“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、マレーシアでは有名な学校法人 テイラーズ が運営するインターナショナルスクールをご紹介します。
先日、『【#95】どうしても気になる Sunway International School を考察してみた件』という記事で、「マレーシアの早稲田」と称される私立大学の雄・サンウェイが運営するインターナショナルスクール2校をご紹介いたしました。
であるならば、「マレーシアの慶應」と称されるもう一方の私立大学の雄・ テイラーズ のインターナショナルスクールもご紹介せねばということで、今回は、 テイラーズ ・エデュケーショングループがマレーシアで運営する5つのインターナショナルスクールをご紹介したいと思います。
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クアラルンプールの地元で信頼が厚い名門学校法人、 テイラーズ が運営する人気インターナショナルスクール5校
Taylor’s Education Groupとは
Taylor’s Education Groupは、マレーシアのクアラルンプールに接するセランゴール州に本拠を置く私立の教育機関で、マレーシアをはじめとする東南アジアで初等教育から高等教育までの教育事業を展開する50年以上の歴史を持つ名声高い総合教育企業です。
Taylor’s Education Group1969年の テイラーズ カレッジ設立からスタートした テイラーズ は、現在、その中核教育機関である テイラーズ 大学(Taylor’s University)がQS世界大学ランキング2022年版でマレーシアのみならず東南アジアでNo.1の私立大学(332位)にランクされたことから、在マレーシアの日本人の間では「マレーシアの慶應*」と呼ばれることもあります。
*諸説あるので悪しからず
Taylor’s Education Groupの年表
引用元: Taylor’s Education Group HP
傘下には、グループの中核となる総合大学の テイラーズ 大学(Taylor’s University)、大学準備課程(Pre-University)の各プログラムを提供する テイラーズ カレッジ(Taylor’s College)、そしてマレーシアとシンガポールに計6つのインターナショナルスクールを抱え、幼稚園から大学までの教育を総合的に展開しています。
テイラーズ が運営する教育機関
◉ 大学
- Taylor’s University (マレーシア)
- The British University Vietnam (ベトナム)
◉ カレッジ
- Taylor’s College (マレーシア)
◉ インターナショナルスクール
- Taylor’s International School, Kuala Lumpur (マレーシア)
- Taylor’s International School, Puchong (マレーシア)
- Garden International School (マレーシア)
- Australian International School Malaysia (マレーシア)
- Nexus International School, Malaysia (マレーシア)
- Nexus International School, Singapore (シンガポール)
在マレーシア日本大使が表敬するほどの信頼感
2021年5月、在マレーシア日本国大使がわざわざ テイラーズ の会長をオンラインで表敬したとの日本大使館の広報があり、日本は国として テイラーズ エデュケーショングループのことを特別な存在と見ていることが伝わってきます。
参照: 在マレーシア日本大使館HP
“岡大使によるロイ・テイ・ガン テイラーズ教育グループ会長表敬”
その場で、グループの中核である テイラーズ 大学が長年にわたって日本の大学との協力関係にあり、今後はさらに大学をはじめとする日本の教育機関との連携強化で意見が一致したということです。
テイラーズ 大学と日本の大学との今後の協業が期待されます。
テイラーズ が運営する5つのインター校
学校選びの際、星の数ほどある学校のうち「どの学校がいいのか?」ということについては、外形情報だけでは判断がつかない場合が多いと思います。
“学費が高ければ教育の質が良いか?”については必ずしもその保証はないと言えますが、とはいえある程度参考になる指標と言えます。
一方、学費が安めの学校の場合、ローカルスクールに後からインターナショナルスクールが併設された学校が多く、先生はローカルのマレーシア人が中心で、学校の運営方針もローカル色が強い場合が多く、小学校のうちから詰め込み式の勉強を強いられる学校もいくつか見られます。
その中で、テイラーズグループがマレーシアで運営する5つのインターナショナルスクールはいずれも教育水準が高くて地元の評判も良く、それぞれの学校で違うカリキュラムを採用していることから選択肢も豊富であり、学費もハイエンドからリーズナブルな学校を取り揃え、同じグループとは思えないほどバラエティ豊かな学校が揃っています。
