マレーシア留学・教育移住の魅力

Go for it 教育移住日記のブログでは、これからマレーシアに教育移住や親子留学を目指す皆さんに有益な情報を提供することを心掛けています。ここでは、マレーシアはどういう国なのか、また、マレーシアがどうして教育移住先として人気なのかについて解説いたします。

マレーシア留学・教育移住の魅力

マレーシアという国

日本からの距離と飛行時間

東日本の主要な空港である成田国際空港と、マレーシアで最も大きな空港であるクアラルンプール国際空港との間の距離は、おおよそ5,370kmです。

引用元: Google Earth

クアラルンプールへの行き方

クアラルンプール便のフライトは、JAL、ANAの国内航空会社の他、マレーシア航空、エアアジアの直行便があります。クアラルンプールから成田に向かう場合は偏西風に乗るので約6時間、逆に、成田からクアラルンプールに向かう場合は偏西風の向かい風を受けるので約7時間かかります。

ペナンへの行き方

日本からペナン国際空港への直行便はありません。ペナン島に向かうには、クアラルンプール国際空港かシンガポールのチャンギ国際空港、またはタイ・バンコクのドンムアン国際空港を経由して行くこととなります。

イポーへの行き方

クアラルンプール国際空港から車・電車・バスの陸路でイポーに向かうか、飛行機ならシンガポール国際空港で乗り継ぎ、イポー空港の便に乗ることができます。

ジョホールバルへの行き方

日本からジョホールバルのスナイ国際空港までの直行便はありません。ジョホールバルに向かうには、クアラルンプール国際空港で乗り継ぎをするか、シンガポールのチャンギ国際空港から陸路でジョホールバルへ向かいます。実際には、クアラルンプールで乗り継ぎをするよりも、シンガポールから陸路で入ったほうが時間がかかりません。

コタキナバルへの行き方

日本からコタキナバル国際空港へは、成田空港からマレーシア航空の直行便のフライトがあり、飛行時間は約6時間です。

※2023年5月現在、運休となっています。

クチンへの行き方

日本からクチン国際空港までの直行便はありません。クチン国際空港へは、クアラルンプール国際空港かシンガポールのチャンギ国際空港を経由して、乗り継ぐ必要があります。

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概要

マレーシア(Malaysia)は、東南アジアの中央部に位置し、南のシンガポールと北のタイに挟まれたマレー半島南部とボルネオ島北部の13の州、そして首都クアラルンプール、行政首都プトラジャヤ、経済特区ラブアンの3つの連邦直轄領で構成される「自由民主主義」の「連邦立憲君主制国家」で、美しいビーチ、高原のリゾート、2つの世界文化遺産の港町(マラッカ、ジョージタウン)、希少な生物を育む熱帯雨林、世界自然遺産の東南アジア最高峰のキナバル山など、多彩な魅力を持つ「多民族・多宗教国家」です。

マレーシア基本情報

◉ 国名 : マレーシア(Malaysia)
◉ 首都 : クアラルンプール(Kuala Lumpur)
◉ 人口 : 3,258万人(2019年, マレーシア統計局)
◉ 国土面積 : 33万290㎢(日本の0.87倍)
◉ 人種民族 : マレー系(65%)、華人系(24%)、インド系(8%)、その他原住民族
◉ 宗教 : イスラム教(国教)、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など
◉ 言語 : マレー語、英語、中国語、タミール語、その他原住民族言語
◉ 通貨 : リンギット(RM)
◉ 日本との時差 : マイナス1時間(日本が正午の時、マレーシアは午前11時)
◉ 政体 : 立憲君主制
◉ 政治思想 : 自由民主主義
◉ 国家元首 : アブドゥラ・スルタン・アフマド・シャー第16代国王(2019年1月就任、任期5年、統治者会議で互選、現国王はパハン州スルタン)
◉ 議会制度 : 二院制(上院及び下院)
◉ 名目GDP : 3,647億米ドル(2019年, 対日本比7.2%)
◉ 1人当たり名目GDP : 11,415米ドル(2019年, 対日本比28.4%)
◉ 実質GDP成長率 : 4.3%(2019年)
◉ 消費者物価上昇率 : 0.7%(2019年)
◉ 失業率 : 3.3%(2019年)
◉ 携帯ネットワーク : 4Gが主流(2021年現在、一部地域で5Gがスタート)

