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今回は、都心から少し西に位置するかつてのクアラルンプールのメイン空港である“スバン空港”が意外と便利な件について書いてみました。
スバン空港は主にマレーシア航空のLCCブランドであるファイヤフライのハブ空港としてマレーシア国内線が多く就航していますが、シンガポール、バンコク(タイ)、そしてジャカルタ(インドネシア)行きの国際線も就航している国際空港です。
そして最近、エアアジアがサバ州コタキナバルとサラワク州クチンの2路線を就航したことにより、学校のタームブレイクなどのお休み期間中の国内旅行に東マレーシアのボルネオ島にも気軽に足を運ぶことができるようになりました。
※2024年9月28日現在の情報のため、就航便はいずれ変更となる可能性がある点はご容赦ください。
クアラルンプールに教育移住している日本人も意外と知らないスバン空港の活用術
スバン空港とは
空港の概要
スバン空港(SZB)は、正式名称をスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港といい、クアラルンプール連邦首都直轄領のモントキアラからも、西に車で約25分ほどの距離にあります。
出典: Google Map
セパン(Sepang)にある現在のクアラルンプール国際空港(KUL)が開港する前、クアラルンプールの空の玄関口として活躍していたのがこのスバン空港(SZB)です。
この空港は、1965年から1998年まで、マレーシアの首都が擁する国際空港として多くの人々に利用されてきました。
KLIAが開業してから、スバン空港は格安航空会社の拠点として再活用する計画もありましたが、スバンジャヤ地域の住民の反対により断念されました。
現在のスバン空港は、ターボプロップ機(プロペラ機)による国内線や一部の国際線の利用が中心となっています。
正式名称である「スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港」という名前は、マレーシアの第11代国王であり、セランゴール州の第8代スルタンであったスルタン・サラフッディン・アブドゥル・アジズ・シャーに敬意を表して1996年に名付けられました。
かつては国際空港としての役割を担っていたスバン空港も、現在ではマレーシア国内線の地域航空と貨物輸送の重要な拠点として、その使命を果たしています。
歴史と共に役割を変えながら今なお空のマレーシアの空の交通を支えるスバン空港ですが、日本への帰国便がないこと、そして公共交通機関で行くには時間がかかることから、教育移住を始めたクアラルンプール在住の日本人にとっては、あまり馴染みがないかもしれません。
空港の様子
マレーシア最大規模規模を誇るクアラルンプール国際空港(KUL)と比較して、スバン空港はかなり小さな地方空港といった印象です。
しかし立地は抜群で、Grabで行くなら、モントキアラ、デサパークシティ、ダマンサラ、ペタリンジャヤ、サンウェイあたりからは30分ほどで到着します。
中に入るとかなり広々としていて…
コロナ前と比べて、ずいぶんキレイになった印象です。
グランドフロアには、Starbucks、Coffee Beans and Tea Leaf、ZUS Coffee、Burger Kingなどのお店が揃ってます。
ターミナルは、どうやらスカイパークと名付けられているようです。
到着便を表示するボードを見ると、19:00着のジャカルタからのトランスヌサ航空以外は、すべて国内線です。
一方、出発便のボードを見ると、こちらはすべて国内線です。
こちらは出発口の様子。とてもキレイな印象です。
スバン空港に到着すると飛行機がスポットに誘導されるのではなく、平場で止まって乗客はタラップから降りてきました。
お隣りにはスクートの飛行機が停まっているのが見えます。
預け荷物を受け取る場所には、スバン空港の正式名称が掲げられた大きなサインがあります。新しくて、とってもキレイです。
空港が小さいので、荷物がすぐに出てくるのも大きなメリット。
就航する航空会社
ファイヤフライ (Firefly)
ファイアフライ(Firefly)はマレーシア航空傘下の格安航空会社(LCC)で、マレーシア国内だけでなく、インドネシア、シンガポール、タイにも就航しています。スバン空港(SZB)とペナン国際空港(PEN)をメインハブとして、コタキナバル国際空港(BKI)をセカンダリーハブとして運航しています。
エアアジア (AirAsia)
我ら教育移住民の味方エアアジアは、1993年にフルサービスの航空会社として設立され、2001年に多額の負債を抱えた状況で、マレーシアでは今では知らない人はいないというトニー・フェルナンデス氏に1リンギットという破格の金額で買収され、会社を立て直されて格安航空会社のエアアジアとして再出発を果たしました。
KLIAから羽田(HND)、関空(KIX)線があることから、読者の皆さんにも馴染み深い航空会社でしょう。
バティックエア (BatikAir)
インドネシアの格安航空会社ライオンエア・グループ傘下のバティックエア・マレーシアは、国際線で日本人にも馴染みのある航空会社です。
日本へは成田便(NRT)が運行されており、2024年6月にはコタキナバル発着の成田・中部(NGO)・那覇(OKA)線の運航認可を取得したとのニュースも報じられています。
