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【#62】今注目の マレーシアの大学 留学!そのコストは?(前編) – 入学費用を日本の有力大学と比較

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最近、日本の高校生からも最近注目されつつある マレーシアの大学 ですが、2020年9月、長男がクアラルンプールの大学のディプロマコースに入学しました。

今回は、大学入学にかかる費用を マレーシアの大学 と日本を代表する有力大学と比較してみました。 マレーシアの大学 は将来の選択肢も拓けるし、学費も安いという大きなメリットがあります。

Shingo
Shingo
ふむふむ、非常に興味ある。
Kana
Kana
我が家の実例で解説したいと思います!

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【#63】今注目の マレーシアの大学 留学!そのコストは?(後編) - 大学新生活スタートにかかるお金“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。 コタキナバルのインター校を卒業してからクアラ...

【#62】今注目の マレーシアの大学 留学!そのコストは?(前編) – 入学費用を日本の有力大学と比較

長男はクアラルンプールの大学へ進学

Kana
Kana
日本では凍つく寒さが続く1月、いよいよ受験シーズンが到来しました。

つい先日の1月16日、大学入学共通テストが実施され、日本にいる長男の同級生たちは決戦の日を迎えました。

そんな日本から約5,000km離れた常夏マレーシアですが、近年、マレーシアの私立大学への留学は脚光を浴びており、以下のメリットから多くの日本人が留学しています。

 マレーシアの大学 が注目される理由

  • 欧米豪への留学と比べて学費や生活費がかなり安い
  • 大学の数が多く充実している
  • 英国や豪州の名門大学の分校がありマレーシアで学位が取れる
  • ツイニング、デュアルディグリー、米国編入など魅力のプログラムが豊富
  • クアラルンプールは都市機能が発展して東京とほぼ変わらない
  • 治安が安定している
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ちなみに、人気の私立大学の一例は以下のとおり。

Asia Pacific University
アジアパシフィック大学
https://www.apu.edu.my/
世界中から留学生が集うマレーシアIT系大学の雄。企業からの評価高く就職率も高い。

HELP University
ヘルプ大学
https://help.edu.my/
LSEはじめ、英国や豪州の名門大学とのツイニングプログラムが魅力。

Heriot Watt University Malaysia
ヘリオット・ワット大学
https://www.hw.ac.uk/malaysia/
英国スコットランドの名門私立大学のマレーシア校。

Monash University Malaysia
モナッシュ大学マレーシア校
https://www.monash.edu.my/
世界大学ランキングTOP100の常連、オーストラリア本校の学位がマレーシア校で取得可能。

Sunway University
サンウェイ大学
https://university.sunway.edu.my/
英国の名門ランカスター大学とのデュアルディグリープログラムがすごい。

Taylor’s University
テイラーズ大学
https://university.taylors.edu.my/
マレーシア私立大学で世界ランキング最上位の名門校。米国名門大学編入プログラムが人気。

UCSI University
UCSI大学
https://www.ucsiuniversity.edu.my/
マレーシアで人気の総合私立大学。インターンシップと就職に強み。

University of Nottingham Malaysia
ノッティンガム大学マレーシア校
https://www.nottingham.edu.my/
英国で大学ランキング上位の常連、名門ノッティンガム大学のマレーシア校。

University of Wollongong Malaysia KDU
ウーロンゴン大学マレーシアKDU校
https://www.uowmkdu.edu.my/
オーストラリアの名門ウーロンゴン大学のマレーシア校。

 

我が家の長男は、マレーシアのコタキナバルでケンブリッジ式インターナショナルスクールを卒業し、クラルンプールにある私立大学のディプロマコースに進学することを決めました(長男は赤い矢印のルート)。

ディプロマコースというのは、日本の短期大学に相当する准学士という学位の2年コースです。ディプロマコースを修了後、学士コース(ディグリーまたはバチェラー)に編入し、更に2年学んで学位を取得すると、日本の4年制大学に相当する学士(バチェラー)の学位が取得できます。

長男の場合、ケンブリッジ式インターナショナルスクールの卒業資格と、卒業試験であるIGCSEの結果だけで入学が許可されました。大学の定める入学基準にIGCSEのスコア〇〇以上という基準があり、それをクリアしていれば入学できます。

