“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。
2020年9月に クアラルンプールの大学 に入学した長男ですが、いよいよ大学寮への引越のため、ボルネオ島のある東マレーシアのコタキナバルからマレー半島のクアラルンプールに親子で移動して新生活の準備をしました。
コロナ禍の国内移動には厳しい制限が課されていましたが、制限が緩和されたタイミングでクアラルンプールに来ました。


【#57】長男はいよいよ クアラルンプールの大学 へ!サバ州からマレー半島へコロナ禍での移動の現状 (そしてついにご対面)
マレーシア国内での移動制限緩和と長男のお引越し
2018年にコタキナバルに母子留学してから約3年、長男がいよいよクアラルンプールの大学の寮に引越するため、1月8日、親子2人でコタキナバルからクアラルンプールに向かいました。
今回の移動は東マレーシアのコタキナバル(サバ州)からマレー半島側のクアラルンプールへの国内の移動ですが、飛行機で2時間40分のフライトとなります。
現在のマレーシアでは、強制力が2番目に厳しい“条件付ロックダウン”(CMCO: Conditional Movement Control Order)が施行されている最中で、その期限は1月14日までとなっています。
いろいろ活動制限があるCMCOでも、今回はいくつかの規制緩和がありました。その一つに、州をまたぐ移動を許可するというものがあり、そのお陰で我が家は今まで足止めされていた長男の大学進学のための引越が可能になりました。
いまだ感染者の増えているマレーシアでは、この規制緩和がいつまで続くか見通せずに再び渡航禁止になる可能性もあり、大学通学前に必要な健康診断などにかかる時間を考慮すると、“今しかない!”とばかりにクアラルンプールへの渡航を計画し、1月8日、無事にマレー半島側のクアラルンプールに入境することができました。
ここで、渡航にまつわる必要な検査と入境の手順を記録しておこうと思います。
COVID-19検査
クアラルンプール周辺の州またぎの移動と違い、コタキナバル(東マレーシア)からクアラルンプール(マレー半島)への移動には、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していないことを証明するための検査を受け陰性証明書をもらう必要があります。
日本でもよく耳にするPCR検査はフルコースのようなものですが、今回私たちがやったRTK検査は簡易検査。これは信頼性70%と言われています。
RTK検査は街中の多くのクリニックで受けることができ、料金はPCR検査に比べて安価ですが、クリニックによって高かったり安かったりとピンキリ。
私は、友人に紹介してもらったコタキナバルの大学が実施するドライブスルー検査を予約しました。

車に乗ったまま検査場に進入し、防護服を纏った検査員が鼻の奥へ奥へ細い綿棒をグリグリと突っ込みます。
結果はメールで送ってくれるので、その場で結果を待つことなく帰宅。検査は正味10分、お値段は95RM(2,470円*)でした。*1RM=26円計算

ほとんどのクリニックで、同じ書式を採用しているようです。
空路でコタキナバルからクアラルンプールへ
そのフライトは、当初、午前の早い時間の便を予約していましたが、便の変更が2回も入り、結局、午後のフライトになりました。確実に当日に目的地に着きたい場合、航空会社都合のフライト変更を考慮に入れて、できるだけ早い時間の便の予約するのがいいかと思います。
今回、長男は引越なので、重量制限ギリギリの40キロの受託荷物を追加。荷物を預けるのに通常より時間がかかると事前に聞いていたので、国内線ですが早めの1時間半前に空港に到着するようにしました。
まずチェックインカウンターで、RTK検査の結果を見せます。その後、搭乗券をもらって保安場へ。ここでも検査結果を見せます。
探知機でほぼ100%の確率でピーッと鳴る私は、今回も安定の再検査。
保安場を通り、ソーシャルディスタンスを守ってイミグレーションに並びます。

