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【連載7】マレーシアへの 教育移住 、ゴールをどこに設定しますか?

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親子で 教育移住 を考えた時、そのゴールをどこに定めるのか?帰国をいつにするのか?どんな選択肢があるのか?ということについては、事前に考えておくことが重要です。

なぜなら、ゴールをどこに設定するかで、カリキュラムの重要度や進学の選択肢が変わってくるかです。

今回の記事では、各年代の受験のタイミング別にまとめてみました。

Shingo
Shingo
常に悩ましい問題ですよね。
Kana
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はい。今回は私なりの考えをまとめてみました。

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【連載8】マレーシアへの 教育移住 、我が家の目指すゴールとマレーシアならではの教育移住の醍醐味とは?“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 今回は、 教育移住 や母子留学を決意...

【連載7】マレーシアへの 教育移住 、ゴールをどこに設定しますか?

 教育移住 のゴールとは?

Kana
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子供にとっての教育移住には、どのようなゴールはあるのでしょうか?

マレーシアに教育移住中の子供にとって、帰国のタイミングと帰国後の進路については千差万別です。

何をゴールとするかはそれぞれのご家庭の目標によると思いますが、駐在ではない私たちのような母子留学や父子留学での教育移住者は、自分でゴールを決めることができます。というより、自分で決めなければなりません。

教育移住という言葉の通り、私たちの移住の目的は子供の教育です。ですが、実際は親である私たちも移住中に出くわすさまざまなことから勉強になることがたくさんあり、私自身は“私のための教育移住なのでは?”と思うこともあります(笑)

異国の地マレーシアで生活の基盤を作り、子供に教育機会を与えながら心身ともに健康を保ち安定した生活を送ることは、他でもなく親御さんの尽力の賜物だと思います。

我が家では、子供にどれだけ伝わっているか分かりませんが、私なりにたくさんの努力がありました。とはいえ、今まで持てなかった時間が持てたり、異文化に触れることで私自身の教養が広がったのも事実で、これまでの決断やマレーシアでの生活には大満足しています。

我が家の場合、教育移住を始めたのは長男が高校一年生になるタイミングでした。教育移住というと子供が小さいうちから海外で学ぶことがイメージされやすいですが、我が家は遅めの高校生という時期でした。

移住するにはご家庭ごとにタイミングが違うので、いつがベストとは言い切れませんが、我が家の場合は大学進学から就職までにポイントを置いているので、これはこれで我が家のベストタイミングだと思っています。

帰国生受験という選択肢

Kana
Kana
では、マレーシアで教育を受けた後、子供たちの進路としてはどのような選択肢があるのでしょうか?

小学生の時から留学を始めた子にとっては、実に3回も帰国生としての受験の機会があります。図にしてみると、こんな感じです。

中学受験で日本に帰国

お子さんが小学生のうちから海外で学んだ場合、最初の分岐点は中学受験です。

中学入学のタイミングで日本に本帰国して日本の中学に進学する場合、私立中学を帰国生受験することは、これまでの海外の経験を大いに生かせる選択肢かと思います。

私立中学の帰国生枠は、英語だけで受験ができるなど帰国子女としての利点を高く評価してもらえます。

海外の日本人学校で学んだ生徒は、英語だけでの受験は難しいこともあります。逆に海外インター生にとっては、同世代の子と比べて英語力を修得していなければなりません。また、入学後は全て日本語での授業になる学校も多いので、授業にキャッチアップできるだけの日本語力もキープする努力を続けていかなければなりません。ただ、悲しいのは、中学校に入学していったん日本語だけの授業にどっぷり浸り英語を使わなくなると、英語力はどんどん抜けていってしまいます(泣)

一方、近年英語で授業を提供するプログラムを設けている学校もあるので、入学後どのように英語の勉強を続けていくのかを考慮した上での学校選びがポイントになります。

例えば中学受験では、海外子女向けオンライン家庭教師EDUBALのブログ記事『帰国子女枠中学受験の学校情報・入試対策方法』によると、帰国子女受験が可能な中学校が数多くあることが分かります。

公立中学を選ぶ場合、帰国後に住居を構える学区の中学校、または、自由選択制を採用している地域の場合は区内のいずれかの中学校に入試なしで進むことになります。

公立中学に進学すると、帰国子女であることは大きく評価されず、日本の教育カリキュラムに沿った勉強で評価されるため、英語の成績だけが「5」で、それ以外の科目は…という現実に直面することもあるかと思います。英語なら問題を解く能力はあっても、日本語の問題が十分に理解できなくて回答できず苦しむということもあるようです。

