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【#14】 マレーシア 留学に適した年齢ってあるの? – 我が家の義務教育と留学 –

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マレーシア への教育移住や親子留学をするにあたり、どのタイミングで留学するのがいいのか?というのは悩ましい問題です。

留学するということは、その期間の日本の義務教育を捨てるということにもなりますので、これもまた悩みのタネです。

今回は観点からお話ししたいと思います。

Kana
Kana
私たちはマレーシアに親子留学しているわけですが、逆にいうと“日本の教育を捨てる選択をした”ということですね
Shingo
Shingo
はい、僕は親として“どこでアクセルをベタ踏みするか?”ということだけを考えていたんで、義務教育のことなんて考えたこともなかったです…
Kana
Kana
そこで、今回は日本の義務教育に対する我が家の経験と私の想いについて少しお伝えしたいと思います

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【#14】 マレーシア 留学に適した年齢ってあるの? – 我が家の義務教育と留学

義務教育って何?

Kana
Kana
ちょっと堅苦しい話ですが、日本国憲法第26条には「すべて国民は、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う」と定められています

皆さんご存知のことだと思いますが、日本には義務教育の制度があり、親は子供に教育を受けさせなければならないことになっています。

文部科学省のホームページには、『我が国の義務教育制度の構造』が示されています。

教育の場所としては、必ずしも日本国内でなければならないという訳ではなくて、子供が日本で教育を受けなければならないという意味でもないようです。

つまり、義務教育期間と定められている6歳から15歳までは、“子供にどこかで何らかの教育を受けさせることが親の義務”という趣旨なんです。

義務教育の意義を考えてみる(Kana)

Kana
Kana
義務教育のことをじっくり考えることなんて全然ないですよね
Shingo
Shingo
はい、もう当たり前すぎて、日本の小学校に通ってた時なんて、敢えて考えてことなんかなかったなぁ…
Kana
Kana
義務教育の意義について、私なりの見解を少しお話ししてみたいと思います

義務教育”には単に6歳から15歳までの教育という意味以上の意義があると私は思っています。

人間の栄養はすべて口から入ってきて体が作られるように、義務教育には“人間の口”と同じような役割があると私は思っています。

つまり、人格を形成するものは教育から体に染み込んでくるのだと私は思うのです。

人間、時にはバイ菌やウイルスも体の中に入ってきます。だから強い体が必要です。

教育も同じで、教育を受けることで人格が形成され、強い心と体が鍛えられていくのだと思います。

将来子供たちが社会に出て間違ったことや偽りの情報に出くわした時、体で培われた免疫(受けた教育による価値基準)で自ら判断し、自分を正しい方向へと導くことができるようになると思うのです。

私は、子供にはいつも歳相応であって欲しいと思っていて、その時その時にすべきことをやり、それに満足できることは素晴らしいことだと思っています。

うちの息子は2人とも日本の私立小学校に6年間通いました。私立を選んだ理由は小学校生活を受験に左右されず伸び伸びと小学生らしい経験をしてほしいと思ったからですが、2人とも普通に小学校生活を送ってきました。

思い切り遊んでいい時期には思い切り遊ぶ。勉強をしなければならない時期には、それを乗り越える。小学生時代に友達と遊ぶ中で、1人より友達と一緒に遊んだほうが楽しいということに気付き、安全に遊ぶことの経験、ルールを守ることの重要性、他人に対する思いやりを培い、日本のコミュニティーの中で生きていくことを少しずつ学ぶことができたと思います。

日本の小学生時代の生活で、“やりたいこと”と“やらなければならないこと”のバランスを保つこと、優先順位をつけること、約束を守ること、困難に打ち勝つ努力をすることを学び、日本の社会、ひいては世界で生きていくことの訓練ができたと思っています。

義務教育では十分それができるので、私はこれも“栄養のある教育の1つ”であると思っています。

 マレーシア 留学に適した年齢は?