マレーシアは10ヵ国から成る東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟しており、また旧宗主国であるイギリスとの関係が深く、イギリス連邦(Commonwealth of Nations)の加盟国の1つでもあります。

マレーシアは国境線をタイ、インドネシア、ブルネイと接しており、海を隔ててシンガポール、フィリピンと近接しています。

2019年現在、マレーシアの人口は3,258万人、首都はマレー半島の西岸中央に位置するクアラルンプールで、行政首都はクアラルンプールから少し南に位置するプトラジャヤです。

引用元: Google Map

民族構成および宗教

マレー半島の西に面するマラッカ海峡は、昔から「海のシルクロード」と呼ばれる海上交通の要衝で、貿易港として栄えた当時のマラッカ王国には、14〜15世紀の頃から中国、インド、中東そしてヨーロッパから多くの貿易商人が訪れ、定住する人たちも多くいました。このため、マレー半島には中東から伝来したイスラム文化が広く浸透していきました。

このような歴史的背景から、マレーシアは多民族・多宗教国家です。

人口構成比では、マレー系(約65%)、中華系(約24%)、インド系(約8%)の順で多く、それ以外にも昔からボルネオ島などで暮らしている原住民族もいます。

マレーシアの国教はイスラム教であり、マレー系住民を中心にムスリム(イスラム教徒)が大多数を占めています。中華系は仏教徒、インド系はヒンドゥー教徒であることがほとんどで、イギリス植民地時代の影響からキリスト教徒もいます。

多宗教国家マレーシアでは1年に渡って様々な宗教行事があり、ボーディングスクール(寄宿学校)に通っていると、学期の途中に長めのお休み期間(ハーフタームブレイク)があります。主なものでは、11月にはインド系の人たちがヒンドゥー教の女神ラクシュミーを祝うディパバリ、2月には中華系の人たちが新年を祝うチャーニーズニューイヤー(旧正月)、そして5月にはマレー系の人たちがイスラム教の断食(ラマダン)の終わりを祝うハリラヤがあります。

これらの期間はショッピングモールやレストランではお祭り雰囲気で盛り上がるので、日本人である私たちには非常に新鮮に映り、多宗教国家マレーシアを肌で感じることができます。

気候

マレーシアでは雨期と乾期がありますが、気温にあまり大きな差はなく、1年を通して常夏の国です。雨期にはスコールが降りますが、長くても数時間程度で雨は止み、1日中降り続くことということはありません。

クアラルンプール、ペナン、ジョホールバル、コタキナバルはいずれも年間を通じて平均気温が27℃前後なので、年中真夏です。東京の年間平均気温と比べると、それが一目瞭然です。

マレーシア各地と東京の年間平均気温

【雨季】

マレーシア半島の西海岸は5月~9月、マレー半島の東海岸とボルネオ島のある東マレーシアは11月~3月が雨期となります。雨季では、雨が降った後にはたまに肌寒く感じることもあります。湿度はありますが、じめっと蒸し暑い東京の梅雨時よりは過ごしやすい印象です。

【乾季】

上記の雨季以外の期間が乾季となります。高温ですが雨期より湿度が低いので、過ごしやすいと言えます。昼間は非常に暑く、夜間は25℃前後まで気温が下がるので、過ごしやすい気温です。

海の青さが際立つリゾート、レダン島

公用語および共通語

マレーシアの公用語はマレー語(Bahasa Malayu)です。

マレー語は、広義ではインドネシア語(Bahasa Indonesia)も含むので、マレーシア語(Bahasa Malaysia)として区別されることもあります。

マレーシアは多民族・多宗教国家のため、マレー人はマレー語で話しますが、中華系の人たちは中国語(北京語、広東語、福建語、客家語など)、インド系の人たちはタミール語で話します。

