“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
テンビーという学校法人は1960年にイポーの地に創立された歴史ある学校として地元の評判が高く、マレーシア各地にキャンパスを展開する隠れた名門校です。
2018年からは英国資本のInternational School Partnership (ISP) というインターナショナルスクールを世界展開する法人のグループ傘下に入ったことで、着々と学校改革を進めています。
今回は、その旗艦校であるテンビー・インターナショナルスクール・セティアエコパーク校をご紹介します。
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想像を超える贅沢なキャンパス、テンビー・インターナショナルスクール Setia EcoPark 校に学校見学に行ってきました
テンビースクールズの歴史と哲学
学校は英国人創立者であるドロシー・ネルソン・ドイグ夫人の故郷である英国ウェールズのブリストル海峡を臨む“Tenby”という土地の名前にちなんでテンビーと名付けられ、その後、テンビー・インターナショナルスクール・イポー校となりました。
そしてその後にマレーシアに駐在する英国人駐在員の数が減少する中、英国のIGCSEカリキュラムに加えて、マレーシアのナショナルカリキュラムを導入する流れとなり、マレーシアで最初のインターナショナルカリキュラムとマレーシアカリキュラムを併設する学校の１つとなりました。
今日では、テンビーはマレーシア教育界で最も有名なブランドの１つとなり、マレーシア全土に６つのキャンパス持つに至っています。
今日に至るまで、テンビーは教育業界で確固たる評判を得ていくつかの権威ある賞を受賞しています。ただし教育において重要なのは表彰されることではなく、生徒たちが未来を受け継いでいくことを暖かく見守りながらサポートすることだという考えの元、地に足をつけてしっかりとした学校運営を行っています。
転機は2018年。テンビーは、世界50ヵ国にインターナショナルスクールのネットワークを持つ英国資本の Internationa School Pertnership (ISP) の一員となりました。これにより、国際標準の学校運営ノウハウと教育ノウハウを手に入れ、学校改革は現在でも進行中です。
親会社 International School Partnership とは
テンビーの現在の親会社である International School Partnership (ISP)は、ヨーロッパ、北米、東南アジア、中南米、中東の世界各地で56校のインターナショナルスクールを展開する英国資本の学校法人で、傘下にある世界各地のインターナショナルスクールでは、約50,000人の生徒が現在学んでいます。
International School Partnership
https://www.internationalschoolspartnership.com/
ISPは、クオリティと規模の両面で優れたインターナショナルスクールグループを形成することをビジョンに掲げ、傘下のインターナショナルスクールは世界各地でそれぞれ高い評価を得ており、地域社会や世界の教育業界に貢献しています。
ISPは、財政的に健全で安定的に成長する学校グループとなることを事業目的として掲げています。そして、生徒たちに多様な刺激を与え、学びと成長をサポートして将来の成功に導くための努力を惜しまないことをグループの校是としています。
そんなISPですが、現在のところ東南アジアではマレーシアのみで事業展開し、７つのインターナショナルスクールで教育事業を行っています。
ISPは東南アジアではマレーシアのみ展開
- テンビー・インターナショナルスクール・トリピカーナアマン校 (KL)
- テンビー・インターナショナルスクール・セティアエコヒル校 (KL)
- テンビー・スクールズ・セティアエコガーデンズ校 (JB)
- テンビー・スクールズ・セティアエコパーク校 (KL)
- テンビー・スクールズ・ペナン校
- テンビー・スクールズ・イポー校
- アジアパシフィック・スクールズ
※「スクールズ」と記載しているのは、マレーシアカリキュラムと英国式カリキュラムを併設する学校です。
出所: ISPホームページ
テンビー・インターナショナルスクール・セティアエコパーク校とは
学校の概要
Tenby International School Setia EcoPark
【公式HP】https://tenby.edu.my/setia-eco-park/
【設立】2008年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国（幼・小・中高・A-Level・NCUK Foundation）
【場所分類】都心近郊
【学費帯】安い
【公式SNS】YouTube｜Facebook｜Instagram