Kana
Kana
留学を教育の大切な“栄養”とするためには、ある程度のまとまった期間を予定するのが効果的だと感じます

子供がその土地に落ち着いて根を張り、自分の軸足でしっかり立てるようになるまでの時間、親も子供の成長を焦らずにじっくり待つことが必要で、そういった時間を十分に確保できる時期に留学するのがいいのではないかと私は思います。

Shingo
Shingo
たしかに1年ではほとんど成果も期待できないし、2年だとせっかく英語が身についてきたところで帰国となるともったいない気もする…
Kana
Kana
たまに、留学を希望する方から“いつ留学させるのがベストですか?”と聞かれることがあります

単身留学にしても親子留学にしても、実行するには大変な勇気と決断、それに時間とお金が必要です。これらのすべてがタイミングよく揃ってこそ実行に移せるわけですが、まず第一には、1年ではなく数年間留学期間が確保できる時期を選ぶのが子供にとって良いことだと思います。

幼少期に留学したほうがいいのか?

“幼少期に留学したほうがいいのか?”
“ある程度自分の意思で決められるようになってからのほうが良いのか?”

この疑問は、常に尽きることはありません

英語と異文化に触れ、それを身に付けるという点では、小さい時から海外に住む方が断然良いと思います。小さい時期ほど脳は柔軟で吸収が早く、抵抗なく受け入れる能力に長けています。友達を作ることも、新しい環境に馴染むことも、乗り越えるのにハードルが低く、何のフィルターも持たずに他者を受け入れて仲良くなることができるのは、幼少期の宝物です。英語に対しても苦手意識が芽生える前に飲み込めるので、ぐんぐん単語を覚えていきます。

2人のお子さんを幼稚園と小学校に同時に入れたご家族は、幼稚園のお子さんのほうが先に家の中で英語を話し始めることがよくあります。吸収力は、小学生よりも幼稚園生のほうが早いのです。

ただ、ひとつ言えるのは、小さければ小さいほど日本に帰国した後、英語を忘れるのも早いということ。なので、その後に英語を忘れないように維持するのが大変。言い方を変えれば、脳のリフレッシュが早いということですけどね(笑)

義務教育の大半を日本で受けた子供は、きちんとした話し言葉、正しい漢字が書けること、日本の歴史を知っていることは、持ってなくてはいけない能力だと思います。その上で英語が話せることをプラスできたら、それは理想だなと思います。

小学校での学校行事、PTA、中学の部活や定期テスト、親の協力が必要な時期はすべて全力でやってきました。留学を決意したタイミングでは、もう日本の学校生活に思い残すことはなかったです。

大学進学を考えた時、日本の高校に3年間通うことは、子供にとって選択肢も方法論も狭めてしまうと私は思いました。だから、私の中では、“日本の教育で捨ててもいいのは高校生活だな”と思って子供たちとの留学を決意しました。

実は、中2でオーストラリアに1年単身留学した長男よりも、中学校3年間日本で英語を学んだ次男のほうが、英語の勉強の成績は良かったんです(笑)

当然、話すことの知識は長男のほうが高いのですが、テストをやらせたら、日本語で英語を学んできた次男のほうが、頭の中での理解度と浸透度が高かったというのが我が家の現実です。義務教育、捨てたもんじゃないなと…(笑)

長男は高校生からインターナショナルスクールに通い始めて、足りないことは自分で気付いて自分で補えるようになり、それを見て親としては大きな心配をしなくてもいいのでラクでした(笑)

もう大人なので、

新しい環境に馴染めるかな?
我慢してないかな?

と注意深く見守る必要もなかったです。

もちろん様子は気にしてましたが、不都合があれば自分で言ってくる歳なので、親としても助かります。

自分の意思でこの学校に通っているという意味で自ら責任を持ってもらいたいし、必要であれば手助けはするけど、まずは自分で乗り越えてほしいというスタンスでいつも見ています。

なので、義務教育である程度自分を確立できる年齢まで日本で学ぶことは、決して悪いことではないと私は思っています。

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まとめ

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次回に続く

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