マレーシアはイギリスの支配が長く続いたことから、1967年までは英語が公用語として使われていました。その後も、英語は民族間の共通語の役割を担い、実生活では英語が準公用語として広く使用されています。

経済力

2019年のマレーシアの名目GDPは3,647億米ドルで、対日本比で7.2%の規模のため、マレーシア単国としての経済規模は大きくありませんが、2019年の実質GDP成長率は4.3%で、他のASEANの国と同様に近年は順調に経済成長を果たしています。

マレーシアはASEANの中心部に位置し、地の利があること、そして東南アジアの中では政治が安定して治安も良いことから、ソニーやデンソーをはじめとする多くの日本の製造業がマレーシアに進出し生産拠点を設けています。

2019年のマレーシアの1人当たり名目GDPは11,415米ドル(対日本比28.4%)で、だいたい日本の3分の1程度ということになります。このデータから、マレーシアの物価や生活費が日本の3分の1程度となることも頷けます。

コロナ禍前のマレーシアの失業率は3.3%(2019年)とのことなので、順調に拡大してきた経済を背景として、失業者が非常に少ない健全な社会であることが分かります。

マレーシアの最大の貿易相手国は中国です。次いでシンガポール、アメリカ、EUの順となっており、日本は第5位の貿易相手国となっています。

引用元: 外務省『目で見るASEAN – ASEAN経済統計基礎資料 –』令和2年8月

携帯キャリア(ネットワーク)

マレーシアでは、CelcomMaxisDiGiU Mobileの4社が携帯通信サービスを提供しています。

Celcom、Maxis、DiGiの3社のネットワークはマレーシア全土をカバーしています。U Mobileは提供地域が一部限定されますが、他キャリアとの国内ローミングによってマレーシア全土で携帯電話サービスを利用することが可能です。

マレーシアの4つの携帯キャリアは、すべて4Gサービスを提供しています。また、クアラルンプールの都心などの一部のエリアでは、5Gサービスも提供開始しています。

地域によってはどのキャリアが繋がりやすいかは多少の違いがあるものの、普段の生活で携帯を利用していても、田舎の地域を含むほとんどのエリアで4Gの電波を捉えており、快適にモバイルインターネットを利用することが可能です。

ちなみに、2019年のマレーシアの携帯キャリアの市場シェアを見ると、第1位Digi、第2位Maxis、第3位Celcom、そして第4位がU Mobileとなっています。

引用元: Statista
Market share of mobile subscribers in Malaysia in 2019” 2021.4.7

SIMフリーのスマートフォンを日本から持ち込めば、クアラルンプール国際空港などの携帯ショップで簡単にプリペイドSIMを購入することができ、その場ですぐに利用し始めることが可能です。

料金は日本と比較すると格安で、例えばCelcomで人気のある「Monthly Unlimited Internet & Calls」というプランの場合、1ヵ月のプリペイドプランで、速度3Mbps、データ量無制限(Unlimited)、テザリング3GBまで、通話無制限で35RM(=945円*)という料金です。

*1RM=27円で計算

親日の国

1981年、第1次政権時代のマハティール首相は、イギリスなど西欧諸国が欧米市場と比べて東南アジア諸国に貿易等で製品を高く売る政策を推し進めていたことを良しとせず、イギリスとの関係が緊張したことを契機に、見習うべきは西欧の個人主義などの価値観ではなく、東アジアの中で近代工業化を果たし目覚ましい発展を遂げた日本の集団主義や勤勉さなどの労働倫理であるとして、マレーシアも工業国として日本のように成長発展しようという「ルックイースト政策(Look East Policy)」を推進しました。

この政策を長期的に推し進めてきたマハティール政権により、マレーシアはASEANの中でも特に工業化を果たして大きく発展してきました。

マハティール前首相

引用元: Wikipedia “Mahathir bin Mohamad

ルックイースト政策によってマレーシア国内では1980年代から日本に対する関心が高まり、現在に至るまでルックイーストの精神が国民に広く浸透していることから、今日でもマレーシアは大の親日国家で、実際に生活していても、マレーシア人で“日本が嫌い”という人を見たことがないほどです。