ということで、ここでテイラーズがマレーシアで運営する5つのインターナショナルスクールをご紹介していきたいと思います。
【1】 テイラーズ ・インターナショナルスクール (KL校)
Taylor’s International School, Kuala Lumpur Campus
【公式HP】https://www.tis.edu.my/campus/kuala-lumpur
【設立】1991年(前身となるSri Gardenの設立年)
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国 (幼・小・中高)
【学費帯】安い
【公式YouTube】こちら
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クアラルンプールの都心のど真ん中にありながらも、キャンパスがあるのは閑静なエリアに位置します。周辺には清潔好きな日本人が住むことができるコンドミニアムも多く、買い物に便利なサンウェイベロシティモール、AEONモール、マイタウンモールも近いので、住環境は抜群です。
英国式カリキュラムを採用し、プライマリー(小学校)からセカンダリー(中高)に上がり、IGCSEを修了して卒業となります。その後は、別キャンパスのテイラーズカレッジに進めば、Pre-Universityプログラムを学ぶことができます。
KLキャンパスの全校生徒は1500人ほどですが、日本人生徒はかなり少なめです。
プライマリー低学年にはEAL(英語補講クラス)はありませんが、Year5からYear8にはEssential English Programmeという英語補講クラスがあります。
入学にはある程度の英語力が求められますが、レベル別でクラス分けされるのでそれほど心配する必要はないと思われます。
テイラーズ グループの中では破格に安い学費のため、先生はマレーシア人が中心です。
英国式カリキュラムは他のカリキュラムと比べて最もアカデミックなプログラムと言われていますので、小学校のうちから子供をしっかり学ばせたいという方針のご家庭に向いています。
【2】 テイラーズ ・インターナショナルスクール (プチョン校)
Taylor’s International School, Puchong Campus
【公式HP】https://www.tis.edu.my/campus/puchong
【設立】2015年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国 (幼・小・中高)
【学費帯】安い
【公式YouTube】こちら
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2015年に新設された テイラーズ ・インターナショナルスクール・プチョン校。プチョン(Puchong)はクアラルンプールの中心部からは30分ほど郊外にありますが、マレーシアの地元民には人気の高いエリアで、街の中心部にはAEONが入るIOIモールもあって、日本人にも住みやすいエリアの1つと言えます。
プチョンキャンパスの全校生徒は1200人ほどですが、日本人生徒は10人前後とかなり少なめです。
プライマリー低学年にはEAL(英語補講クラス)はありませんが、Year5からYear8にはEssential English Programmeという英語補講クラスがあります。
入学にはある程度の英語力が求められますが、レベル別でクラス分けされるのでそれほど心配する必要はないと思われます。
テイラーズ グループの中では破格に安い学費のため、先生はマレーシア人が中心です。
Taylor’s International School Pchong
母子留学ならここが最高なのでは?
学費はお手頃、設備は充実、通学のスクールバスは多方面から利用可能、進学先の選択肢も豊富!https://t.co/0LBtiz3Cjp pic.X(Twitter).com/XeRJTCRedP— 🇲🇾Mina@Go-for-it マレーシア教育移住 (@goforitMina) February 11, 2022
【3】ガーデン・インターナショナルスクール
Garden International School
【公式HP】https://www.gardenschool.edu.my/
【設立】1951年
【通学/寮】通学のみ
【カリキュラム】🇬🇧 英国 (幼・小・中高・A-Level)
【学費帯】もっとも高い
【公式YouTube】こちら
【公式Facebook】こちら
日本人に人気の高いモントキアラにある1951年に設立された伝統校。土地柄、世界各国の駐在員の子女が多く、全校生徒の数も非常に多いマンモス校と言えます。
入学には一定の英語レベルが必要のため、早め早めの英語学習をして備え、小さいうちからの入学を狙いたいところです。
幼稚園、プライマリー(小学校)、セカンダリー(中高)、そしてPre-UniversityプログラムであるAレベルまで、一気通貫で英国式のカリキュラムを学習できる環境です。
学費はハイエンド(もっとも高い)の学校に分類されますが、利便性の高い人気の立地にあり、ご家族でマレーシア生活を充実されたいというニーズには十分に応えられる1校です。
