、それを以て晴れて義務教育修了となり、その結果を元に進学します。

IGCSEの試験は年2回、だいたい6月と11月に実施され、試験結果はおよそ2ヵ月後に受け取ることができます。

 IGCSE キャンセルという衝撃ニュースが世界を走る

Kana
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コロナの影響で、昨年はとんでもないことが起こりました。

2020年3月、ケンブリッジ・インターナショナルはコロナウイルスの感染状況を鑑み、2020年のIGCSEとAレベルの本試験をキャンセルとすると発表し、世界中に衝撃が走りました。

Covid-19の発生の状況は急速に変化しています。 最近では、多くの国が学校の閉鎖を5月と6月に延長することを決定しており、多くの学校が試験を実施することができなくなっています。

私たちは、不確実な時期に可能な限り確実性を必要とする学校のグローバルコミュニティと緊密に協議してきました。 私たちの優先事項は、生徒と教師の安全と福祉を保護し、すべての生徒の公平性を確保し、生徒が教育を継続できるよう支援することです。

そのため、本日、2020年5月/ 6月シリーズの国際試験をどの国でも実施しないという難しい決断を下しました。これには、Cambridge IGCSE、Cambridge O Level、Cambridge International AS&A Level、Cambridge AICE Diploma、CambridgePre-Uが含まれます。(Google翻訳)

引用元: Cambridge Assessment International Education
Update from Cambridge International on May/June 2020 exams”(2020.3.23)

Kana
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IGCSEが中止!?卒業できるの?最終成績はどうなるの?

長男は昨年Year11だったので、IGCSEの本試験も卒業も予定しており、同級生の保護者たちもにわかに騒ぎ始めました。

生徒本人と親たちが最も気にしているのは、“最終成績はどうなるのか?”ということです。

想定以上に重要となったモックの成績

Kana
Kana
その気になる最終成績を付ける方法とは…

ケンブリッジからの通知に基いた学校からのアナウンスによると、最終成績を付ける順序としては、学校の先生が各生徒の主にIGCSEのモック(模擬試験)の成績に基いてIGCSEの見込み成績(Predicted Grade)を付け、それを英国のケンブリッジに送付します。その後、ケンブリッジが学校の規模や過去の実績などのデータを見て最終的なFinal Gradeを決めるとの説明がありました。

多くのインターナショナルスクールは日本の中学高校のように中間試験や期末試験はありません。なんなら夏休みや冬休みに宿題もありません(笑)

ケンブリッジ式インターナショナルスクールでは3学期制のため成績は年に3回付けられますが、1学期は各教科ごとに先生が授業態度や提出された課題を元に成績を付け、2学期はテスト、3学期は年に1回のAnnual Exam(学年末試験)で成績が付けられます。

最終学年となるYear11は1月に行われるIGCSEの模擬試験(モック)がAnnual Examとなります

えっ、待って!モックのスコアってどうだったっけ?”と長男も私も一瞬慌てましたが、慌てたところで結果が変わるはずもない(笑)

今回のIGCSE本試験がキャンセルになったことで、モックのスコアがかなり重要であることがここで初めて分かりました

モックのスコアが重要であることの補足ですが、前述したとおり、IGCSEの最終成績を受け取れるのは試験を受けてから2ヵ月後となります。でも、最終成績を受け取ってからでは大学の出願に間に合わないケースがあります。

例えば、6月にインター校を卒業して9月からマレーシアの大学に進学する場合の出願期限は7月です。一方で、Aレベルに進学するためにシックスフォームのある他のインター校に転校したり、Aレベルコースのあるカレッジに進む場合も同様に、IGCSEの最終成績が出る前に出願する必要があります。

したがって、出願時点では卒業はしているものIGCSEの最終スコアは受けっとていないという状況となり、そこで重要となるのがPredicted Gradeの元となるモックのスコアなのです。

出願時にはモックの結果に基いたPredicted Gradeを元に、入学要件に見合っているかを大学などの進学先のアドミッションオフィスが判断します。実際、私の長男もPredicted Gradeを大学に提出し、入学基準に見合っていると判断されて仮の入学許可をもらいました。

同時に入学手続を進めながら、ケンブリッジが発行するIGCSEのCertifies(成績証明書)の到着を待ち、到着したらすぐにそれを大学に提出します。その後、正式な入学許可をもらって、長男は晴れて大学に入学しました。