また、日本企業、日本車、日本の電化製品、日本食に対する評価も高く、マレーシア人の日本製品に対する信頼性は非常に高いと言えます。

マレーシアでは各地で日本のスーパーであるAEONを見かけ、AEONでは日本の商品が販売されています。そしてAEONモールの中には、ダイソーやユニクロなどのジャパンブランドのお店があるほか、日本のパン屋、ラーメン店、日本食レストランも多数あります。

クアラルンプールの都心には伊勢丹やドンキホーテ(Don Don Donki)も進出し、日本の食材が豊富に品揃えされていることから、日本人客のみならずローカルのマレーシア人にも広く利用されています。

治安の良さ

「治安が良いのか?悪いのか?」に関しては、豪シドニーに本部がある国際シンクタンクの経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)が毎年公表されている「世界平和度指数(GPI: Global Peace Index)」が世界的な指標とされおり、国と地域の平和の相対的な位置(順位)を測定しています。

治安の良し悪しは、犯罪数が少ないこと、機能した政府によって統治されている状態、犯罪や事件による混乱が招かれておらず心理的安全性が保たれている状態、などの条件を満たしていることと定義されています。

2021年のGPIによると、マレーシアは平和と治安の度合いで世界23位、アジアの中では、ニュージーランド、シンガポール、日本、オーストラリアに次いで5位にランクされ、台湾よりも上位にランクされています。

引用元: VISION OF HUMANITY “Global Peace Index 2021

実際、マレーシアで生活していてもとりわけ危険を感じる機会はほとんどなく、日本人にとっては安心して暮らせる生活しやすい国であることを実感します

海外移住先の国として人気No.1

一般財団法人ロングステイ財団より2020年12月2日に発表された資料によると、2019年の日本人ロングステイ希望国としてマレーシアが14年連続で第1位となりました。

2011年以降、第1位マレーシア、第2位タイ、第3位ハワイという順位に変動がないので、この3ヵ国・地域は海外移住先として日本人に安定した人気があるのでしょう。

一般財団法人日本ロングステイ財団
ロングステイ希望国・地域2019 トップ10を発表(PDF)” 2020.12.2

マレーシアが人気となっている最大の要因は、主にリタイアメントシニアに向けたMM2Hという10年間有効のロングステイビザがあることが大きな要因だと考えられますが、その他にも、温暖な気候、美しいビーチ、日本からの距離の近さ、日本との時差の少なさ(マイナス1時間)、治安の良さ、食事の美味しさ、生活費の安さ、そして医療の面で比較的不安が少ないこと大きな要因だと考えられます。

MM2Hは50歳以下の年齢でも取得可能であるため、教育移住を目指す若い世帯のご家族も、MM2Hを取得してマレーシアのインターナショナルスクールに教育目的で移住しています。

※2021年6月現在、マレーシア政府はMM2Hビザの新規申請受付を停止していますのでご注意ください。

マレーシア留学・教育移住の魅力

世界文化遺産マラッカ

保護者ビザが取れる数少ない国

日本人が観光目的でマレーシアに入国するには、特に何も申請する必要がない90日まで滞在が許可される観光ビザが自動で付帯されます。

教育移住の場合、滞在が90日を超えるのでビザが必要ですが、マレーシアのインターナショナルスクールに留学する場合、子供に対して学生ビザ(Student Pass)が発行され、現地で子供の世話をする親には、保護者1人に対して保護者ビザ(Social Pass)を申請することができるので、保護者ビザを取得することで母子(父子)留学を実現することが可能となります

学校は、子供が入学した後に入国管理局に対して学生ビザの申請を行います。保護者にもビザが必要となりますので保護者ビザを申請することとなりますが、その申請を学校が代行してくれる場合もあれば、自分で申請をしなければならない場合もあり、学校によって異なります。

