“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、いよいよ回ってきた ワクチン 接種の機会、覚悟を決めて接種会場に行って分かった ワクチン の種類とは?
ワクチン の種類は任意に選ぶことができないので、ロシアンルーレット状態です。
https://go-for-it-malaysia.com/kk-walk-in-vaccination-report/
マレーシアで打てる ワクチン は玉石混交の5種類、そのうち接種会場で割り当てられたワクチンはアレだった
マレーシアの国家 ワクチン プログラム
詳細は在マレーシア日本国大使館のHPで日本語で公示されており、その要旨は以下のとおりです。
マレーシア国家 ワクチン プログラム
(2021年2月16日)1. 確保済みの ワクチン は以下のとおりで、6,670回分(人口109.65%相当)を確保済み。なおCanSinoは1回接種、それ以外は2回接種が必要。
・ファイザー(米):3,200万回分 (人口50%相当)
・アストラゼネカ(英):1,280万回分 (人口20%相当)
・Sinovac(中):1,200万回分 (人口18.75%相当)
・CanSino(中):350万回分 (人口10.9%相当)
・スプートニクV(露):640万回分 (人口10%相当)2. ワクチン 接種は任意であり、全てのマレーシア居住者(マレーシア人及び外国人)に無償で提供される。年齢制限は18歳以上だが、この問題は随時検討される。マレーシア政府のアプローチは、マレーシアの成人人口の少なくとも80%が2022年2月までに ワクチン 接種を受けることである。
3. 2回接種が必要な ワクチン の場合、各個人は同 ワクチン を2回接種する。2回目までの期間は種類によって異なり、ファイザー及びスプートニクVの場合は21日、アストラゼネカの場合は28日、Sinovacの場合は14日である。
4. 接種は以下3段階で実施。
・第1段階
2021年2月から2021年4月にかけて実施。対象は、政府・民間医療従事者や必要不可欠なサービス(定義はJKJAVによって随時更新)及び防衛サービスを行うフロントライナー。対象人数は50万人。
・第2段階
2021年4月から2021年8月にかけて実施。対象は、残りの医療従事者や基本的なサービスを行う者、65歳以上の高齢者、ハイリスク群(心臓病、肥満、糖尿病、高血圧などの慢性疾患を有する者)及び障害者(OKUカードを有する者)。対象人数は940万人。
・第3段階
2021年5月から2022年2月にかけて実施。対象は、18歳以上の居住者(マレーシア人及び外国人)。対象人数は1,370万人以上。5. 18歳以上に限る理由は、現在実施された臨床試験の多くは18歳以上のボランティアを対象としているため。しかし、一部の ワクチン メーカーは子供を対象に臨床試験を実施しているため、その結果を踏まえ政府は子供への ワクチン 使用を検討する。
6. ワクチン 接種プログラムには、各段階の優先順位に従った対象者の登録から、接種及びその後の監視までが含まれる。登録は、MySejahteraアプリ又はWebサイトで行うが、対応できない者のためにその他の手段も準備している。 ワクチン 接種は任意ではあるが、集団免疫達成のため、接種することが強く推奨される。
7. ワクチン 接種は、保健省により特定された605の予防接種センターで実施され、必要に応じ、大学やコンベンションセンタ-なども一時的なセンターとして使用される。
8. 報告されている ワクチン の副反応は軽度かつ一時的なものである。最も一般的に報告されているものは、注射部位の痛み・腫れ、疲労感、頭痛、震え、関節炎などである。副反応は、MySejahteraアプリを介し本人から又は医師により作成される副反応レポートにより報告され、安全性を調査するために設けられる特別な専門家委員会において、慎重に調査される。
引用元: 在マレーシア日本国大使館 “【新型コロナウイルス】マレーシア国家ワクチンプログラムについて” (2021.2.23)
マレーシア政府が確保した ワクチン は上記の5種類で、マレーシアではこの5種類の ワクチン の接種が順次スタートしており、この内、アストラゼネカ社製のワクチンだけは種類を指定して予約を受け付けていましたが、原則的にはどの ワクチン を接種したいかという希望は通りません。
アストラゼネカ製の ワクチン は接種後に極めて稀に起こる脳血栓について議論のあるところですが、在マレーシアの日本人の間では「極めて稀だし、概ね問題ない」との意見が多いです。
一方、シノバック(Sinovac)は、 ワクチン の有効性が他社ワクチンに比べて低いという報道もあり、日本政府がシノバックを承認していないことから、在マレーシアの日本人の間では「正直、打ちたくないよね…」という話になっています。
さらに、中国製のカンシノ(CanSino)とロシア製のスプートニクVについては、話題にも上がらない状況です…😎
巡ってきた ワクチン 接種の機会
予約が確定すると、アプリ(MySejahtera)で通知があります。
会場は、モントキアラの近くにある「MITEC」という大きなコンベンションセンターで、7月15日の12:30に僕の予約は確定しています。