ただし、保護者ビザは発給されないので、駐在(就労ビザ)かMM2H(長期滞在ビザ)を保有のご家族に限られます。
【4】オーストラリアン・インターナショナルスクール
Australia International School Malaysia
【公式HP】https://www.aism.edu.my/
【設立】2000年【通学/寮】通学・寮あり(寮は2021年に新設予定)
【カリキュラム】 🇦🇺 豪州(幼・小・中・高)
【場所分類】都心近郊
【学費帯】高い
【公式YouTube】こちら
【公式Facebook】こちら
オーストラリアン・インターナショナルスクールは、マレーシアでは2校しかない豪州式カリキュラムを採用している老舗の学校です。
セランゴール州のスリケンバンガンというやや郊外の緑の多い環境で、豪州ニューサウスウェールズ州のカリキュラムを取り入れた教育スタイルは、地元からの評判も高く、日本人にはまだあまり知られていない隠れた人気校の1つと言えます。
豪州式カリキュラムは、授業の中でのコースワーク評価が50%、期末試験の成績が50%で総合的に評価され、英国式の100%試験結果での評価と比べると、バランスの取れたプログラムです。
入学には英語力ゼロでは難しいが、入学することができればEAL(英語補講クラス)もあり、英語力のベースアップをサポートしてくれる環境があります。
学費は「高い」に分類されますが、先生方がオーストラリア人中心であるという点に大きな魅力があります。
高校の最後に試験を受けてニューサウスウェールズ州の高校卒業資格を取得し、その結果はオーストラリアの統一基準の大学入学資格ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)の点に換算され、世界の大学への受験資格を取得します。
Australian International School Malaysia.
クアラルンプールでは希少な豪州式カリキュラムのオーストラリアン•インターナショナルスクール。KL郊外の綺麗な湖のほとりという抜群の環境の中、広くて綺麗なキャンパスで学ぶことができます。さすがテイラーズグループの一校という趣き。 pic.X(Twitter).com/dEJYEOlufC
— Shingo@Go-for-it マレーシア🇲🇾 (@ss33914051) February 17, 2022
【5】ネクサス・インターナショナルスクール
【公式HP】https://www.nexus.edu.my/
【設立】2006年
【通学/寮】通学・寮あり
【カリキュラム】🇬🇧 英国 (幼・小・中高) /🇨🇭 国際バカロレア (IBDP)
【場所分類】都心近郊
【学費帯】高い
【公式YouTube】こちら
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行政首都プトラジャヤという立地柄、エリート駐在員の子女が多く、その影響から他校と比較して欧米人の生徒が比較的多い印象です。
セカンダリー(中高)修了までは英国式カリキュラムを採用し、その後のPre-Universityプログラムは国際バカロレアのディプロマプログラム(IBDP)に移行するという珍しい学校です。
グランド、プール、体育館、テニスコートなどのスポーツ設備はかなり充実しており、子供たちは伸び伸びと成長していきます。また、ボーディングハウス(寮)を併設するので、単身留学も可能です。
何よりお勧めできるのは、クアラルンプール圏のインターナショナルスクールでは随一の充実度を誇る図書館です。図書館が充実している学校に悪い学校はありませんので、そういった点からも学校のポリシーを感じることができます。
セカンダリーを修了した後に進む国際バカロレアのディプロマプログラム(IBDP)では、先生と生徒の比率は「1:8」というかなりの少人数制で、先生方のきめ細かなサポートが期待でき、IBDPの好成績につながっているという評判です。
入学試験の難易度は比較的高いですが、EAL(英語補修クラス)がありますので、いったん入学試験をパスできればレベルの高い教育が期待できますので、ある程度の英語力を身に付けたお子様にはぜひ狙っていただきたい学校の1つです。
国際バカロレアのディプロマ(IBDP)を修了すれば、日本をはじめ世界のほとんどの大学へ出願が可能です。
なお、ボーディングハウス(寮)については、公式YouTubeにいくつか動画がアップされますのでご覧いただければと思います。
まとめ
テイラーズ 系列の各インター校は、入学する際にベースとなる英語力が必要とされますが、どの学校も高いクオリティの教育が期待できますので、これからマレーシアへの親子留学や教育移住をご検討のご家族の皆様には、ぜひ検討していただきたい学校群と言えるでしょう。
テイラーズ 大学をゴールとし、各レイヤーの学校を複数展開しているので、進学ルートを描きやすい
カリキュラム、学費帯などさまざまで、 テイラーズ 系列なら信頼感が高いくハズレのリスクはかなり低い
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