ビザの申請から発給までは早くても1ヵ月ほどの時間がかかりますので、事前に抜け漏れのないよう必要書類を揃えておくことが肝要です。

保護者ビザは子供の学生ビザに付帯する形で親1名に対してのみ発行されますが、マレーシアのイミグレーション(入国管理局)は州ごとにあり、それぞれ若干ルールが異なるので注意が必要です。例えば、コタキナバルのあるサバ州の場合、父親では保護者ビザ認められていないため、父子留学はできません(母子留学は可)。

保護者ビザは子供の学生ビザに付帯する形で発行されますので、その有効期限は子供の学生ビザの有効期限と同じ日までという扱いとなります。

なお、親が長期滞在ビザであるMM2H(Malaysia My Second Home)を保有している場合、家族全員をカバーできます。また、親が現地駐在員として働いている場合は就労ビザ(Employment Pass)を保有することになりますので、その配偶者と子供には扶養家族ビザが発給されます。

International School of Kuala Lumpur(ISKL)など一部の学校では、入学の前提として親の就労ビザもしくはMM2H保有者であることを求めており、学生ビザおよび保護者ビザでは入学できません。学校選びの際は、必ず事前にビザの申請が可能かどうかを確認する必要があります。

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便利な生活環境

マレーシアは東南アジアでもシンガポールに次ぐ優等生だと言われていますが、実際に生活していると、その生活水準も優等生であると感じます。

街中にはクオリティの高い商品を多く品揃えしている地元スーパーがあり、日本の商品や食材もほどほどに棚に並んでいるため、生活に困ることはありません。

また、マレーシアには多くの日系企業が進出しており、スーパーのAEONはあらゆる地域に出店しているほか、ダイソー、ユニクロ、吉野家、はなまるうどん、モーモーパラダイス(しゃぶしゃぶ・すき焼き)などのチェーン店や、日本人経営者がマレーシアに進出し出店しているラーメン店、寿司屋、鰻屋、居酒屋も多く、都心に行けば駐在の方々がよく利用する日本式のスナックやカラオケバーもあります。

学習面では、幼稚園や小学校からインター校に入学した場合、国語(日本語)と算数の勉強を少し心配するご家庭では、お子さんを公文に通わせているケースを見かけます。(2021年6月現在、公文で国語が習えるのはモントキアラ校のみ)

その他にも、日本人の子供に向けたサッカー教室、プログラミング教室、帰国生受験塾など、教育メニューには事欠きません。

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安価な生活費

マレーシアは日本と比べて全体的に物価が安いので、贅沢をせずにローカルのものを食べて過ごしていれば、生活費は日本の3分の1程度で済むと言われています。

でも実際には、日本人は日本の食材を買い、日本食レストランで食事もしますので、生活費は日本の6〜7掛くらいになることが一般的です。

ここで、1つのモデルケースで毎月の生活費のイメージをお伝えします。

生活費モデルケース(母子留学、3LDK)
費目 RM 日本円*
家賃(3LDK) 3,000RM 81,000円
食費・酒代・雑貨代 2,000RM 54,000円
外食費・交際費 500RM 13,500円
通信費(携帯・インターネット) 135RM 3,645円
電気代 200RM 5,400円
ガス代 50RM 1,350円
水道代 40RM 1,080円
交通費(駐車代・ガソリン代) 300RM 8,100円
衣料品費 200RM 5,400円
合計 6,425RM 173,475円

*1RM=27円で計算

家賃3,000RM(81,000円)は都心の3LDKの平均的な家賃を想定していますので、郊外に住めば2,000RM(54,000円)からそれ以下の家も見つけることができます。

食費はお酒代を含めていますので、お酒を飲まないお母さんであれば1,000RM(27,000円)程度の支出に抑えることも十分可能ですが、多くのお母さんは自宅でほとほどに飲まれてます。

ガソリン代は子供の通学の送り迎えの距離によって大きく変動しますが、マレーシアでは普通乗用車で1回あたりの満タン給油が75RM(2,025円)前後なので、日本のガソリン代と比べたら格安です。

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【#89】コロナ後にミニマイズしたマレーシアでの 生活費 と学費を合わせた毎月のランニングコストは?“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 今回は、コロナパンデミックによるロッ...

