“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。
コタキナバルのインター校を卒業してからクアラルンプールの大学に入学した長男ですが、長男の気になる新生活スタートにかかった費用の実例をレポートいたします。
最近注目されつつある マレーシアの大学 ですが、日本で地方から東京や大阪の大学に入学して一人暮らしをするのと比べるとコストはかなり安いんです。

【#63】今注目の マレーシアの大学 留学!そのコストは?(後編) – 大学新生活スタートにかかるお金
長男はいよいよクアラルンプールの大学へ
私の長男は2020年6月にマレーシアのコタキナバルのケンブリッジ式インターナショナルスクールを卒業し、同年9月にクアラルンプールにある私立大学に入学しました。
マレーシアの大学はIntake(入学)が年に3回以上ある大学が多く、長男の大学もそうでした。年に数回の入学時期があると、世界各国の留学生にとって高校卒業の時期から遠くない時期に入学することができ、非常に利便性が高いです。
我が家も出願時に、“今なら9月の入学に間に合いますよ!”と言われました。当時はその価値が理解できませんでしたが、日本の高校生にとっても非常に良いシステムだと思います。
日本人からすると少し寂しいのは、桜の咲く麗かな季節に“入学式”という立て看板の前で写真が撮れないこと。常夏の地マレーシアでは、エアコンをガンガンに効かせた部屋で事務的な入学手続をするのみで終了です。そもそも、長男はマレーシアの大学入学のために予備校に通ったり、猛勉強したり、寒い季節に受験しに行ったわけでもないので、“晴れて入学”という趣もまったくありません(笑)
前回の記事で、マレーシアの私立大学の学費は日本の有力私大のそれと比べてかなり安いことが分かりました。
ただ、マレーシアを含む海外の大学に進学するということは、渡航費用、居住準備費用、生活準備費用を加味しなければなりません。日本で実家から大学に通学する場合、当然その費用はかかりませんが、地方の学生が東京の大学に進学するような場合は、今回の我が家と同じように生活準備の費用がかかります。
まずは、その生活準備にかかるイニシャルコストの実例からご覧ください。
マレーシアの大学 生活を始めるのに係るイニシャルコスト
移動交通費
まずは、私たち家族が住む東マレーシア・コタキナバルからマレー半島の首都クアラルンプールまでの移動交通費。
コタキナバルから1,600km離れたクアラルンプールまでは、いつもお世話になっているエアアジアで向かいます。今回の飛行機代は、1人片道3,276円。こんな安い金額で飛行機に乗れるとは、エアアジアに感謝しかありません。
しかし、今回は長男の引越も兼ねていますので、受託荷物をMAXの40kgプラスして、その追加費用が1,222円かかりました。
クアラルンプール国際空港(KLIA2)から寮までの移動は、大学の車が迎えに来てくれましたので無料です。
ということで、移動交通費は合計4,498円。
住居費
寮といっても大学が借り上げているコンドミニアムの一室に入寮する形で、大学の敷地内ではなく、大学からスクールバスで10分ほどのところにあります。
1つの部屋を3人の学生でシェアするタイプの部屋を選び、3人それぞれ専有の個室を確保。リビングやキッチンはシェアメイトとの共用となります。

