“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、マレーシアの私立大学の中でも最も人気の高い テイラーズ大学 のメインキャンパスを訪問してきたのでレポートいたします。
テイラーズ大学は東南アジアの私立大学で最も世界ランキングが高く、海外大学提携プログラムを豊富に取り揃えていて非常に魅力ある大学です。
日本の高校生にも、ぜひ留学に挑戦していただきたいマレーシアの大学の1つです。
テイラーズ大学のレイクサイドキャンパスを見学してきました
ロックダウン明け、ようやく再開したキャンパス訪問
Photo: キャンパスの中心にある「Taylor’s」の大きなサイン
今回は、テイラーズ大学デザイン学部への入学を志望する学生親子のために、弊社のマレーシア側の現地パートナーである留学エージェントにキャンパスツアーをアレンジしてもらったので、その同行でテイラーズ大学まで行ってきました。
テイラーズ大学は、2021年6月に発表された “2022年版QS世界大学ランキング” で332位となり、東南アジアにある私立大学でトップに立ったこと、そして、多様な海外大学提携プログラムが用意されていることからマレーシア人の学生や海外からの留学生にも高い人気を誇っています。
近年では日本からの留学生も増えており、私たちもテイラーズ大学の人気の高まりを肌で感じています。
弊社のビジネスパートナーであるローカルの留学エージェントは、これまでに日本人生徒のテイラーズ大学への入学を20人以上もサポートした実績があり、安心してお任せできるパートナーです。
テイラーズ大学 の航空写真
引用元: Google Map
メインキャンパスは、クアラルンプール連邦直轄領と接するセランゴール州のスバンジャヤ(Subang Jaya)というエリアにあり、キャンパスの裏側にはクアラルンプールという地名の由来となった川の1つであるクラン川が流れており、のんびりとした雰囲気の場所にあります。
オフィス棟で待ち合わせ
Photo: 左側がオフィス棟、右側が教室棟
Photo: テイラーズ大学のオフィス棟の受付
まずはオフィス棟の受付で学校の入学事務局のスタッフと待ち合わせをし、テーブルに座って学校全体やデザイン学部に関すること、そして入学試験のことを説明していただきました。
Photo: 受付横のミーティングテーブル
テイラーズ大学 ・デザイン学部とは
デザイン学部では、分析的で創造的な思考を使ってビジネス上の収益と成功をもたらす役割を果たすことができるデザイナーを輩出することをミッションとしています。
デザイン学部は、消費者ニーズと消費者行動を理解し、さまざまなデザイン分野にわたって定形の枠の外から考える思考方法を学生に教えています。
学生は、インテリア建築、インテリアデザイン、グラフィックデザイン、インターネットメディア、アニメーション、視覚効果、エンタテインメントデザインから、好きなジャンルのデザインを学ぶことができます。
デザイン学部 (The Design School)
デザイン学部の公式 Instagram
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そして、テイラーズ大学のデザイン学部には、以下の3つの専攻があります。
デザイン学部の3専攻
- Bachelor of Arts (HONS) in Interior Architecture
インテリア建築デザイン専攻 - Bachelor of Design (HONS) in Creative Media
クリエイティブメディアデザイン専攻 - Bachelor of Fashion Design Technology (HONS)
ファッションデザインテクノロジー専攻
今回のキャンパスツアーに来ていただいた志願者である生徒さんは、デザイン学部のクリエイティブメディアデザイン専攻で勉強したいという希望があるそうです。
テイラーズ大学デザイン学部(Bachelor)に入学を希望する場合、以下の3つのルートがあります。
- ファウンデーションコース (Foundation Course)
- Pre-Uコース (Aレベル、IBDP、豪州式高校卒業資格、カナダ式高校卒業資格など)
- ディプロマコース (Diploma Course)
引用元: テイラーズ大学デザイン学部案内パンフレット
今回の生徒さんは、他大学のディプロマコースを修了した後にテイラーズ大学のデザイン学部への入学を目指したいとおっしゃっていました。
教室棟
キャンパス入り口から向かって正面右手の湖の奥に、すべての学部の教室がある教室棟があります。
Photo: テイラーズ大学の教室棟
学校の中はまだあまり学生は多くありません。
でも、一部の学生は楽しそうにしゃべりながら校舎内を歩いています。
デザイン学部のエリアに貼られているクールなポスター。
デザイン学部のフロアにには「the DESIGN SCHOOL @ Taylor’s」の大きなサインが見えます。
デザイン学部で使用している教室を見せていただきました。
廊下には宿題提出用のポストがあり、指導教授ごとにポストが用意されて提出期限が明記されています。
そして「Makerspace」という実習ラボが用意されており…
ここで3Dプリンターやちょっとした機械工作などを使って作業を行うそうで、常駐のスタッフが学生を指導しています。
充実の設備
Photo: 全学部で使用する大講堂
Photo: キャンパス中心部に位置する図書館
Photo: 図書館のとなりにある自習室
ビジネス学部で使用するトレーディングルーム。学生はここで株式相場や為替相場でのトレードの疑似体験をすることができます。