世界的にも稀なインター校のタイプの多様性

文部科学省のHPによると、日本国内で一般的に“インターナショナルスクール”と認知されている学校は、日本インターナショナルスクール協議会に加盟している26校とのことです。

一方のマレーシアは、日本より少し小さい面積の国に人口はだいたい日本の4分の1ほど。私たちのまとめによると、インターナショナルスクールはクアラルンプールだけで58校、ペナン、ジョホールバル、コタキナバルを合わせた主要4エリア合計で85校もあります。ここに含まれないインター校も合わせると、“インターナショナルスクール”と称する学校はもっとたくさんあります。つまり、日本と比較してマレーシアにはインターナショナルスクールが圧倒的に多いのです。

こう考えると、マレーシアでの教育移住を目指してインターナショナルスクールを選ぶ際、かなり幅広い学校の中から希望する条件に見合った学校を選ぶことができます。予定する住まいから通学できる範囲内でも、きっと複数の学校を選択肢とすることができるでしょう。

加えて、カリキュラムもイギリス式、アメリカ式、オーストラリア式、カナダ式、国際バカロレア(IB)というラインナップが揃っており、世界中見渡してもここまで多くの選択肢がある国は多くありません

さらには、設備が立派で整った学校、生活至便な立地にある学校、伝統のある学校、イギリスの学校の分校、寮のある学校、日本人生徒の多い学校、日本人生徒の少ない学校など、特色やタイプは実に様々です。

マレーシアの数あるインターナショナルスクールの中から、我が子に適した学校はきっと見つかります。

各カリキュラムの詳細については、「インターナショナルスクール留学ガイド」のページをご覧ください。

保存版!マレーシア・インターナショナルスクール留学ガイド(本記事は、2023年5月23日に最新情報に更新いたしました。) Go for it 教育移住日記のブログでは、これからマレーシア...

十分手が届く安い学費

マレーシアのインターナショナルスクールは、学費の高い学校から安い学校まで様々です。

私たちが集計した小学校1年(Year1)の年間の学費を見ると、最も高い学校の学費は230万円、最も安い学校では30万円と、実に200万円の差があります。

クアラルンプールの都心には人気のエリアで学費高めのハイプレステージの学校が多くあり、このタイプの学校は欧米人の先生の割合も高く、そのため、どちらかというと欧米系の教育を好む富裕層や、日本人駐在員のご家庭などのお子さんが多くなります。

都心から少し離れると、単身留学できるボーディンススクール(寄宿学校)が各地に点在しています。ボーディングスクールは、広大なキャンパスにグランド、体育館、全校集会ができる規模のオーディトリアム(集会ホール, 講堂)などの立派な施設を備える学校が多く、そのため学校の規模は比較的大きめとなり、学費も比較的高めの傾向にあります。

一方、最近ではマレーシアの地元のローカルの学校がインターナショナルスクールを併設するケースが増えており、このタイプの学校はマレーシア人の先生の割合が高く、欧米人の先生は少ない傾向にありますが、その分学費はかなり安めです。それでもインターナショナルスクールなわけですから、その価値は十分高いと言えます。

なお、小学校1年生(Year1)および中学校1年生(Year7)の学費については、以下の記事でランキング形式でまとめていますので、ご参考までにご覧いただければと思います。

【学費ランキング】Year1編(小学1年) マレーシア インターナショナルスクール 主要4エリア全81校“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 今回は、過去にまとめたマレーシア主要...
【学費ランキング】Year7編(中学1年) マレーシア インターナショナルスクール 主要4エリア全81校“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 前回の記事でマレーシア主要4エリア(...