スクート (Scoot)
スクート(Scoot)はシンガポール航空傘下の格安航空会社(LCC)で、東南アジアや東アジアを中心に多くの都市に就航しています。
シンガポールからは、クアラルンプール国際空港(KUL)とスバン空港(SZB)とペナン国際空港(PEN)をメインハブとして、コタキナバル国際空港(BKI)をセカンダリーハブとして運航しています。
トランスヌサ航空 (Trans Nusa)
トランスヌサ航空はインドネシアのジャカルタに本社を置く航空会社です。
スバン空港発着便以外で目にしたことはありませんが、運賃は比較的安めの設定で、インドネシアではフルサービスキャリアに近い航空会社として位置付けられているようです。
タイ・ライオンエア (Thai LionAir)
https://www.lionairthai.com/my/
タイ・ライオンエアはタイの格安航空会社で、インドネシアのライオンエアの関連会社としてタイのパートナーと共に運航されている航空会社です。
バンコクのドンムアン国際空港(DMK)を拠点に運航しており、マレーシアにもスバン空港などに就航しています。
就航路線 (国内線)
※2024年9月28日現在の情報のため、就航便はいずれ変更となる可能性がある点はご容赦ください。
西マレーシア(マレー半島)
出典: Google Map
ペナン島 (ペナン州)
ファイヤフライ (Firefly) | 6便/日 |
バティックエア(BatikAir) | 1便/日 |
タイ・ライオンエア(Thai LionAir) | 1便/日 |
スバン空港からペナン国際空港(PEN)へは、ファイヤフライが1日6便、バティックエアが1日1便、タイ・ライオンエアが1日1便、運行しています。
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ランカウイ島 (ケダ州)
ファイヤフライ(Firefly) | 1便/日 |
スバン空港からランカウイ国際空港(LGK)へは、ファイヤフライが1日1便運行しています。
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アロースター (ケダ州)
ファイヤフライ(Firefly) | 2便/日 |
スバン空港からアロースター空港(AOR)へは、ファイヤフライが1日2便運行しています。
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コタバル (クランタン州)
ファイヤフライ(Firefly) | 4便/日 |
スバン空港からコタバル空港(KBR)へは、ファイヤフライが1日4便運行しています。
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ジョホールバル (ジョホール州)
ファイヤフライ(Firefly) | 4便/日 |
スバン空港からジョホールバルのセナイ空港(JHB)へは、ファイヤフライが1日4便運行しています。
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東マレーシア(ボルネオ島)
出典: Google Map
コタキナバル (サバ州)
エアアジア(AirAsia) | 2便/日 |
ファイヤフライ(Firefly) | 1便/日 |
スバン空港からコタキナバル国際空港(BKI)へは、エアアジアが1日2便、ファイヤフライが1日1便運行しています。
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クチン (サラワク州)
エアアジア(AirAsia) | 2便/日 |
スバン空港からクチン国際空港(KCH)へは、エアアジアが1日2便運行しています。
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就航路線 (国際線)
シンガポール
ファイヤフライ(Firefly) | 6便/日 |
スクート(Scoot) | 1便/日 |
スバン空港から、ファイヤフライが1日6便、スクートが1日1便運行しています。
ジャカルタ (インドネシア)
トランスヌサ航空(Trans Nusa) | 1便/日 |
スバン空港から、トランスヌサ航空が1日1便運行しています。
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まとめ
クアラルンプール国際空港と比べてかなり都心寄りにあるスバン空港は、近くてとても便利です。
マレーシア国内旅行をするなら各方面に便数も揃っているので、これまで行ったことのない土地にスバン空港から国内旅行をしてみれば、ご家族にとって新しい発見があるかもしれません。
帰路も、スバン空港についたらGrabに乗ってすぐに家に着くことができます。
これだけ便利なら、“もっとたくさんの人に知ってほしいなぁ…”と単純に想う今日この頃でした。
マレーシアの国内旅行を楽しむなら、スバン空港を使わない手はない
エアアジアがコタキナバル便とクチン便を運行し始めたので、東マレーシアも気軽に行けちゃう
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