“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は私たちのブログのイントロダクション全6回の最終回、マレーシアへの 教育移住 について、“留学した時点での親と子の英語力は?”をテーマにお話ししたいと思います。
子供が小さければ小さいほど英語力は気にする必要はありませんが、セカンダリースクール(中高)からの留学の場合、留学時点の英語力はどれだけ影響するのでしょうか?


【連載6】マレーシアへの 教育移住 、留学した時の親子の英語力は? – Introduction 6/6
マレーシアの言語環境について
本題に入る前に、前提となる“マレーシアの言語環境”について簡単にご説明いたします。
マレーシアの公用語は“マレー語”と“英語”です。
マレーシアでは、マレー語を“Bahasa Malaysia”と呼ぶことが多いです。本来“Bahasa”とはインドネシア語で“言語”を意味する言葉なので、インドネシアでは「Bahasa=インドネシア語」のようですが、マレー語とインドネシア語は非常に似ていて、お互いの国でほとんど通じることもあり、マレーシアでは“Bahasa Malaysia”と表記しているようです。
マレー系の子供はマレー学校に、中華系の子供は中華学校に通います。
マレー系の家庭ではマレー語を話し、中華系の家庭では中国語を話します。
さらにイスラム教徒の通う学校も別途あるので、学校の種類はたくさんあるんです。
そこで登場するのが、共用語の英語です。
マレーシア人は、ほとんどの人が2か国語以上の言葉を話します。“マレー語と英語”だったり、“中国語と英語”だったり、多い人は“マレー語、中国語、英語”の3つを話します。
日本人は日本にいる限り日本語だけ話せれば生涯困らないし、“日本語しか話せないから就職できない”ということもありません。
でも、マレーシア人ではマレー語の他に英語を話せなければ就職できないという会社もたくさんあります。
私は以前、コタキナバルの五つ星ホテルで働いていましたが、現地の人がそのホテルで働くにはマレー語の他に英語も話せなければ採用されません。社内での会話も社内文書もすべて英語です。
実際働いてみると、600人いるスタッフ全員がマレー語と英語を話せたし、マレー語と英語の他に中国語まで話せるトリリンガルのスタッフもたくさんいました。中国語の中でもマンダリン(北京語)とカントニーズ(広東語)の両方を使いこなせる人も少なくなかった。
そして驚くことに、お客様向けのホテル内の案内板にはマレー語の表記がありません。ほぼ英語表記です。マレーシアなのに驚きですよね。
これは私個人の主観ですが、日本の義務教育だけではマレーシア人のように2つの言語を日常的に使いこなすことは難しいと思います。
日本人は賢いと言われているけど、日本では2言語話せるようになる教育はされていないし、生活環境も英語を必要としない。なので、言語に関して言えば、東南アジア諸国の方がずっと優れていると思います。
彼らはそれが“生活に直結しているから”ということが大きな要因ですが、日本人がマレーシア人を見習うべき点だと思います。
教育移住 した時、親子の英語力は?
Kana親子の英語力
我が家は、正直十分な英語力を持たずにマレーシア来ました。
長男にはオーストラリア留学の経験がありましたが、たったの1年。しかも中学生。次男の海外経験は、1週間のアメリカホームステイのみ。
私は外資系ホテルで勤務していたことがあるのと、長男のオーストラリア留学中に通った英会話スクールの経験のみ。ほとんどは、講師と飲みに行って居酒屋英会話で鍛えました(笑)
実は、英会話スクールで学んだ一番大きなことは、“言ってみる、話してみる”ということでした。
私には、圧倒的にスピーキングの訓練が足りていなかったと思い知りました。
“そうか!とりあえずしゃべってみればいいのか!”と思うようになってからは、気楽になりました。
そういえばホテルに勤務している時、英語は話せるけど人と話せないというスタッフもいたなぁ…(笑)
だから子供の留学を考えた時に、親の英語力で躊躇するならば、見直すのはスピーキング力だと思います。もちろん基本的な英文法の事前学習も必要だけど、これって割と気持ちの問題だったりします。
マレーシア人も彼らにとって共通語の英語で理解してくれようとします。今は便利なツールが携帯にたくさん詰まってるし、やってみればなんとかなることも多いのではないかと私は思ってます。
Shingo親子の英語力
息子の英語学習といえば、小4の時に半年間ベルリッツに週1回通っていたくらいで、あとはテレビや動画配信サービスで『iCarly(アイカーリー)』や『Full House(フルハウス)』を見てるくらいでした。フルハウスは僕も一緒に見てましたが、面白いんですよね。
そんな程度でしたので、英語の勉強というのはほとんどでしたが、ベルリッツは本人も楽しいと言っていたので、外国人の先生と話をするということに抵抗はなかったんだと思います。
一方、僕の英語力ですが、僕は外資系企業で働いた経験もなければ、頻繁に海外旅行に行くわけでもないので、スピーキングのレベルでいえば、“海外旅行に行ってもなんとかなる”という程度の会話力しかありませんでした。
日本の企業で勤めてていたので、社内資格のためにTOEICの試験を受けたりしましたが、最高でたしか780点だったかな。そんな程度です。
でも、資格の点数と実戦はやっぱり別物。
英検でもTOEICでも、実際に人とガッツリ話すことをテストされるわけではありませんからね。
マレーシアに来て、学校とのメールのやりとりは英語、学校に行けばスタッフや寮の先生と話すもの英語、日本語なのは家でテレビを観る時くらい。他はすべて英語でやらなければならない環境になったので、スピーキング力とリスニング力はたしかに上がった気がします。今は息子が寮生活で家におらず、僕は暇な時間もあるのでオンライン英会話をやってた時期もあります。
マレーシア人や韓国人ママの友達ともよくチャットや話をしますが、僕の英語力も少しずつ上がってきたので、この歳になっても成長を感じることができて楽しいです。
やってみることが大事
とにかく、話すこと、しゃべること、やってみることが大事です。
英語で生活して、子供も毎日頑張っている。よくよく考えてみると頼もしいことです。
もし、マレーシア留学が気になるけど親本人の英語力が不安で躊躇してるというご家族がいればは、“ぜひトライしてみてください!”と言いたいですね。
不安があっても、同じ学校には日本人家族がいたりします。皆さん仲間なので、お互い助け合うことができます。
また、クアラルンプールにもコタキナバルにも日本人ママやパパがたくさんいます。SNSがあれば、日本人コミュニティにもつながれます。不安があれば相談できます。
そうするうちに自信もついてきて、結局はなんとかなるものです。
まとめ
子供の英語力はゼロでもなんとかなる!子供はすぐに成長する
英語のスピーキングは実践あるのみ!この環境で親も成長できる
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次回に続く
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