その後、飛行機に搭乗するとほぼ満席。
エアアジアの機内には、ソーシャルディスタンスという概念は存在しません。そして隣のマレーシア人の兄さんがやたら話しかけてくるから、ちょっと黙って欲しくて寝たフリ(苦笑)
平常時と違って、乗降の際はCAがきちんと前方の席から順番に降機を促されるので、後方の席だとかなり待つことになります。
そして、ついにクアラルンプール国際空港(KLIA2)に到着。

さすがLCC専用のKLIA2、エアアジア祭りです(笑)
飛行機を降りて空港の建物内に入ると、そこからは一列に並んで延々と進みます。

まずはじめに、マレーシア政府官製のコロナ接触履歴管理アプリ“My Sejahtera”がインストールされているかをスタッフに確認され、クアラルンプール空港のQRにスマホをかざしてチェックイン。するとこの画面が出ます。

アプリはその場でもインストールできますが、時間ががかるので事前にインストールしておくほうが良いです。空港に限らず、マレーシア国内では全ての店舗でこのアプリによるチェックインが義務付けられており、怠った場合(履歴がなかった場合)は罰金の対象になりますので注意が必要です。
次にVerification Area(検証エリア)に進み、ハイテクカメラで体温を計測。

その後、コロナを疑われる症状がないか?などの質問リストにチェックを入れて、アプリの中のプロフィールに保存。
見たことのない画面が表示されました。

続いて、個人面談スタイルで“どこにいくのか?”“症状はないか?”などを聞かれ、
検査結果表にサインをしてようやく入境となります。
今回一番心配だったこと
RTK検査結果の有効期限は72時間と定められており、ここで微妙なのが、2泊3日の場合検査は1回で済むのかどうか。今回の私の最大の心配事項はこれでした。
検査結果を待つ時間を考えると、出発当日に検査を受けるのはほぼ不可能。そこで、RTK検査の際の個人面談でその質問をぶつけてみました。
“出発前日の遅い時間に検査を受けた場合、2泊3日有効なのか?”
“有効でない場合、クアラルンプールで再度綿棒をグリグリしなければならないのか?”
結果は、“再度検査する必要はない”との回答でした。
念のため、コタキナバル空港を出発する際も空港の職員に同じことを尋ねて、改めて“必要ない”との回答を得ました。
検査結果には日付は記載がありますが、時刻の記載はありません。つまり、検査日を含めて4日以内に再び飛行機に乗る場合、検査は1回で良いとのことです。
良かった〜、私の鼻腔は守られた(笑)
その先も一列にならんで進んで行くと、“サバ州からきた人はこっち→”と至る所に貼られています。


首都クアラルンプールの玄関口のクアラルンプール国際空港では、感染者の多い州からの渡航者は徹底的に隔離しているようです。
色々とイレギュラーではありましたが、無事にクアラルンプールに到着。私たち親子は、5ヵ月ぶりのクアラルンプールです。
その後大学の用意してくれた車で息子の寮に直行しました。
現在、政府はマレーシア国内からの渡航者に対しての隔離を義務付けていませんが、大学の定める独自ルールに従い、息子は寮の部屋で1人きりで10日間の自主隔離を言い渡されました。
ただ、“大学敷地内への立ち入りを禁止する”という意味での隔離のルールなので、大学敷地外であれば自由に外出して構わないとのこと。大学内へのウイルス持ち込みを避けたいための自主ルールだそうです。
その後、取り急ぎ必要になりそうなものを寮の近くのスーパーで購入。明日も一緒に必要な物の買い出しに出かけますが、息子を寮に置いて私は1人ホテルへ移動。
長男はいよいよ親元を離れた暮らしが始まります!
番外(初のご対面)
その夜、私たちは初めてご対面しました🤗

引き続き、私たちなりに情報発信していきましょう!ということで、ミッドバレーでの楽しい夜は更けていきました。


まとめ
コロナチェックで厳重なプロセスがあり、平常時よりも空港を出るまでに時間がかかる
コロナ禍の大変な時期だが、我らがエアアジアは順調に飛んでいる
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次回に続く
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