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マレーシアで家を借りる時のプロセスと部屋選びのポイント

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マレーシア に教育移住した際、まず最初に必要となるのが住居の確保です。

知らない土地で初めて家を借りるというのは、心理的にも負担のかかる作業です。

今回の記事では、 マレーシア に移住する為に家を借りる時はどうやって借りるの?という素朴な疑問と部屋選びのポイントについて書いてみたいと思います。

Shingo
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家の賃貸借契約は、教育移住してまず初めにやらなければならないことの1つだね。

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マレーシアで家を借りる時のプロセスと部屋選びのポイント

 マレーシア で賃貸物件を探して契約するまでの手順

部屋を借りる手順は、大まかに言えば以下のとおりです。

まず物件を検索する

まず第1に、日本にいる時からマレーシアの賃貸物件情報サイトでいくつか気になる物件の目星を付けておきます。

SUUMOのような2大賃貸物件検索サイトはこれ。

iProperty
https://www.iproperty.com.my/

Property Guru
https://www.propertyguru.com.my/

Shingo
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どっちも大きなポータルサイトだけど、僕はiPropertyのほうをよく見るかな。

メールでの問い合わせと内覧アポイント

気になる物件の目星を付けたら、その物件の不動産仲介エージェントに問い合わせをし、内覧アポイントを依頼しておきます。

モントキアラ・パルマの検索例

引用元: iProperty

いくつかのアポイントリストを作成しておき、マレーシアに到着後、ホテルやAirbnbに滞在しながら物件を内覧して、問題がなければ契約するという運びになります。

お金を現金で渡し鍵を受け取るまでを最短1日すべて終わらせることも可能ですが、それには事前にメールやWhatsAppでオーナーにも最短の段取りを了承してもらうようエージェントにお願いしておく必要があります。

Shingo
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現地エージェントとのやりとりから返信が来るまで時間を要することがあるので、早め早めに準備するほうがいいですね。

賃貸契約に必要なもの

不動産賃貸借契約をする際に必要なものは、パスポート現金です。

初期費用としてかかるコストは、以下のとおり。

  • デポジット (家賃2ヵ月分で契約満了後に何もなければ返金される)
  • ユーティリティー デポジット (電気代・水道代等の保証金で家賃の半額が相場)
  • 初月前払い家賃
  • エージェントフィー (家賃1ヵ月分が相場)

上記を合計すると、初期費用として家賃4.5ヵ月分がかかります。

Shingo
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上記は僕の前の部屋を契約した時のものですが、10,800リンギットだったので、日本円で275,400円*かかりました。

一方で、日本の賃貸契約では必要な保証人、住民票、収入証明、印鑑は必要ありません。

*1RM=25.5円で計算

 マレーシア の家選びの3つのポイント

家選びのポイントは3つ、立地部屋、そしてオーナーです。

立地についての注意点

Shingo
Shingo
母子留学中のあるお母さんの話です。

彼女は、母子留学を初めて8ヶ月経った時に一度引越しをしました。

母子留学前に一度マレーシアに下見に来たのですが、金額に対して部屋の質や利便性が分からないので、家賃を聞いてもそれが安いのか高いのか分からず、現地に住む知人の選定基準が頼りでした。

その知人は、事前に物件のエージェントに内覧予約をしてくれており、彼女は2件のコンドミニアムを下見して、それぞれのコンドミニアムの中でもタイプの違う部屋をいくつか内覧させてもらうことにしました。

1つ目のコンドミニアムは、幹線道路からだいぶ離れた野原の真ん中にポツンと建っているので、夜になったら真っ暗だし寂しい感じがしたのでボツにしたそうです。

一方、2つ目のコンドミニアムは学校まで15分ほどの距離で、目の前にショップロット(ちょっとした商店街)のある少し賑やかな場所にある物件でした。

結局、彼女は2つ目のコンドミニアムに部屋を借りることに決めました。

ただ、現地に詳しくない素人が判断する立地条件なんてこんな程度のもので、その先に始まる生活の中での本当の意味での好立地の条件を分かっていなかったそうです。

いざ生活してみたら毎朝の学校への送りに家の目の前から渋滞が始まるという苦悩が待っていて、通常時なら15分で着くはずなのに、朝は渋滞がひどくて学校まで30分かかりました

当時は2人の息子が別々の学校に通っていたので、2ヵ所の学校に子供を降ろして帰宅するまでに1時間以上を要しました。学校にも近いという理由で選んだ物件なのに、これが毎朝続くとかなりきつかったとのことです。

部屋についての注意点

Shingo
Shingo
日本ではあまり馴染みがありませんが、マレーシアの場合、家具付きの物件がけっこう多くあります。

物件のタイプは、大きく分けると以下の3タイプ。

  • Fully furnished (完全家具付き)
  • Partly furnished (ソファやベッドフレームなどいくつかの家具付き)
  • Unfurnished (家具なし)

一般的に、築年数が新しい物件はUnfurnished(家具なし)やPartly furnished(部分的に家具付)という物件が多く、古い物件になるほどFully furnished(完全家具付)が多い傾向があります。

これは、海外からの移住者にとってはとっても便利。鍋ヤカンも備え付けの場合もあるので、契約が整えばすぐに生活が始められるのです。

ただし、「オーナー選定の家具=オーナーの趣味」なので、“ちょっとこのソファのこの色はキツイなぁ…”とか、間取りは良いけど自分の好み合わない家具ばっかりという部屋もいくつかあります。