入学ハードルの低さ

マレーシアのインターナショナルスクールに、偏差値はありません

偏差値という指標がないので、保護者の皆さんは“うちの子は入れるの?入学試験で落とされる?”と不安になるものですが、実際インターナショナルスクールの入学試験は、落とすための試験ではないように感じます。

ペーパーテストも実施されますが、各自のレベルを測るための試験という意味合いが強く、なぜなら順当な学年に入るのにその時点で英語力が見合わなければ、1つ下の学年に入るという選択もできるのです。

入学する学年はテストや面談の結果を見て学校が判断しますが、保護者の希望で入学する学年を1つ下げたいと希望を伝えれば、学校はそれを考慮してくれます。

こうして学校は、たいていの場合なんとかして生徒を受け入れてくれるのです
(中には、順当な学年に見合う英語力がない場合、門前払いの学校もあります)

入学のタイミングも、必ずしも新年度の1学期からでなければならないということもなく、学年の途中の2学期や3学期の頭、そして学期の途中での入学でも柔軟に対応してくれる学校も多く、入学したいという強い意思があれば学校はウェルカムです。要するに、大切なのは本人(お子さんが小さい場合は親)の意気込みです。

インターナショナルスクールが新しい生徒の入学を受け入れる時に重視するのは、“この子はどんなことを考えているのか?自分の意見を言葉にして人に伝えることができるのか?”という面です。

そのため入学試験には、“正しい英語で話せるか?”ではなく、“何をどのくらい伝えられるのか?”ということを知るためのインタビューが設けられています。

学校側としても、受け入れる生徒には多国籍・多民族のインターナショナルスクールの中で自らを主張できるよう育ってもらいたいという想いが背景にあるからです。

転校・編入の柔軟性

マレーシアに教育移住して学校の入学する際、移住生活を継続していくために無理のない学費の学校を選ぶことも重要です。

学費が高い学校だからといって必ずしも良い学校とは限りません。“うちの子に合うか?合わないか?”という観点が重要です。

また、“子供が何人いるのか?移住して車を持つのか?車を持たない場合はスクールバスはあるか?スクールバスの停まるエリアに気に入った住居があるか?など、いろいろ考慮しなければならない要素があり、さらにはどの教育カリキュラムを選択するかも事前にある程度の知識を持って選べるようにしておくことも重要です。

そして、マレーシアのインターナショナルスクールはそれほど入学金は高くありません。日本の学校と比べると、その安さに驚きます。それなら、外国で学校を選ぶという人生の大きな岐路に立つ我が子のために、もし学校が合わなかったら“やり直しても良いんじゃない?”と多くのご家庭の親御さんは柔軟に考えています。

初めての学校で何らかの理由で継続できない問題があっても、学校を変えてもう1回やってみるくらいの気持ちでいたほうが、長い留学生活をリラックスして挑めるのではないかと思うのです。

転校は、決して珍しいことではありません。転校しようと思ったら、転校先の学校はいくらでもあるのです。

このように、数多くある学校の中から希望の条件に見合った学校がきっと見つかるのも、マレーシアならではの多様性だと言えます。

EAL(英語補講クラス)での英語力底上げサポート

マレーシアのインターナショナルスクールに入学する際、その時点での英語力はあまり重視されないものの、入学してからは英語が話せる子たちにキャッチアップしてく必要があります。

小学校までは英語力はそれほど大きな問題にはなりませんが、中学校に入ると学習レベルがグンと上がりますので、とにかく英語力を上げないと、数学、理科、歴史、地理といった授業に付いていけなくなる心配があります。

そのため、多くのインターナショナルスクールでは、英語力がまだ十分でない生徒に向けてEAL(English as an Additional Language)またはESL(English as a Second Language)という英語補講クラスを用意しており、通常の授業の代わりにEALを受講させて留学生の英語力の底上げをサポートしています。

EALクラスは歴史や地理など本来の授業を削って授業のコマを確保しているので、できるだけ早くEALを卒業してメインストリームの子たちに合流する努力が必要です。Year8くらいまでは本人だけ努力することが難しい場合もあるので、できれば親御さんが夜の時間や夏休みなどを利用してサポートしてあげるのがベターです。

EALを修了する基準は学校によりマチマチで、例えば、英検2級合格レベルでEALクラスを卒業できる学校もあれば、英検準1級レベル修了をEAL卒業要件とする学校もあります。

英検準1級レベルは日本の大学受験レベルを少し超えるレベルなので、かなり英語力がある生徒でもEALをなかなか抜けられないというケースもよく見かけますが、いずれにしても早くEALを卒業できるよう、親としてもお子さんをしっかりサポートしてあげてほしいと思います。

なお、EALは別料金としてチャージされる学校もありますが、多くの学校では通常の学費の中に含まれています。

【#35】 英語力 ゼロだった小学5年生が留学して2年、 英語力 はどこまで伸びた?(目標はケンブリッジ英検 B1 PET 合格)“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。 マレーシアに教育移住した時に 英語力 はゼロ...

