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2020年12月、Year10からの IGCSE に向けて学校の説明会がありました。
IGCSE はケンブリッジが規定するルールがと各インター校独自に定めるルールがあります。
今回の説明会で学校独自ルールと、それによって選択できる科目の条件も理解することができました。独自ルールは学校によって様々なので注意が必要です。
IGCSE説明会に参加して分かった最新情報と我が校の独自ルール
IGCSE オンラインセミナー
スピーカーは、Head of Secondaryの先生とAssistant Head of Secondaryの先生という2トップの布陣。
IGCSEはケンブリッジインターナショナルが決める基本的なルールの他に、各インターナショナルスクール独自の基準があることが薄々分かっていたので、今回の説明会では、我が校で独自ルールがあるのか否かを確認できる絶好の機会ということで、僕も楽しみにして参加しました。
IGCSE に関する基本情報
IGCSEコースは、Year10とYear11の2年間で教えることを目的としています。生徒たちは、2021年8月にYear10になるとIGCSEコースを開始し、2年後のYear11の終わりとなる2023年5月〜6月にIGCSEの最終試験を受けます。
ただし、選択科目としてのAdditional maths(上級数学)の履修を許された生徒は、Year10の終わり(2022年5月〜6月)にMaths(数学)の試験を受け、Year11の終わり(2023年5月〜6月)に他の選択科目と同様にAdditional maths(上級数学)の試験を受けます。
ほとんどの科目は最終試験を通じて評価されますが、一部の科目はコースワークの要件があります。つまり、授業で完了したタスクや授業を通してのパフォーマンスを教師が評価し、教師の評価を反映したケンブリッジ試験委員会の評価が最終的な評価となります。
各科目の評価基準については、IGCSEハンドブックを参照してください。
数学だけ評価の枠組みが違う
ほとんどのIGCSE科目の評価はA*(Aスター)からGの評価システムを採用しており、C以上は「合格」を意味します。ところが例外は数学で、9-1段階の数値評価システムを採用しています。この数値評価システムは、3年前にイギリスで開始されました。現在、イギリスのすべてのGCSEはこのシステムを使用して評価されているため、大学は数値による評価に非常に精通しています。アルファベットのグレード評価と数値のよる評価システムの成績の相関関係については、図を参照してください。
Year9で受けるキャリアテストを参考に
Year9のすべての生徒に向けて、適性な進路を判定する“キャリアテスト”というものが実施されます。これは、オンラインテストとアンケートのセットであり、その回答によって各生徒の長所と適性を要約し、彼らが興味を持つ可能性のある様々なキャリアと次のステップを提案するレポートを作成します。生徒はこのレポートを両親と読み、その内容について家族としっかり話し合ってください。
これからIGCSEに進む生徒にとって、進学を希望する大学の学部(またはその先のキャリア)で求められるIGCSE科目とAレベル科目をしっかりと調べておくことが重要です。
そして、IGCSEで数学を本当に楽しんでいない、またはうまくやれていない場合、工学またはファイナンス学はおそらく良い選択ではありません。
大学の各学部ごとに必要とされる IGCSE 科目