Shingo
Shingo
IBではなくイギリス式カリキュラム最強説は、ここにあるんだよね〜
Kana
Kana
そうそう、IGCSEは本当に広く大学に認められていて、IGCSEのスコアがいかに重要かということが分かります。

しかも、願書提出もWhatsApp(LINEのようなチャットアプリ)に添付して送れば良いというシンプルさ!マレーシア万歳(笑)

日本からマレーシアの大学を志望する場合も、入学試験はありません。しかし、日本の高校を卒業した場合、マレーシアの大学進学のためにはいくつかの基準があり、日本の高校の成績と英語能力を証明するTOEFLやIELTSのスコアが含まれるので、日本の高校からマレーシアの大学を志望する場合は高校で良い成績を取り、かつTOEFLやIELTSの準備をしておく必要があります。

こういう仕組みになっているので、俗にいう“海外の大学は入るのは簡単だけど出るのが大変”というのはあながち間違っていないなと感じます。

 マレーシアの大学 と日本の大学の入学に係るコスト比較

それでは、入学に向けて必要な費用をマレーシアの大学と日本の有力大学とで比べてみたいと思います。

予備校・塾の費用

まず、前提として、長男はマレーシアの大学進学のための予備校には通っていません。マレーシアには予備校など存在しないし、必要もないからです。あくまで、インターナショナルスクールに毎日通学して大学入学への申請をしただけです。

一方で、日本では予備校に通わず大学受験をするのは、どちらかというとレアケースではないでしょうか。ということで、予備校費用を大学進学のために必要な費用として加味します。

そこで、日本の予備校費用をオールアバウトの記事『大学受験の塾・予備校でかかるお金』から見てみます。

引用元: All About
大学受験の塾・予備校でかかるお金』(2020.4.3)

一番下の行が年間費用で、A塾とB塾を平均すると619,840円となります。

さらに春期・夏期講習代がかかり、各講習代は平均15万円ほど言われていますので、春と夏の2回分30万円を加算すると、なんと919,840円となります。

Shingo
Shingo
予備校のお金だけで92万円…
Kana
Kana
親としては冷や汗が出てきます(苦笑)

受験料

そして、日本の大学受験にかかる費用については、ベネッセのこちらの記事『大学受験にかかる費用、平均30万~40万!?【知っておきたいお金の話】』を見ると、平均的な3校併願の場合、受験料はざっくり10万円かかります。

Kana
Kana
マレーシアの大学は、受験料はかかりません。
Shingo
Shingo
なるほど。

初年度納入金

まずは入学金から。

ここで登場していただくのは、学生数No.1(参照:東洋経済ONLINE)として誰もが認める絶対王者、日本大学。長男はマレーシアの大学でIT系学部に入学したので、日本大学理工学部の入学にかかる費用と比較してみたいと思います。

長男の場合、大学が定める入学にかかる費用としては62,400円*。これには、出願料、学生ビザ申請手数料、マレーシア移民局から発行される留学生カード申請料、学生証発行料が含まれます。

一方、日大理工学部の場合、入学金は260,000円

続きまして、授業料等。

長男の場合、ディプロマコースは25ヶ月(約2年)のコースなのですが、分かりやすく日本に合わせて入学から1年間で払う学費を算出すると、1,017120円*。これには、学費、ビザ承認料、入学時健康診断費用、図書館保証金、留学生登録料が含まれます。

長男はマレーシア国内(コタキナバル→クアラルンプール)からの進学ですが、日本人なのですべて留学生料金となり、日本から来る留学生と同じ金額となります。

一方、日大理工学部の入学金を除く初年度納入金の合計額は1,510,000円、入学金を含めると1,770,000円となります。

引用元: 日本大学理工学部
入学手続納入金(PDF)

費用総額

以上のコストをまとめると、次の表のとおりとなります。

予備校費用と大学初年度納付金の総額
項目 長男の大学 日本の大学
予備校費用 0円 919,840円
大学受験料 0円 100,000円
大学初年度納入金計
(対比)
1,079,520円*
(61.0%)
1,770,000円
(100%)
入学金(内数) 62,400円* 260,000円
授業料他(内数) 1,017,120円* 1,470,000円
総合計
(対比)
1,079,520円*❶
(38.7%)
2,789,840円❷
(100%)

*1リンギット(RM)=26円で計算

❷から❶を引いた差額はなんと1,710,320円(日本の大学に対してなんと38.7%のコスト)。仮に、予備校費用を除いたとしても790,480円の差があります。

経験者Kanaによる“大学入学サポート”を始めました!