レクリエーション用のコモンエリアにはビリヤード台がが置かれ、奥には寛ぐことができるスペースが用意されています。
お菓子や軽食を買うことができる多くの自動販売機は、日本製だそうです。
テイラーズ大学 、その他の看板学部
その中でも「看板学部」とされているのが、ホテル・観光・イベンド業への進路を目指す生徒のためのホスピタリティ学部と、調理師や接客サービスのプロを目指す生徒のための調理学部です。
ホスピタリティ学部
コロナ禍前、ホスピタリティ・観光・イベントの各セクターは世界でも順調なペースで成長していました。
その業界の成長に貢献してきたテイラーズ大学ホスピタリティ学部は、独自のプログラムとビジョンによって東南アジアのホスピタリティ教育をリードする存在として、2021年度QS世界大学ランキングで17位となり世界的に高い評価を得ています。
*主題2021によるQS世界大学ランキングに基づく
ホスピタリティ学部 (School of Hospitality, Tourism & Events)
ホスピタリティ学部の公式 Facebook
これまでにホテル業界への人材を多く輩出してきたホスピタリティ学部ですが、その教室は非常に実践的に用意されています。
見た目には、ほぼホテルの部屋という感じです。
ここで学生は先生から実践的な指導を受けることができるので、卒業してすぐに即戦力として多くの企業から採用の声がかかります。
調理学部
テイラーズ大学の調理学部は、料理芸術とホスピタリティ教育のリーダーとしてすでに国際的に評価されており、将来の業界をリードする学生を育成するための世界クラスの教育プログラムを提供しています。
グローバルカリキュラム、マスターシェフコース、ミシュランスターレストランでの国際インターンシップの確保の実績を持つテイラーズ大学の調理学部は、トップシェフやホスピタリティの専門家から「持続的に優秀な卒業生を輩出している」という高い評価を得ています。
調理学部 (Taylor’s Culinary Institute)
調理学部の公式 Facebook
調理学部のゾーンに歩みを進めると、ホテルのキッチンさながらの調理設備がドーンと見えてきます。
さらに進んでいくと、先生から実践形式でパティスリー作りを学んでいる学生たちが目に止まりました。
サンプルとして作られたお料理も、スポットライトを浴びて綺麗にディスプレイされていました。
ワイン教育の世界的プロバイダーであるワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト(WSET)は、専門家や愛好家のためにワインやスピリッツなどのお酒に関する世界的に認められた教育と資格を提供していますが、そのWSETがテイラーズ大学調理学部の中でワイン教育を提供しています。
これまでの調理学部の卒業生は、各業界で高い評価を得ています。
海外大学編入支援センター
大学には、“ユニバーシティプレースメントセンター(海外大学編入支援センター)”という部門があり、ツイニングプログラムやアメリカンディグリー・トランスファープログラム(ADTP)で、英国・豪州・米国・カナダなどの海外大学への編入を希望する学生をサポートしています。
ここで学生はカウンセリングを受けて、どこの大学で何を学べるのか、編入するためにはどういった成績要件を満たす必要があるかなど、スタッフに海外大学編入プログラムに関する相談することができます。
ちなみに、テイラーズ大学のデザイン学部に入学してツイニングプログラムで海外大学への編入を希望する場合、以下のように、オーストラリアのスウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)とクイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)、そして英国のミドルセックス大学(Middlesex University)への編入の道筋が用意されており、成績要件を満たせばこれらの大学に編入することが可能です。
引用元: テイラーズ大学デザイン学部案内パンフレット
このように、テイラーズ大学では多様な学部で海外大学提携プログラムをオファーしており、マレーシアの地元の学生や海外からの留学生に非常に人気があります。
学生寮 (ドミトリー)
教室棟の向かいにある建物の2階以上が学生寮となっています。
Photo: 学生寮のエントランス
Photo: エントランスを入った内側
学生寮はシングルルームとツインルームが用意されており、空きがあれば希望のタイプの部屋を選ぶことができます。
シングルルームはベッドとデスクだけのシンプルな部屋で、決して広いとは言えませんが、寮生活の大学生にとってはこれで十分です。
引用元: テイラーズ大学の学生寮案内パンフレット
寮のコモンエリア(供用スペース)は広々として、ゆったり過ごすことができます。
この他にも、キャンパスと隣接する場所に外部の寮(コンドミニアム)があり、そちらのほうがコストが安いので人気があるとのことでした。
商業施設
寮の建物の1階にはスタバがあり、多くの学生が利用しています。
そして、ファミリーマートもあります。
これらの施設があるので、学生はキャンパスから出なくとも快適な生活を送ることができます。
まとめ
テイラーズ大学ではデザイン学部も意外と人気があり、日本の大学ではほとんど見られないホスピタリティ学部や調理学部は世界的評価が高い
各学部で用意されている海外大学提携プログラムを利用して、英国、豪州、米国、カナダなどの大学への編入も目指せる
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