ケンブリッジが出した IGCSE の最初の成績と最終成績

Shingo
Shingo
それで、Year11の生徒たちはみんな期待どおりの成績をもらえたの?
Kana
Kana
結論がとても気になりますよね。

もちろんPredicted Gradeには、モックのスコアだけでなく普段の授業に対する取り組み姿勢や課題提出も成績に反映されるし、学校の先生が付ける成績ですから、本来のIGCSE本試験一発勝負よりは良い成績が付くのではないかと淡い期待を抱いていました。

でも、そんな淡い期待は現実の成績を見て打ち砕かれました

というのは、私の長男が受け取ったケンブリッジ発行の成績証明は、気絶するほど悪い成績だったんです

これじゃ、仮の入学許可をもらっている大学に行けない…”と、長男は無言になりました。この反応は、長男だけではなく周りの友達も同じでした。

Predicted GradeとCertificateの最終成績が全然違う。これじゃ入学取り消しになっちゃうよ…”生徒と先生のグループチャットは炎上寸前。

私も心配になり、他校のママさんに様子をうかがってみましたが、やっぱり同じ反応。

いろいろ情報を集めていると、なんとドイツ人の両親を持ち幼少期をドイツで過ごし家の中でドイツ語で話す同級生が、IGCSE科目のドイツ語の試験の成績がCだったという信じがたい話まで舞い込んできました。

先生や保護者からの情報を総合すると、ケンブリッジが出してきた成績は多くのケースで平均的に学校が出したPredicted Gradeよりも2段階悪い成績が付けられていたということが後になって分かってきました。

そもそもC狙いの科目を持つ生徒にとって、グレードが2段階悪くなるとEとなり、完全にアウトです(苦笑)

すぐさま、学校の先生もケンブリッジに猛抗議。これは世界中で騒ぎになりました。ケンブリッジ式で学びケンブリッジ式のIGCSEやAレベルの試験を受ける生徒は世界中にたくさんいるので、当然と言えば当然です。

実際、BBCではこのようなニュースが報道されました。

木曜日に授与されたAレベルの成績のほぼ40%が教師の予測よりも低かった後、学校、大学、学生の間で怒りがあります。

イギリスではパンデミックによって試験がキャンセルされた後、その結果の36%が教師の予測よりも成績が低く、3%が2段階低いグレードとなっていました。

学校と大学の長は見直しを求めており、見直し要求のためのすべての料金は免除されるべきだと言っています。

ボリス・ジョンソン首相は、結果は「荒っぽい採点だ」述べた。

イングランド、北アイルランド、ウェールズ全体の全体的な結果は、A*およびAグレードで過去最高を示しています。

しかし、大学協会の最高責任者であるDavid Hughesは、学校評価の成績の半分以上がモデレート後に下方修正されたと多くの大学から聞いたと述べました。

引用元: BBC News
A-levels: Anger over ‘unfair’ results this year” (2020.8.13)

これはAレベルに関する記事ですが、要するに、ケンブリッジは何らかの手違いで、想定されるグレードよりも悪い成績を付けてきたということです。ジョンソン首相も怒ってます(笑)

ちなみに、この騒動に巻き込まれたのは学校など団体で試験を受けるインター生とカレッジ生のみです。ホームスクーラーや一般(すでに卒業しているが試験だけを受ける人)は、Predicted Gradeを付けるシステムがないので、11月の試験まで待機となりました。

その後、ケンブリッジはすでに発行した(1回目の)成績の無効を発表。1週間ほどして訂正された(2回目の)最終成績が発行されました。通常成績が出るのに2ヵ月かかるのに、この訂正はやたら早いな…(苦笑)

最終的には、“モックのスコアに基いて学校が出したPredicted Gradeを下回る成績は付けない”ということが約束され、我が家の長男も大学に出願した際の仮の成績と同じスコアでIGCSEの成績証明書を受け取ることができました。

前例がないことだけに迷走したのかも知れませんが、スコアが2段階も落ちたらその後の人生が変わってしまいます。

最終的には事なきを得ましたが、とんだ騒動の2020年のIGCSEでした。

Shingo
Shingo
ほんと、とんだ騒動だったね。
Kana
Kana
頼むよケンブリッジ…(苦笑)

まとめ

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次回に続く

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