“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
このブログではマレーシアへの教育のための留学生活( 教育移住 )を中心に、マレーシアでの日常生活や新着情報を実際に生活している父の目線で発信していこうと思っております。
今回はブログ最初の記事として、我が家がマレーシアに 教育移住 したきっかけについてお話ししたいと思います。
小5で中学受験をあきらめてマレーシアでの教育移住を決めたワケ
教育移住 のきっかけ
中受を目指して小4から通い始めたサピックス
うちは中学受験を目指して、息子は小学校4年生から中学受験の塾サピックス(SAPIX)に通っていました。
中学受験をテーマにした『下克上受験』って本がベストセラーになり、テレビドラマにもなりましたよね。ご存知ですか?
中卒同士の夫婦に1人娘がいて、父が中卒であるがためにこれまでの人生を苦労したから、自分の娘にはなんとかいい大学を卒業させたいと思って、東京の女子私立中学偏差値トップの桜蔭中学を目指して必死に父が受験勉強をサポートし、最終的には桜蔭中学には受からなかったけど、偏差値2位クラスの名門校の合格を勝ち取るというノンフィクションです。
その中で主人公である父が呪文のように唱える“流路変更”という言葉があるんです。“中卒の父母であっても、娘には桜蔭中学から東大を目指して、素晴らしい人生を送ってもらいたい”という趣旨なんですけど、僕の中でもその“流路変更”という言葉がずっと心に引っ掛かっていたんです。
これに刺激を受けて、僕も“子供の人生最初の闘い”である中学受験に積極的に関与しようと思ったんです。“流路変更”、いいなと…
30年前とあまり変わっていない中高の教育現場
ところが、サピックスに通いながら進学候補となる私立中学のことを学校説明会に行ったりしながら調べていく中で、“あれ、なんか30年前の教育現場とあんまり変わっていないなぁ…”と感じる部分が多々ありました。それは御三家といわれる開成・麻布・武蔵でもそうだし、早稲田や慶應の付属中学・高校であってもそうでした。さらに偏差値50前後の学校であれば、説明会に行かなくとも想像に易しです。総じて、有名高であるほど、その“伝統”が“変革”のジャマをしているのです。
僕は区立中学・都立高校育ちの雑草系(東京は公立より私立のほうが優秀)なので、“私立中学に入学できれば流路変更を果たせる”と勝手に思い込んでいたのですが、日本の中学や高校は、私立といえども僕らの子供の頃とたいして教育のスタイルは変わってなくて、英語教育重視とさまざまな学校が声高に唱えてますが、日本の大学受験のシステムを前提とすると、結局はいまだに詰め込み型の教育が中心とならざるを得ないのです。
日本の中学高校は、英語教育といっても“ネイティブの先生が週に2時間英語の授業をやってます”とか、“夏休みに2〜3週間、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンに短期留学に行かせてます”という程度なんです。
東京では、英語教育に先進的な取り組みをしている広尾学園や三田国際学園などのインターナショナルコースに人気が集中して偏差値が急騰し、そういった人気校は、帰国子女の子たちか、一般入試では開成や桜蔭に受かるような一部の天才しか合格するチャンスはなく、やはり現実的ではないなと…
この状況を目の当たりにして、“これでは、いわゆる評判の良い私立中学に入ったとしても英語が話せるようにはならないし、息子も僕らの時代と同じような人生を歩んでいくことになってしまうんじゃないか…”という強烈な危機感が湧いてきたんです。
そして、こう思いました。
“ただ英語環境の中で子供に勉強させたいだけなのに、日本はどうしてこんなに茨の道なんだろう…”
海外での“流路変更”を思い立つ
そこでふと思ったのは、それならいっそこと日本の中学校に行くより“流路変更を海外でやろう”と思ったんです。
マレーシアにはイギリス王室のキャサリン妃が卒業したという名門ボーディングスクールのマルボロカレッジのマレーシア分校がジョホールバルに進出していたことも知ってましたし、たくさんのインターナショナルスクールがあって英語の教育を受ける機会があることに興味を持っていました。
そしたら、たまたま知人の娘さんがマレーシアのクアラルンプールにあるインターナショナルスクールに転校するという話を聞き、その学校のことを少し調べた結果、“うちもトライしてみるか!”と思い立ち、マレーシアまで旅行がてら受験しに来たんです。その旅行がまた久しぶりの海外旅行ということもあり、けっこう楽しかったんです。学校もすごく広くて設備も最新だったので、圧倒されました。
私たち親子は単純なので、この圧倒的に豪華な設備と広大なキャンパスを見て、“すごいなぁ、この学校に入りたいなぁ…”と思わず憧れちゃいました(笑)
英語ゼロでも受け入れてくれるマレーシアのインター
それで受験してみた結果、“英語力はゼロだけど、算数とIQテストは基準をクリアしてるから合格だよ”ということで受け入れてくれることになったんです。ここで初めて、算数を鍛えてくれたサピックスに感謝しました(笑)
その後、家族会議をして、息子に“どうするか自分で決めていいよ”と言ったら、彼が自分で“マレーシアに行く”と決めたので、思い切って転校することに決めました。
小5となり中学の受験勉強のさなか、海外のインターナショナルスクールに関することはほとんど調べてなかったので、情報不足だった感は否めませんが、セカンダリースクールのYear7(日本の中1のイメージ)の1学期(2018年9月)から入学するにはもう十分な時間は残されておらず、“勢いがないと決められなかった”という面もありました。
一歩踏み出すことを恐れて結局何もやらないで後で後悔するよりも、チャレンジしそれでダメなら軌道修正すればいい。その方がきっと後悔はない。
僕はそう思うので、今は思い切ってマレーシアに転校することを決めて良かったと思っています。
まとめ
国際色を強化する私立中高は、偏差値が高騰して結局入学することが困難
マレーシアには、英語力ゼロの小学5年生でも受け入れてくれるインターがある
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