中国語など英語以外の語学習得の機会

マレーシアの多くのインターナショナルスクールでは第2外国語の授業があり、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語などを選択することができます。

マレーシアには中華系マレーシア人も多く、実際、インターナショナルスクールに通っているのは中華系富裕層の子供である場合も多く、学校の中では中華系生徒同士が中国語で会話していることもよく見かけます。

このような環境で中国語も学習していれば、実際に中国語を話す機会も自ら作ることができので、マレーシアは中国語の習得と上達のチャンスも十分ある環境と言えるでしょう。

なお、子供たちの世代がグローバル社会で生きていくには中国語はもはや無視できない時代なので、マレーシアの中華系の学校に留学し、英語も中国語も学びたいというご要望をたまにお聞きします。

そういった学校もマレーシアにはありますので、いずれブログの記事でご紹介できればと思います。

マレーシアの大学は英豪米加の大学の学位取得への近道

マレーシアの私立大学には、デュアルディグリープログラム、ツイニングプログラム、海外大編入プログラムなど、海外の有力大学との提携プログラムが豊富に用意されています。

この海外大学提携プログラムは、日本の高校生にはまだそれほど注目されていませんが、実はすごい威力のある裏技なのです。

どういう裏技なのかというと、例えば、サンウェイ大学に入学するけれどもサンウェイ大学の学位と共に英国ランカスター大学の学位が取得することができるデュアルディグリープログラムであったり、テイラーズ大学に入学して1年目はマレーシアで学ぶけれども2年目と3年目は提携先の英国や豪州の大学の現地キャンパスで学びその学位は英国レディング大学や豪州のクイーンズランド大学であるというツイニングプログラムであったりと、実にマジックのような学位取得プログラムなのです。

海外大学提携プログラムを修了して学位を取得することで、例えば、世界大学ランキング上位の英国大学卒という肩書きでグローバル雇用・グローバル賃金を得るチャンスが出てきます。

こういった豊富な選択肢は、日本の大学でもほとんど見かけないマレーシアの大学ならではの大きなメリットなので、インター校を卒業した後の選択肢として、マレーシアの大学も大きな魅力があるのです。

日本人学校で義務教育を学びながら英会話を学ぶ選択肢も

マレーシアには、クアラルンプール日本人学校、ペナン日本人学校、ジョホール日本人学校、コタキナバル日本人学校の4つの日本人学校があります。

クアラルンプールとペナン、そしてジョホールの日本人学校は学生ビザと保護者ビザの発給をしていないことから、母子留学ができず、MM2Hか就労ビザを持つ駐在員のお子さんであることが必要ですが、コタキナバル日本人学校だけは学生ビザと保護者ビザを発給してくれるので、駐在員の子女でなくても入学できる唯一の日本人学校なのです。

コタキナバル日本人学校については、これまでいくつかの記事でその魅力をお伝えしてきましたが、日本の義務教育を日本語で行う授業だけれども、少人数制で英会話の授業もあるので、英語力も意外と身に付く希少な学校です。

コタキナバル日本人学校は、❶母子留学可能、❷海外で生活経験と異文化交流、❸日本語での義務教育、❹先生と生徒の距離が近く手厚い少人数制クラス、❺英会話とマレー語会話の学習の機会、❻帰国生受験資格と校長推薦の可能性、❼インター校への転校の可能性というまさに一石七鳥のメリットがあるので、“隠れた価値のある留学の形”と言ってもいいでしょう。

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