大学留学希望の方でエージェントをお探しの方がいらっしゃいましたら、Kanaが上記留学エージェント(前者)の半額で入学手続をフルサポートいたします。ローカルのエージェントとパートナーシップを組んでいるので、冒頭に記載したクアラルンプールのすべての大学は対応可能です。

– サポート内容 –

  • LINE、Zoom、メールでの事前打ち合わせ
  • 大学選定と大学への問い合わせ
  • 最終的な志望校(1校)への出願サポート
  • 学生寮または大学の契約宿泊施設の申込み
  • その他、生活全般に関するアドバイス

ビザ手続は通常は大学がサポートしてくれますが、不明点があればサポートします。

こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

ここまで学費に違いがあると、教育の内容やクオリティの差が気になりますが、もちろんきちんと必要な科目を履修すれば学位を取得することができますし、マレーシアの大学で学ぶ内容は専門性が高く、日本よりも就職や将来の仕事に直結するカリキュラムが多いと言えます。

長男はすでにオンラインで授業を受け始めて3ヶ月になりますが、その内容は決して簡単ではなさそうです。授業はすべて英語で行われ、さらに外国からの留学生はマレー語を学ぶ授業もあります。

Shingo
Shingo
すべての授業が英語なのは、日本の大学と比較してもやっぱりメリットあるね。
Kana
Kana
うん、さらにマレー語も4年間学べばいつかマレー語も話せるようになると期待してます(笑)

実際の大学ですが、昨年私も長男と一緒に大学を訪問し、キャンパスの見学とカリキュラムの説明を聞きましたが、大学の設備も含めて素晴らしいものでした。

大学の特徴を聞く限り、インターンシップなどかなりの割合で就職を意識した話が出てきます。日本のみならず、海外からわざわざマレーシアまで来て勉強する学生は、より良い就職先、より高い給料を得られる仕事を考えて、学ぶ分野を選ぶのです。

日本はコロナ禍の影響で就職難になりつつありますが、それでもマレーシアと比較したら就職活動の時点ではそこまでの専門スキルを求められることもないと思います。

私が感じる違いは、日本の大学進学の場合、“今の自分がどの大学に入れるか?”ということが大学受験の主軸なの対し、海外の大学へ進学する場合、“将来の仕事や自分を考えた上でどの勉強をどこでするか?”というのが主軸だということです。

だから、より専門性の高い大学を選んだり、自分がしたい勉強ができる大学へ行く。そして“就職した会社でお給料がいくらもらえるか?”というよりは、“自分が身に付けた能力でいくら稼げるのか?”ということを強く意識しているように感じます。

マレーシアの大学は、入学時期(Intake)が年に3回以上ある大学も多いので、自国の卒業時期や入学時期と合わずに何ヵ月も待つ必要もありません。

長男の場合、できるだけ日本にいる同級生と同じタイミングで社会に出たいという希望があり、同級生とのタイムラグを少なくしたかったので、これは非常にありがたかったです。

こういった融通が効くところも、留学生を多く受け入れるマレーシアならではだと思います。現に、長男の大学には世界150ヵ国から留学生が学んでいるとのこと。

Shingo
Shingo
150ヵ国はすごいね。
Kana
Kana
うん、確かにいろんな顔の人がいました(笑)

我が家の場合、教育移住を決める時から日本での大学進学や就職を視野に入れていなかったので、ごく自然にマレーシアの大学かそれ以外の国というように選択肢が絞られていましたが、高校まで日本で育った高校生にとって、日本からマレーシアの大学へ留学を決意するのは簡単なことではないと思います。

でも候補の1つとして、私はマレーシアの大学をお勧めしたいと思っています

Shingo
Shingo
僕もそう思うなぁ〜
Kana
Kana
次回の後編では、大学入学後の生活にかかる費用をレポートします!
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まとめ

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次回に続く

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