学校は、クアラルンプール連邦直轄領を取り囲むセランゴール州のシャーアラムというエリアにあります。
セティアエコパークは、マレーシアの有力不動産デベロッパーであるSetiaが開発した広大な住宅都市で、複数のショッピングモールや公園があり、マレーシアの子育て世代には人気の高いエリアです。総合開発されて非常に便利なエリアなので、日本人の母子留学にも非常にフィットする住環境だと言えます。
学校の特徴
テンビー・インターナショナルスクール・セティアエコパーク校は、マレーシアカリキュラムのローカルスクールと、英国式カリキュラムのインターナショナルスクールが併設されています。
その全校生徒数は、幼稚園からシックスフォームまででなんと1,800人が在籍し、そのうちインターナショナルスクールには1,200人が在籍しているというマンモス校です。
以下からは、インターナショナルスクールのみに関する話に絞らせていただきます。
インターのプライマリースクール(小学校)は1クラス25人以下の構成で1学年4〜5クラスの編成です。つまり、1学年の生徒数は単純計算で100〜125人となります。
一方、セカンダリースクール(中高)は同じく1クラス25人以下の構成で、1学年5〜6クラスの編成となっています。よって、1学年の生徒数は単純計算で125〜150人となります。
セティアエコパークというエリアは、クアラルンプール中心部KLセントラルからは車で40分ほどかかり、都心からの通学者はかなり少数派で、どちらかというと周辺地域にお住まいのご家庭が通学していると思います。
ただし、日本人にも人気の高級住宅街・モントキアラから通学している日本人生徒もいるとのことです。
日本人生徒数は全校で10人以下とかなり少ないため、日本人生徒が集まって日本語で話してしまうという懸念はほぼないと言えます。
広大なキャンパスには、スイミングプールや体育館などのスポーツ設備も充実しており、子供たちは伸び伸びと過ごせる環境が整っています。
カリキュラム
カリキュラムはイングランド・ナショナルカリキュラム(NCUK: National Curriculum for England)を採用し、幼稚園からシックスフォームまで英国式の教育を提供しています。
ちなみに、イングランド・ナショナルカリキュラムはケンブリッジ式カリキュラムとは異なるものですが、内容はほとんど同じです。
幼稚園
幼稚園では、3〜5歳の児童の好奇心を刺激する幼児教育を提供することを目的としています。
幼稚園では、イギリス教育省が定める Early Years Programme (EYP)採用しています。
EYPは、子供たちが幼い頃から社会的及び対人関係的なスキルを身に付ける機会を与えつつ、「遊び」を通して子供たちが学ぶことを奨励しています。そしてEYPを通して、子供たちが小学校に上がるための基盤を形成することを目指しています。
ちなみに、英国式教育では幼稚園の段階で厳格な評価は二の次と考えており、主に教室の中で教師による観察によって生徒の進歩を評価します。したがって、子供たちは試験を受けて評価されるようなことはありません。
英国式の幼稚園のカリキュラムである Early Years Programme については、イギリス教育省の以下のHPが分かりやすいのでご案内しておきます。
イギリス教育省
Early Years Foundation Stage
プライマリースクール (初等教育)
テンビーの小学校では、世界92ヵ国、730校以上で採用されている英国式の Internatioinal Primary Curriculum (IPC)を採用しています。
IPCは包括的でテーマに沿った創造的なカリキュラムで、生徒たちの国際的な見地を育て、個人的な学習を奨励しています。
その小学校におけるIPCのカリキュラムでは、次の5つを学習の柱としています。
小学校教育の5つの柱 (IPC)
- English
- IPC (Art, Design&Technology, ICT, Music)
- Maths
- Language
- Physical Education
IPCのカリキュラムは、小学生に対して生涯学習者としてのパーソナリティを発達させることを目標としています。
教師は生徒たちの学習成果を最大化するため、各生徒の個性に寄り添ったアプローチを行います。そのアプローチは、IPCが推進する8つの目標(「思いやり」「道徳」「レジリエンス」「尊敬」「コミュニケーション」「探求」「協力」「適応性」)に基づいて実施されています。
テンビーでは、スポーツ、音楽、芸術、専門的な活動を含む幅広い課外活動とともに、人前で話すなどの多くの機会を小学生に提供しています。
これを補完するための様々な旅行や遠足を取り入れ、コロナ以前は、Year4、Year5、Year6で毎年恒例のキャンプが行われていました。こういった機会は、教室の外で生徒たちの努力が報われる機会を与えるものだと学校は考えています。