また、注意しなければならないのは、シャワールームはあるけどシャワーが付いていないとか、お湯を出すためのウォーターヒーターが付いていないなんてこともあります。

さらには、照明器具はついているけど電気工事がされていないとか、日本では考えつかないところをチェックしなければならないことです。

備品等のチェックリストには結構細かいところまで明記されるのですが、これら1つ1つがちゃんと機能しているかどうかを、引き渡しの時にエージェントと入居者の双方で目視してチェックします。

もし不要な家具があれば、交渉次第で撤去してくれます。

また、用意されている家具が実際に稼働するのか、故障した場合の費用は誰が支払うのかについても契約書のどこに記載してあるのかしっかり確認しておく必要があります。

ちなみに、電化製品の故障はわりと頻繁に起こります。また、Wi-Fiがすでに設置工事済みかどうかも、部屋によってさまざまです。すでにオーナーが契約済で部屋に無線ルーターが設置されている場合、インターネット使用料は家賃に含まれているケースが多いため、自分で契約する必要はありません。

これらリストの備品を破損・汚損・紛失してしまった場合、修理・清掃・交換代として退去時にデポジットから清算されます

オーナーについての注意点

Shingo
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マレーシアでは、不動産は資産運用や投資目的という場合も多いので、オーナーが近くに住んでいないことの方が多いんです。

そのため、現地の不動産エージェントがオーナーに代わって内覧に立ち合い、要望を聞いてくれるのですが、当日現れるエージェントとは、当然、現地のマレーシア人です。

しかも○○不動産の人とかではなく、オーナーの知り合いレベルの人がお小遣い稼ぎで来る時もある。これがまた、とんでもなくいい加減なことが多い。入居後に不具合が発生したのでエージェントに連絡したところ、“あなたの物件の報酬がすごく安かったからこれ以上は対応できない”と言われたり(笑)

なので、必ずオーナーの連絡先(電話番号)を聞いておくことをお勧めします。電話番号が分かれば、ほとんどのマレーシアの人にはWhatsAppでつながりチャットができます

入居後はエージェントを介さず、直接WhatsAppでやりとりをできるのでコミュニケーションがスムーズに取れるし、不具合をすぐにオーナーに報告することで、徐々にテナントを信用してくれるようになります。

不動産はご縁なのでオーナーがどんな人なのかは重要ですが、こうしてテナントとして信頼を積み上げていくことも、快適に過ごす秘訣の1つです。

要望があれば交渉してみよう

家具家電の追加要望

あとベッドがもう1つあったらこの部屋を借りたいけどなぁ…

そんなケースはよくあります。

そういう時、物件のエージェントはオーナーに電話をして入居希望者の要望を伝えてくれます。もし了承がとれた場合、“入居日までに設置しとくからどう?”と提案してきます。

]部屋を借りるにあたり何か追加で希望があれば、オーナーに交渉してみるのもありです。

例えば、マスターベッドルームにTVをもう1台置いてほしいとか、インターネット代を1年間無料にしてほしいとか、交渉次第で良い条件が引き出せます。そしてその追加条件も、契約書の添付書類にリストアップされます。

でも、この追加してくれたTVはボロくて、結局ほとんど使いませんでした(笑)

ベッドやTVなどを追加してもらっても、それがものすごく古いものである場合があります。なので、注意点としては、

  • 本当に要望する家具・家電を揃えてくれるのか?
  • それがいつ設置されるのか?

ということを細かく条件提示して、それをオーナーに了承してもらうことが必要です。契約書にサインした後では、追加された家具や電気製品がもし壊れていたとしても文句は言えません。

家賃の値下げ交渉

Shingo
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あともう1点重要なこと

契約期間は原則1年ですが、例えば2年契約と交換条件で家賃を下げてもらうなどの交渉はすべきです。

今は特にコロナ禍で不動産市場の需給が弱い(おそらく来年も)ので、家賃を下げてでも入居させたいというオーナーが多いので、ぜひ家賃交渉してみてください。2年契約なら、家賃は結構下がります。

また、1年契約だったとしても、契約期間中に発生した不具合(雨漏り、クーラーからの水漏れ、アリの大量発生、電気の故障など)を都度こまめにオーナーに報告しておけば、契約更新の際に値下げ交渉のネタとして使えます。僕も、前の家の更新時にこれのトラブルを交渉のネタにして、月200RM(日本円で5,100円*)家賃を下げてもらいました。

*1RM=25.5円で計算

住んでみないと分からない マレーシア の近隣住人問題

Shingo
Shingo
生活してみないと分からない近隣住人の問題には、できるだけ遭遇したくありません。

しかも、日本ではないので、常識も感覚もかなり違うことが多いのです。

ただでさえおしゃべり好きな人が多いマレーシアですから、バルコニーで大声でゲラゲラ笑いながらビデオ電話なんてされた日にはうるさくて仕方ないなんてこともあります。

ただ、管理の行き届いたコンドミニアムには厳しい居住者ルールが設けられていて、これに反する場合はコンドミニアムのマネジメントが警告してくれます

僕も、上の階の住人の騒音に悩まされた時期がありましたが、“23時以降は近隣の迷惑になるような騒音を出してはいけない”というコンドミニアムが定める居住者ルールに則って、マネジメントが警告してくれて収まりました。

入居後に発生する問題の対処方法についても、契約時にコンドミニアムの利用細則などをチェックしておくことができればベストです。

まとめ

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次回に続く

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