そして、3年後には日本で学んできた同世代の子と同じように高校受験に臨まなければならないので、中学3年間でしっかり勉強して日本の教育カリキュラムを習得する必要があります。

高校受験を回避するなら、都立や区立で近年増えている中高一貫6年制学校を受験するという選択肢もあります。中高一貫6年制の学校では、入学決定に当たって帰国子女の英語力を評価してくれたり、帰国子女のために別枠の入学資格を設ける学校もあり、また一貫校なので高校受験がないというメリットも大きいです。

ちなみに、中1で帰国してから帰国生受験で高校受験できるか否かについては、一般的に高校受験で定められる「帰国子女」の定義は「帰国後1〜3年以内」とされていることが多いので、その可能性は極めて低いと言えます。

高校受験で日本に帰国

高校入学のタイミングで本帰国する場合、公立高校か私立高校を帰国生として受験することになります。

東京都教育委員会によると、都立高校で帰国生枠を設けている学校は、2020年度では、三田高校竹早高校日野台高校、そして国際高校の4校のみ。狭き門ですが、倍率が高くないので、もしかしたら狙い目といえば狙い目なのかもしれません。

都立高校の海外帰国生徒枠は、9月入学の編入試験も実施しています。会社の事情でどうしても中途半端なタイミングで帰国せざるを得ないご家庭のために、公立の高校では1年や2年時の編入を受け入れてくれる学校があります。2020年度は都立高校は上記4校で9月入学の海外帰国生の編入学を募集していますが、国立では学芸大学附属国際中等教育学校(練馬区)などがあります。

帰国生受験の注意点

私立の中学校や高校を受験する場合、実は教育移住者にとっては少し注意が必要です。

中学受験や高校受験における“帰国子女”とは、保護者の海外在留に伴う海外在住期間が1年以上と定める学校も多いのです。出願には保護者の海外在勤証明が必要で、私たちのような教育移住者が該当しない場合があります

例えば以下のように、青山学院高等部では帰国生の出願資格として母子留学を認めないとの記載があります。

引用元: 青山学院高等部 “2021年度帰国生入試要項

教育移住がここまで増えている昨今、“そんなことをいうなんて…”とも思いますが、日本では帰国子女というのは親の仕事で海外で学んだ子供との理解がまだまだ多いようです。

もちろん母子留学の帰国生を受け入れてくれる学校もありますので、慎重に学校の受験資格を確認することが重要です。

コタキナバル日本人学校卒という裏技

Kana
Kana
ここで裏技を1つ。

その裏技とは、コタキナバル日本人学校を卒業しての中学や高校の帰国生受験です。

通常、日本人学校の入学は駐在赴任が前提となり、母子留学や父子留学の教育移住の場合は入学資格がありませんが、コタキナバル日本人学校は駐在員の子女じゃなくても入学できる唯一の日本人学校なのです。

文科省のHPを見ると、日本人学校は以下のように扱われています。

日本人学校は、文部科学大臣から、国内の小学校、中学校、若しくは高等学校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けており、日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部*卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。

引用元: 文部科学省 “在外教育施設の概要

*高等部があるのは上海日本人学校のみ

日本人学校の生徒は、日本の中学や高校に帰国生受験することが認められています。これは、日本人学校が原則海外駐在員の子女の通う学校という定義のもと認められているのです。

さらに、日本人学校は日本の学校としての認可を受けていますので、成績や生活態度が優秀と認められた生徒は学校長推薦をもらっての受験が可能で、毎年、コタキナバル日本人学校から学校長推薦をもらった生徒が東京などの有名私立中学・高校の帰国生受験で合格しています。

コタキナバル 日本人学校
http://www.sabah.edu.my/kjs/

【#17】母子留学できる唯一の日本人学校、 コタキナバル日本人学校 (前編)“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。 マレーシアには4つの日本人学校がありますが、...
【#18】母子留学できる唯一の日本人学校、 コタキナバル日本人学校 (後編)“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。 今回は、母子留学で入学可能な日本人学校である...
Kana
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日本人学校は日本語の授業だけど、少人数制だし、英会話の授業もあるから、英語力も意外と身に付くんです。
Shingo
Shingo
母子留学可、海外経験、日本語教育、少人数制、英語力、帰国生受験資格、校長推薦の可能性、そしてインター校への転校の可能性、一石八鳥とはなんともすごい!!