またテンビーでは、生徒たちがスポーツ、環境活動、コミュニティサービス、文化や創造性などの分野へ参加することによって評価される仕組みを持っています。
セカンダリースクール (中等教育)
セカンダリースクールのプログラムは、Key Stage 3 (Year7〜9) と Key Stage 4 (Year10〜11) に分けられます。
前者が Lower Secondary (中学) で、後者はUpper Secondary (高校) という位置付けとなります。
セカンダリーの教育は生徒の人格形成に重要な時期であるため、教師は生徒の人格的な成長することを促すことを心掛けています。
Lower Secondary (中学校：Year7〜9)
中学校での教育は、生徒たちが責任ある若い大人になるための教育の段階として非常に重要だと学校は考えています。
中学校では、英国式カリキュラムに基づいて生徒たちは以下の科目を学習します。
中学校での履修科目
- Agama (道徳) *ムスリムの生徒向け
- Art (美術)
- Bahasa Malaysia (マレー語) *全生徒必修
- Computer Science (コンピュータサイエンス)
- Design & Technology (図工)
- Drama (演劇)
- English Language & Literature (英語及び英文学)
- Geography (地理)
- History (歴史)
- Mathematics (数学)
- Modern Foreign Languages (フランス語 or 中国語)
- Music (音楽)
- Personal, Social & Health Education (個人・社会・健康教育)
- Physical Education (体育)
- Science (科学)
Upper Secondary (高校：Year10〜11)
高校では、英国式カリキュラムに基づきいてYear10とYear11の2年間で英国式義務教育課程を学び、Year11の最後にIGCSEの本試験を終えると卒業となります。
当校での2021-22年度のIGCSEの科目は、以下の通りです。生徒は、必修科目とともに、生徒が自分の興味のある分野の選択科目を学習します。
高校でのIGCSE履修科目
◉ 必修科目
- English (英語)
- English Literature (英文学)
- Mathematics (数学)
- Science (科学)
– Biology, Chemistry, Physicsのうち必ず1つ
◉ 選択科目
- Additional Mathematics (上級数学)
- Accounting (会計学)
- Art & Design (美術デザイン)
- Bahasa Malaysia *マレーシア人生徒のみ必修
- Biology (生物学)
- Business Studies (ビジネス)
- Chemistry (化学)
- Computer Science (コンピュータサイエンス)
- Chinese or French as a Second Language (中国語 or フランス語)
- Design, Textile Technology (テキスタイルデザイン技術)
- Design & Technology (図工)
- Drama (演劇)
- Economics (経済学)
- Food Preparation & Nutrition (食品栄養学)
- Geography (地理)
- History (歴史)
- Music (音楽)
- Physical Education (体育)
- Physics (物理学)
豊富な課外活動(CCA)の選択肢
課外活動(CCA: Co-Curricular Activities)は、 幼い頃から学校コミュニティ全体で友情と個々のアイデンティティーを育むことができると考えているため、すべての年齢層の生徒にとって重要であると学校は考えています。
したがって、すべての生徒はCCAに参加することが義務付けられています。
CCAは経験豊富な学校内外のインストラクターによって提供され、外部から招致したインストラクターの場合は、一定の品質を保つためのセレクションを行っています。
CCAの詳細は年代によって異なりますので、以下のリンクからそれぞれの年代のCCAの詳細をご覧ください。
CCA一覧
・Key Stage 1
・Primary
・Secondary
学費 (2021-22年度)
入学一時金
| 入学試験料 | 1,000RM (28,000円*) |
|---|---|
| 入学金 | 4,000RM (112,000円*) |
| デポジット(保証金) | 各学年の1学期分の 授業料相当額 |
入学試験料は一般的な金額、入学金は比較的安めだと思います。
授業料
