“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、国内旅行がいち早く解禁となった ランカウイ島に家族旅行に行ってきたお話です。
名物のマングローブツアーではランカウイの魅力を味わうことができ、美味しいシーフードを楽しみながら免税のお酒もしっかりと買い込んで、久しぶりのリゾートアイランドを満喫することができました。



【#132】規制緩和でようやく旅行が解禁となった国内屈指のリゾート地、 ランカウイ島へ家族旅行をしてきました
待ちに待ったマレーシア国内旅行の規制緩和
2020年3月から始まったマレーシアのロックダウンは、一進一退で規制強化と規制緩和を繰り返していましたが、2021年6月にはロックダウン開始以来の厳しい規制となり、マレーシア在住者は不自由を強いられてきました。
政府は経済再開のために規制緩和を急ぐべく、マレーシア人、外国人在住者を問わず、ワクチン接種を推奨してきました。このため、ワクチン接種済み(フルワクチン)の人を優遇する規制緩和を次々と発表していきました。
一時は世界で最もコロナパンデミックの状況が悪い国と報道されたマレーシアでしたが、政府の強力な政策推進により、私たちのような在マレーシア外国籍住人にも無償でワクチン接種の機会を与え、国全体でワクチン接種率をどんどん上げていきました。
長い長い規制の下でも在住者同士励まし合い、1日も早い日常の回復に希望を持って過ごしてきました。
そんな中、テンションの上がるニュースが飛び込んできました。
引用元: AsiaX “ワクチン接種率90%超で州跨ぎ国内旅行を解禁=首相”
それは、2021年9月下旬より “トラベルバブル” と称する観光需要刺激策として、国内の旅行を一般に許可するというもの。
具体的には、ワクチン接種率が90%を超えた州を跨ぐ移動と国内旅行を許可するもので、自分の住む場所と移動先が共に成人のワクチン接種率90%を超えていれば旅行を目的とした移動が認められました。
長い間、お隣りの州への移動すらできなかったマレーシア在住者にとって、これは飛び上がるほど嬉しいニュースでした。
そして、さらに私のテンションを上げたのが、LCCのエアアジアがランカウイ行き片道航空券を RM12 (=324円*) で販売するというニュース。
*1RM=27円で計算
“300円で飛ぶなんて、もしや紙飛行機じゃないだろうか…”と一抹の不安を抱きつつWebサイトを検索してみると、確かに片道12RMの航空券が売り出されているじゃないですか!🤗
早速、エアアジアの航空券の予約を済ませ、急遽2泊3日の家族旅行が決まりました。
年明けの2022年になると我が家の次男はシックスフォームのボーディング生となって寮生活が始まるため、その前に家族揃っての旅行を楽しむちょうどいい機会となりました。
トラベルバブル発表当初はランカウイ島への入境にはPCR検査が必須となっていましたが、私たちが旅行する11月にはこの規制もなくなり、より気軽に旅行ができる状況になりました。
いつもと違うWebチェックイン
エアアジアのWebチェックインをする時に、コロナ管理アプリ My Sejahtera からフルワクチン証明書(PDF)をダウンロードして、Webチェックインの画面でPDFをアップロードすることが求められます。
My Sejahtera って本当によくできたアプリで、これも簡単に行えました。フルワクチン証明書の画面からダウンロードしてメールに添付するなどしてパソコンに取り込み、Webチェックイン画面でそれをアップロードします。
フルワクチン証明書をアップロードしない場合、空港のカウンターで My Sejahtera の画面を見せてフルワクチンか否かをチェックされます。
出発当日のクアラルンプール空港の様子
“国内線なのになぜ?”とも思いましたが、トラブルバブルで旅行需要が集中し、時間帯によっては混雑していることもあるために早めに空港に到着するよう促していたようです。
私が予約したフライトは朝の便でしたが、1週間前にフライト変更の連絡があり、さらに早い時間帯の早朝便に変更されてしまいました。
8時30分クアラルンプール発のフライトの3時間前空港着では Grab も早朝過ぎて捕まらないので、フライトの2時間前に空港に到着することを目指して行くこととしました。

さすがに早朝なので、出発フロアは閑散としていました。

My Sejahteraで空港入場のQRコードスキャンをして、通過する人の体温がチェックされます。
Webチェックインを済ませており、受託荷物がなければ、そのまま保安場へ直行して搭乗口へ進みます。
飛行機は満席、もちろんマスク着用が必要で、乗客乗員すべての人が2回のワクチン接種済です。
ランカウイ島に初上陸
マレーシア国内なので到着後もクアラルンプールの日常生活と同じように Grab を呼び、予約したホテルへ直行です。
今回のホテルは、非日常感を重視して街からかなり離れた場所にある5つ星ホテル、Tanjung Rhu Resort Langkawi を選びました。

このホテルにした決め手は、プライベートビーチと大きなプールがあること、そしてリゾート内に私のお気に入りのスパである「MANDARA SPA」があることでした。

さて、マレーシア国内旅行で私がよく使う情報収集法は、空港からのホテルまでの間のドライバーへ聞き込みをすること。もちろん観光客相手の怪しい話に乗ってはいけませんが、地元の観光のことは地元の人に聞くのが一番です。
“マレーシアに3年半住んでるよ”と言うと、それほど胡散臭い話もしてきません(笑)
今回もいつものようにドライバーに聞き込みをすると、“何か困ったことがあったら連絡して” と彼は名刺をくれました。
午前中の到着だったため、まだホテルのチェックインまでだいぶ時間があり、それならということで、ランカウイ名物となっているアクティビティの “マングローブツアー”に行くことに決めて先ほどのドライバーに連絡しました。
ランカウイ島を代表するアクティビティ、マングローブツアー
Kana 「今からマングローブツアー行きたいんだけど、どこかツアー会社紹介してくれる?」
ドライバー 「僕のお父さんの友達がやってるから、ここに連絡してみて!」
ということで、すぐにツアー会社の連絡先を教えてくれて、30分後にはホテルに迎えに来てもらうことになりました。
Mangrove Kilim Karst Geopark Tour
早速、ツアーの車が迎えに来て船着場へ向かいます。今回のツアーは、ボートを貸し切って 1人 RM70 で2時間半のプランです。
だいぶ頼りない船着場からボートに乗り込み、船着場を出発して5分程度で周囲はマングローブに囲まれます。