リビングルームはこんな感じ。

そしてベッドルーム。

こちらは共用スペースのキッチン。
コンドミニアムのセキュリティーはけっこう厳しく、建物の中の大学の寮事務所があって、そこにスタッフが常駐しているので安心感があります。
その大学入寮時のイニシャルコストは、以下のとおりです。
項目 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
デポジット | 1,780RM(46,280円*) | 寮費2ヵ月分 |
カバーチャージ | 250RM(6,500円*) | カードキー、ベッドシーツ代など |
月額寮費 | 890RM(23,140円*) | WiFi・光熱水費含む |
合計 | 2,920RM(75,920円*) | —– |
*1リンギット(RM)=26円で計算
上記合計額を、入寮時に一括して支払いました。
ただし、居住中に使用する部屋全体の光熱費が一定額を超えた場合は、超過分を居住者で負担するようにとのルールがあります。エアコンの消し忘れがちょっと心配ですが、エアコンが夜9時から翌朝8時までしか稼働しないよう設定されているので、消し忘れによる光熱費の暴騰はおそらくないでしょう(笑)
その他にもいくつかルールがあり、例えば、部屋の備品1つ1つにそれを破損した場合の金額が決められていて、価格の一覧表が壁に貼ってあります。
一方、週2回お掃除サービスが入るそうなので、お掃除の心配もなし。ゴミも玄関に置いておけば回収してくれるそうです。
生活準備品購入費
なので、自分で使うものは全て自分で持ち込まなければなりません。
生活備品を買うにはダイソーに行くのが一番ということで、まず向かったのは私たち日本人の心のオアシスDaiso。
購入したのは、ハンガー、スリッパ、ゴミ箱、ランドリーバッグ、マグカップ、爪切りなど約3,000円ほど。
それからAEONへ。日本のドラッグストアで買うような洗濯洗剤、シャンプー、ボディーソープ、ハンドサニタイザーはここで購入。そして、常備しておきたい日本の食材も調達。電子レンジで温めるタイプの白米、鮭フレーク、即席味噌汁、納豆など。長男の希望でメカブも購入。
続いてMUJIに向かい、タオルケット、シーツ、枕カバーを購入。寮に用意されていたベッドカバーのクオリティーがいまいちだったので買うことにしました。
最後に、衣類を買いにユニクロへ。長男の大学では制服はないものの、ドレスコードが設けられています。襟付きのシャツにロングパンツ(ジーンズ可)で通学しなければなりません。これは就職を意識した校則で、ある程度フォーマルな装いに慣れるためだそうです。コタキナバルでの私服といえば、常にティーシャツにハーフパンツだった長男。当然持ち合わせがないので全て新調しなければなりません。
ユニクロでは、パンツ4本、形状記憶シャツ1枚、下着類をどっさり購入、金額にして約20,000円。
新生活に必要な準備品の購入額をまとめると、以下のとおりです。
項目 | 価格 |
---|---|
生活雑貨 | 242RM(6,289円*) |
食品 | 257RM(6,679円*) |
ベッドリネン | 143RM(3,721円*) |
衣料品 | 769RM(19,996円*) |
合計 | 1,411RM(36,686円*) |
*1リンギット(RM)=26円で計算
イニシャルコストまとめ
ということで、イニシャルコストをまとめると以下のとおりです。
項目 | 価格 |
---|---|
移動交通費 | 173RM(4,498円*) |
住居費 | 2,920RM(75,920円*) |
生活準備品費 | 1,411RM(36,686円*) |
合計 | 4,504RM(117,103円*) |
*1リンギット(RM)=26円で計算
マレーシアの大学 で生活するランニングコスト
続きまして、毎月かかるランニングコスト。
長男は実生活が始めったばかりなので、現時点で想定している毎月のコストを一緒に試算してみました。
項目 | 価格 |
---|---|
家賃(寮費) | 890RM(23,140円*) |
生活費(食費・雑費) | 1,500RM(39,000円*) |
交通費(Grab) | 100RM(2,600円*) |
携帯電話代 | 30RM(780円*) |
交際費 | 370RM(9,620円*) |
合計 | 2,890RM(75,140円*) |
*1リンギット(RM)=26円で計算
長男は、1日あたりの食費を含めた生活費は50リンギット(1,300円*)を予定していますが、学食は1食16リンギット(416円*)ほどなので、できるだけ食費を節約してその分を娯楽費に充てると意気込んでます(笑)
私としては、当初予算の月額3,000リンギット以下で収めてくれればいいかなと思っています。
毎日脂っこいマレーシア料理を食べて太られたら困るので、長男には多少高くても日本食を食べなさいと言ってます。
そんな母の教えに従い、早速長男はこの写真を送ってきました(笑)

お金の管理を学ぶ
学生ビザの取得が完了すると銀行口座が開設できるので、今後は長男の口座に送金することにしています。
既にお話ししましたように、私の元を離れて暮らすにあたり、毎月のランニングコストは事前に1日あたりいくらを使って生活するかの計画を立てさせて概算を出しました。
寮でのルームシェア生活になるので、多少のお付き合いもあるでしょうし、週末には遊びに行くこともあるでしょう。たまには美味しい日本食を食べにいきたくなるかも知れません。
贅沢をさせるつもりはないけど、心身共に健康を保つためには多少の快適さも必要かなと思います。
決まった予算に対して支出をどのように管理するのか。その収支管理は、大学生活を通して長男にはぜひ学んでほしいと思っています。

まとめ
ランニングコストは月7.6万円。寮費を含めてこの金額ならアベレージ。
大学生活は、勉強の他にもお金の管理など生活を学ぶ場でもある。
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次回に続く
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