| 階層 | 学年 (年齢) |
年間授業料 (Tuition fee) |
|---|---|---|
| 幼 | Nursery (3-4) |
17,790RM (498,120円*) |
| 幼 | Reception (4-5) |
17,790RM (498,120円*) |
| 小 | Year 1 (5-6) |
21,825RM (611,100円*) |
| 小 | Year 2 (6-7) |
26,400RM (739,200円*) |
| 小 | Year 3 (7-8) |
30,525RM (854,700円*) |
| 小 | Year 4 (8-9) |
33,180RM (929,040円*) |
| 小 | Year 5 (9-10) |
35,655RM (998,340円*) |
| 小 | Year 6 (10-11) |
37,755RM (1,057,140円*) |
| 中 | Year 7 (11-12) |
43,470RM (1,217,160円*) |
| 中 | Year 8 (12-13) |
43,470RM (1,217,160円*) |
| 中 | Year 9 (13-14) |
50,025RM (1,400,700円*) |
| 高 | Year 10 (14-15) |
53,310RM (1,492,680円*) |
| 高 | Year 11 (15-16) |
27,300RM (764,400円*) *2termのみ |
| Pre-U | A-Level (2年コース) |
在校生：52,500RM (1,470,000円*) 新入生：57,500RM (1,610,000円*) |
| Pre-U | NCUK-IFY (1年コース) |
在校生：20,600RM (576,800円*) 新入生：25,600RM (716,800円*) |
*1RM=28円(2022.3.15現在)で計算。食費、教科書代を除く。
*NurseryからYear2までは学期ごとに600RM(16,800円)のMeal Planもあります。
*年齢はその学年に在籍中になる年齢を記載
テクノロジーサポートフィー
上記の他に、学年にかかわらずテクノロジーサポートフィーとして、年間715RM(20,020円*)がかかります。
*1RM=28円として計算
入学試験
Year2以上に入学を希望する場合、CAT4テストを受けます。そして、学校が必要と判断した場合、面談(インタビュー)があります。
セカンダリーも同様にCAT4のテストを受けますが、現状はオンラインでの入学試験としているため、CAT4以外でこれまで行われていたWritingの試験はないとのことです。
卒業後の進路
セカンダリースクール卒業後、生徒は同校に設置されているシックスフォームでPre-UniversityプログラムであるAレベルコースに進むことができます。
テンビー・セティアエコパーク校でAレベルに進学する生徒は、全体の10%ほどだそうです。
その他の多くの生徒は、サンウェイカレッジやテイラーズカレッジなどでPre-Uプログラム、ファンデーションコース、ディプロマコースに進学するとのことです。
そして、テンビー・セティアエコパーク校では、Aレベルとは別にISPが主導して2021年にマレーシアに新規に導入した NCUK International Foundation Year(国際ファウンデーションコース)があります。
このコースは、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、そしてマレーシア国内にある海外大学分校を目指す学生に向けて、Aレベル以外の選択肢を提供しています。
NCUK International Foundation Year
https://www.ncuk.ac.uk/
NCUK International Foundation Yearについては非常に魅力を感じる進路なので、いずれ別の記事でご紹介いたします。
※ NCUK-IFYは、エンジアリングコースとサイエンスコースをテンビー・インターナショナルスクール・セティアエコパーク校で提供し、ビジネスコースはISPグループの一校であるアジアパシフィック・インターナショナルスクールで提供しています。
スペシャルケアが必要な生徒に向けて
ディスクレシアやADHDと診断された生徒については、日本で英文の診断書を用意して学校に確認させてくださいとのことです。
診断書から一定の判断をし、場合によっては学校出向いての試験と面談が求められることがあります。
最終的には、学校の判断により入学を認められるケースがあるとのことですので、もし日本でお悩みのご家族がいらっしゃれば、当校に挑戦してみる価値はあるかもしれません。
テンビー・セティアエコパーク校を学校見学
事務管理棟と校舎全景
キャンパスは広大で、空は大きく開けており建物の配置も非常にゆとりがあります。