ランカウイの名前は Lang(鷲) Kawi(岩) という意味というだけあり、大きな岩に囲まれた荘厳な地形に、見渡す限りのマングローブと頭上を優雅に飛ぶ野生の鷲、そしてマングローブの木の根本を歩く野生の猿の群れに遭遇することができます。
マングローブツアーでは、他にもバットケーブ(コウモリの洞窟)に立ち寄ることができます。バットケーブはボートから降りて徒歩で洞窟に入っていきます。

鍾乳洞の洞窟の天井にはものすごい数のコウモリがぶら下がって、お金を払って借りた懐中電灯で照らすとその数の多さに驚きます。約20分間、コウモリを見ながらの洞窟散歩を体験することができます。
ツアーでは、最後にジャングルを抜けて海へ出ます。

淡水と海水の混ざる Open Sea というエリアは波もなく穏やかです。はるか遠くおそよ20km先にはマレー半島が見え、そこはマレーシアではなく国境を超えたタイの地であるとのこと。
帰路の途中に水上レストランに寄って食事をするよう勧められますが、私たちはお腹が空いていなかったので遠慮しました。
通常は出発した船着場で降ろしてもらうのですが、私たちの宿泊するホテルにプライベーチビーチがあったため、船頭が機転を利かせてホテル前のプライベートビーチで降ろしてくれました。

私が以前住んでいたコタキナバルもなかなかの自然が体験できリバークルーズもありましたが、マングローブツアーはランカウイに軍配が上がります。
そして、息子たちも大満足。なんといっても見応えのあるマングローブの数と、猿の群れもかなり近くで見ることができます。餌付けをしている他の観光客のボートには、猿が乗り込んできていました(笑)
ランカウイ島といえば、美味しいシーフード
ランカウイ出身の知人から地元の人で賑わうシーフードレストランを教えてもらい、ディナーに出掛けました。
地元で大人気のローカル感満載のシーフードレストラン “Wonderland Food Store” です。場所は島の南側なので、北側にあるホテルからは Grab で40分近くかかります。
18時前にお店に到着したのでそれほど混んではいませんでしたが、この後、すぐに満席になるほどの人気です。

海鮮といえばロブスター。今回はガーリックチーズ焼でいただきました。

そしてスチームフィッシュ。これまた美味しい!

アサリはビールのお供です(笑)

そして、中華といえば空芯菜炒め。これまた美味。

少しビールとたくさんのシーフードを頼みましたが、それでも1人RM50ほどでお腹いっぱいになります。
ランカウイ島といえば、お酒が免税で激安
マレーシアでは高くてなかなか手が出ない輸入品のワインやウイスキーですが、ランカウイでは本当に安いんです。
もちろんビールも安いので、レストランでオーダーしてもクアラルンプールの街中の半分以下の値段です。
これは私にとって嬉しいニュース。いそいそと免税店へ出かけてお酒を買いに行ってきました。そして、興奮を抑えながら戦利品のウイスキー「JIM BEAM」を手にホテルの帰途へつきます。
ここで注意点が1つ。
ランカウイ空港では、エアラインのチェックインカウンターに行く手前に荷物のX線検査があります。
免税でマレー半島に持ち込める酒類は1人1Lまでです。未成年でも1人の換算、本来は未成年は対象外のようですが、我が家は息子が大人に見えたのか3Lが免税となりました。
既定以上のお酒を所持していないか、ここで係員がチェックしています。
これ以上持ち帰りたい場合は、1本RM20の税が課せられます。しかし、課税と受託荷物追加料を含めてもクアラルンプールで輸入物のウイスキーを買うより安いので、2本分の税を支払って持ち帰りました。
でも、聞くところによると、免税で持ち込める以上の量を所持していても見逃されるケースも多いようで、「係員がX線を見ているか見ていないか?」によるみたいです。マレーシアっぽいですね。
ランカウイ島は、外国人観光客の受け入れを開始へ
トラベルバブルはランカウイをモデルケースとして、政府はコロナウイルス感染者数がどう推移するかをモニタリングしています。
今のところ、フルワクチンの旅行者を入境させても医療体制を逼迫させるような影響はないとの判断で、政府は11月15日から海外からのランカウイ島への外国人旅行者の受け入れを開始するとのことです。
コロナウイルスによる感染拡大は深刻な問題ですが、いつまでも規制していては国が元気になりません。一人一人が感染拡大防止の意識を高めながら、そろそろ娯楽も増やしていきたいですね。
Photo:ランカウイ国際空港 (Langkawi International Airport)
そういえば、私の息子はもう19歳と18歳ですが、旅先で出会う新しい景色や経験は同じ温度で感動したり驚いたりすることができます。
やっぱり旅行って大切だなと、改めて感じました。
Photo:ランカウイ国際空港でボーディングを待つAirAsia A320



まとめ
ランカウイに来たなら、名物アクティビティのマングローブツアーがお勧め
海外からの観光客も受け入れるランカウイの今後の状況を、政府はモニタリングして今後の政策に生かす予定
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