ワクチン 接種当日の流れ
本人確認のための「パスポート」、それから予約確認するための「スマホ(MySejahteraアプリ)」の2点を会場に持参する必要があります。
そして、接種当日の流れは以下のとおりです。
ワクチン 接種当日の流れ
- 予約確認
- 本人確認 (パスポート)
- 当日の体調、既往歴・服用薬・アレルギー有無の確認、接種するワクチン名の告知、接種同意の再確認
- ワクチン接種、接種完了の記録 (アプリ)
- アレルギー、副反応の経過観察 (15分)
- ワクチンカード発行、2回目の接種日の通知
実際、接種会場に行ってみた
会場となる「MITEC」の案内表示が見えてきました。
車で進むと、接種会場の案内が表示されています。
駐車場に入るため、渋滞してます。
駐車場に車を留めたので、いざ会場へ。いつものとおり、入場のQRコードスキャンをして入場します。
つい先日、 ワクチン 接種会場でクラスターが発生して200人以上の陽性者が出たというニュースがあったばかりで、ちょっとビビりながら会場に入っていきます…😅
会場となるコンベンションセンターの中には、4つのホールがあり、僕は指定された「Bホール」に向かいます。
Bホールに入ると、大きな会場には受付カウンターと待ち合いの椅子が並べられています。
入場する際、アプリ画面をスタッフに見せて「❶予約確認」が行われ、受付番号が書かれたチケットが手渡されます。
病院でよく見る呼び出し番号の画面を見ながら、自分が呼び出されるのを待ちます。
自分の順番が呼び出されたら、指定された受付カウンターに進んで受付をしてもらい、ここでパスポートを渡して「❷本人確認」をします。
「 ワクチン 接種の同意書」を2部渡されるので、ここで2部ともサインをします。
「サインした同意書を持って次のカウンターに持っていくように」との指示がありますので、そのとおり次のカウンターに進みます。
ここも同じように自分の番号が呼び出されるので、呼び出されたら、指定された次の受付カウンターに進みます。
次の受付カウンターでは、当日の体調や既往歴、服用薬・アレルギー有無などを確認されるのですが…
席に座るやいなや、「SINOVAC」と大きく書かれた紙がデスクの上に置いてあるやないかいー。
ガビーン…😅
Shingo この会場、全部シノバックですか?
スタッフ そうです。
Shingo このMITECの会場、全部そうですか?
スタッフ ここは全部シノバックです。
Shingo …… (マジかよ)
今回、僕はファイザーかアストラゼネカなら接種して、それ以外ならお断りしようと心に決めて来ました。
Shingo Can I refuse Sinovac?
スタッフ Why?
Shingo 日本政府が中国製ワクチンを承認していないから、今後の渡航に支障が出る。
スタッフ OK
Shingo …… (あら、意外とあっさり)
ワクチン接種するつもりでここまで進んできたのですが、 ワクチン 名を聞いてからお断りする場合アプリからではできないようで、システム上でキャンセルする必要がある模様。
スタッフ どうやってキャンセルしたらいいかHelp Deskに聞きにいくから付いてきてください。
と言われて、その場にいたスタッフにHelp Deskまで案内してもらいました。
そこでもう一度シノバックを拒否する理由を聞かたので答えると、「ならファイザー製がいいのか?」と聞かれた、「ファイザーがいい」とさらに答えると、「確約はできないがファイザーのリクエスト方法を教えてあげます」というホスピタリティ溢れる意外なご返答。
ふと手渡された小さな紙に切れ端にいくつかのメアドがかかれていて、「この宛先すべてにファイザーを希望する旨のメールをして」とのこと。
「なんで5人もいるんだ?」と思いながらも有り難くこれを受け取って、今日のところはこのまま帰宅することにしました。
駐車場に戻る途中、 ワクチン 接種を完了した人たちはSNS用の「接種完了済み」のフォトスポットで写真を撮るために行列になってました😁
人が多い接種会場を後にして、いつものスタバでカプチーノを買って帰路につきました。
帰宅後、2人ほどマレーシア人の友人に「 ワクチン 打った?種類はどれ?」と尋ねてみると、2人とも「シノバックだよ」とまるで当然のような様子で、「シノバック全然問題ないよ、打ちなよ」と助言してくれました。
日本人はファイザーとアストラゼネカ以外にはビビリ過ぎなのかとも思いましたが、今後、 ワクチン パスポートが出来て海外渡航の際にシノバックだと認めてもらえないかもしれないというリスクも考慮して、結局のところ「まあいいか」という結論に至りました。
とりあえず今回は、教えてもらった方法でファイザーの ワクチン をダメ元リクエストしてみようと思っています。
https://go-for-it-malaysia.com/kk-walk-in-vaccination-report/
まとめ
希望する種類の ワクチン でない場合、拒否することは問題なし
会場に入ってからだとアプリでキャンセルできず、次の予約も未定で後回しになる可能性大
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次回に続く
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