大学受験で日本に帰国

大学進学で日本に本帰国、帰国生受験となると、大学受験資格を得るための勉強は決してラクではありません。イギリス式インター校卒の生徒が日本の大学を志望する場合、インター校を卒業しただけでは大学の受験資格がないからです

保存版!ケンブリッジ式 Pre-University プログラム「 Aレベル 」とは何か?“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 日本人にはほとんど馴染みがなく、でも...

上記の記事でも触れましたが、例えばイギリス式インター校の場合、高校の卒業資格となるIGCSE修了では日本の大学の受験資格がなく、その先のPre-UniversityプログラムであるAレベルや国際バカロレア(IBDP)を修了して受験資格を満たす必要があります。これは、日本の大学すべて同じ基準となっています。

マレーシアの大学に進学するという選択

Kana
Kana
でも、進学先は日本だけではないですよね。

せっかくインター校で高校生まで学んでいる子供の多くは、“今さら日本の大学で日本語の講義を受けるのはちょっと厳しいかな…”と考える子も多くいます。

英語だけの講義を提供する大学もありますが、今日ではまだその選択肢は多くありません。学部が限られていたり、英語の講義がごく一部だったりします。それ故に、日本の大学に拘らない、むしろこのまま海外の大学に進学したいと考える子供も多いのです。

マレーシアにある大学を分類すると、大きく3つに分けられます。

マレーシアの大学3つの分類

  • マレーシアの国立大学
  • マレーシアの私立大学
  • マレーシアにある海外大学のマレーシア校

マレーシア国内の大学ランキングを見ると、上位を国立大学が占めます。マレーシアのランキング1位の最高学府は、国立マラヤ大学です。日本で例えれば、東大の位置付けの大学です。

でも、マレーシアのインター校で学んだ子供にとって、マレーシアの国立大学に進学するのはちょっと難しいのです。なぜなら、政府の方針で国立大学の入学にはマレー人を優先している政策をとっているため、外国人の入学枠は狭き門であることと、講義の多くはマレー語で行われていることが理由として挙げられます。

私立大学の場合は英語で講義を提供する学校が多く、これはインター生にとって大きく門戸が開かれています。コンピュータサイエンスやアカウンティングなどの専門的な技術やスキルが身につく学部、ホテル向けのホスピタリティ学科などユニークなカリキュラムを提供する大学も多く、その先の就職を考えてもマレーシアの大学の専攻はかなり充実しています。

そして、マレーシアならではなのが、海外大学のマレーシア校という選択肢です。マレーシアには、イギリスやオーストラリアに本校を持つ大学(その多くは名門大学)の海外分校としてマレーシアにキャンパスを持つ大学が10校もあります。

この海外分校型大学の大きな特長は、マレーシアにいながら本校と同じカリキュラムでの教育が受けられること。しかもマレーシア料金の学費なので、本校と比べると半額から3分の1程度です。学位も本校を卒業するのと同じ学位を取得することができ、成績が足りていれば交換制度で本校キャンパスに留学することも可能です。その留学中の学費は、マレーシア校に納める学費からまかなわれます。クアラルンプールにあるこのタイプの代表的な大学は、モナッシュ大学(豪)、ノッティンガム大学(英)、厦門大学(中)です。

マレーシアのインター校からマレーシアの大学を目指す場合、必ずしもAレベルや国際バカロレア(IBDP)を修了する必要がなく、高校卒業資格であるIGCSEを修了した後、大学直属(もしくは外部のカレッジ)のファウンデーションコースに進学し、その後に大学の本科を目指すという道もあります。

一般的に大学はいくつかある世界ランキングでその教育水準が評価されていますが、マレーシアの大学とマレーシアにある海外大学の本校のランキングの高さには驚かされます。

Kana
Kana
マレーシアの大学に関しては、後日また詳しく記事にしたいと思います。
Shingo
Shingo
楽しみにしてま〜す!
【連載8】マレーシアへの 教育移住 、我が家の目指すゴールとマレーシアならではの教育移住の醍醐味とは?“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。 今回は、 教育移住 や母子留学を決意...

まとめ

Kana
Kana
教育移住のゴールを日本への本帰国とした場合、今回ご紹介したようなパターンが考えられます。

我が家の場合、長男はすでにマレーシアのインター校を卒業し、マレーシアの私立大学に進学しています。次男は現在イギリス式インター校のYear11なので、進学先をどうするか吟味中です。2人とも、日本に帰る選択肢を考えていません。我が家の教育移住をきっかけにしたマレーシアライフは、意外と長くお世話になることになりそうです(笑)

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次回に続く

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