ゲストは、入学事務局のある管理棟の手前の駐車場に車を停めます。
早速、管理棟に入っていきます。
受付はすごくキレイに整理整頓されています。
テンビースクールズの歴史を示すサインボード。「60年の経験」というコピーが誇らしげに輝いて見えます。
管理棟を抜けたキャンパス中央部はゆとりがある広々とした造りになっています。
中庭は植栽がキレイに管理されており、歩いているだけで気持ちが良いです。
建物には大きなイラストがペイントされています。
運動施設
小学校の建物の近くにある遊具。小さな生徒はここで元気よく遊ぶそうです。
そして、スポーツの施設があるエリアへと進んでいくと、まずはプールが見えてきます。他のインター校と比べても標準的な25mプールです。
プールの奥には広いグランドがあり、その手前にはやはり小さな子のためのプレイグラウンドがあります。
ほとんど、ちょっとした公園のようです。
そして、フルサイズのサッカーグランド。訪問した日が休日だったため、生徒は誰もいません。
屋根付きのバスケットボールコート。
大きめの体育館は、Muti Purpose Hall (MPH) という施設名です。
ちょうどIGCSEの模擬試験に備えて、MPHは試験会場として準備されていました。
幼稚園
続きまして、幼稚園のほうに向かいます。幼稚園の建物もわりと大きめでゆとりがあります。
幼稚園の教室の中は、こんな雰囲気です。
幼稚園の建物の中央部は吹き抜けになっていて、光が入って明るいです。
教室の外の廊下にもテーブルと椅子が置かれ、教室同様に利用されています。
幼稚園には2人乗り三輪車も置いてありました。
「マスクをしっかりと付けましょう」というサインボード。
プライマリー(小学校)
続いて、小学校の校舎です。
幼稚園と比べると、だいぶ学校らしい雰囲気です(笑)
生徒数が多いため、教室の数も多いです。
理科実験室はこんな感じ。お休み中で生徒がいないため、椅子はテーブルの上に置かれています。
小学校の建物2階の廊下です。ちょっと日本の小学校に雰囲気が似ています。
小学校にある食堂はこんな雰囲気。ローカルの学校の食堂はたいてい壁がないので、空気が流れていて、コロナ対策としては良い環境です。
セカンダリー(中高)
続きまして、中高の校舎です。
余計なものはなく、非常にシンプルに整理整頓されています。
セカンダリーの生徒たちが利用する学食です。ローカルの学校はたいていの場合、学食には壁がありません。
シックスフォームセンター
次に、シックスフォームセンターです。ここでは、Aレベルコースの生徒やNCUK-IFYの生徒が学んでいます。
シックスフォームの建物や教室は非常に質素ですが、コモンルーム(共用スペース)には生徒たちがリラックスできるソファや、ミーティングができる会議室があります。
学校の中には、いたる所にISPのビジョンや目的が掲示されています。
テンビーの他のキャンパス
そこで、ISPが運営するテンビー等の他のキャンパスをご紹介いたします。
クアラルンプール
テンビー・インターナショナルスクール・トロピカーナアマン校
Tenby International School Tropicana Aman
【公式HP】https://tenby.edu.my/tropicana-aman/
【設立】2018年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国（幼・小・中高）
【場所分類】都心近郊
【学費帯】安い
【公式SNS】YouTube｜Facebook｜Instagram
クアラルンプール郊外の新興住宅地にあり、周辺にはショッピングモールも出来たので生活に困ることはない。Aレベルコースはないので、セカンダリー修了後に他校のAレベルまたはカレッジに進学する必要あり。
テンビー・インターナショナルスクール・セティアエコヒル校
Tenby International School Setia EcoHill
【公式HP】https://tenby.edu.my/setia-ecohill/
【設立】2019年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧英国（幼・小・中高・A-Level）
【学費帯】安い (Year1はもっとも安い)
【公式SNS】YouTube｜Facebook｜Instagram｜X(Twitter)
テンビー・インターナショナルスクールの中で最も新しいキャンパスのセティアエコヒル校。セランゴール州南東部の新興住宅街セメニィ(Semenyih)というエリアにあり、周辺のに住んで通学するなら便利。Aレベルまで学ぶことが可能。
※クアラルンプール圏学校一覧に記載なし。今後追加する予定。
アジアパシフィック・インターナショナルスクール
Asia Pacific International School
【公式HP】https://www.apschools.edu.my/
【設立】2012年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国（小・中高）
【場所分類】都心近郊
【学費帯】安い
【公式SNS】Facebook｜Instagram｜X(Twitter)
テンビーの名を冠しない学校ですが、ISP傘下の学校です。NUCK-IFYのビジネスコースは、このアジアパシフィック・インターナショナルスクールで開講してます。
ペナン
テンビー・インターナショナルスクール・ペナン校
Tenby International School Penang
【公式HP】https://tenby.edu.my/penang/
【設立】2011年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧英国（幼・小・中高・A-Level）
【学費帯】安い (Year1はもっとも安い)
【公式SNS】YouTube｜Facebook
ペナン島でもビーチリゾートに近い北岸エリアに位置し、中心地ジョージタウンまでも近いので生活至便。寮はないが、Aレベルまで英国式カリキュラムを学ぶことができるのはメリット。
イポー
テンビー・インターナショナルスクール・イポー校
Tenby International School Ipoh
【公式HP】https://tenby.edu.my/ipoh/
【設立】2013年
【通学/寮】寮あり (Year7から入寮可)
【カリキュラム】🇬🇧英国（幼・小・中高・A-Level）
【学費帯】安い (Year1はもっとも安い)
【公式SNS】YouTube｜Facebook｜Instagram｜X(Twitter)
テンビー・インターナショナルスクールで唯一のボーディングスクール。Year7から入寮することができ、Aレベルまで一気通貫で英国式カリキュラムを学べるメリットは大きい。
※クアラルンプール圏学校一覧に記載なし。今後追加する予定。
そんなテンビー・イポー校のボーディングを紹介した公式YouTube動画がありますので、ご参考までにご覧ください。
ジョホールバル
テンビー・インターナショナルスクール・セティアエコガーデンズ校
Tenby International School Setia Eco Gardens
【公式HP】https://tenby.edu.my/setia-eco-gardens/
【設立】2013年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧英国（幼・小・中高）
【学費帯】もっとも安い
【公式SNS】YouTube｜Facebook
ジョホールバルの新興住宅地、セティアエコガーデンズにある。Aレベルコースはないので、セカンダリー修了後に他校のAレベルまたはカレッジに進学する必要あり。
まとめ
学校を訪問して思った率直な感想は、「思ってたよりかなり良い！」ということです。
テンビーはマレーシアの地元で評判の良い学校として知られていますが、日本人生徒から人気がある学校という感じではありません。
“どうして日本人生徒から人気がないのか？”という目線で今回は原因を探りましたが、特に嫌われる要素もなく、むしろISPの資本参加による学校改革が進めらていて、他校とは違う魅力的な個性を放つ学校であるというのが結論です。
ローカルの生徒に支持されているため生徒数も多く、パンデミックになって多くの留学生が辞めてしまって経営基盤が揺らいでいる学校が多くある中、テンビーはマンモス校という安定感と、生徒数が揃っているが故に学べる集団の中での社会性は、テンビー・セティアエコパーク校の大きなメリットだと感じます。
学費については「安くもなく高くもない」という中間レベルですが、同価格帯のテイラーズやサンウェイと比較しても私たちの目から見て引けを取らないクオリティだと感じます。
セカンダリーを修了した後にAレベルコースへの進学率は決して高いとは言えませんが、第二の選択肢として2021年より NCUK International Foundation Year (NCUK-IFY)コースの提供を開始しています。
NCUK-IFYはすでに30年を超える実績があり、世界の大学から高く評価され、学ぶ生徒も多い国際ファウンデーションコースであり、テンビースクールズがマレーシアで唯一のNCUK-IFYコースのプロバイダーとなっている点にも非常に魅力を感じます。
NCUK-IFYは魅力ある進路の選択肢となりますので、今後の動向を見守っていきたいと思います。
テンビーグループはマレーシア全土に7校のキャンパスを持つ老舗インター校
テンビー・セティアエコパーク校は広大なキャンパスに1800人の生徒が通うマンモス校
英国式カリキュラムで伸び伸びした環境をお好みならお勧めできる一校
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