“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、コロナパンデミックによるロックダウンで買い物や外出が制限され、すっかり浪費意欲が薄れてしまい支出を極力少なくしたクアラルンプール父子留学家庭の 生活費 と学費 を含めた毎月のランニングコストをレポートしたいと思います。
学費は自分ではコントロールできないので、キーとなるのは生活費の切り詰めです。
https://go-for-it-malaysia.com/price/
コロナ後にミニマイズしたマレーシアでの 生活費 と学費を合わせた毎月のランニングコストは?
コロナ前の生活習慣と 生活費 の支出パターン
当初、サイバージャヤの中でも環境の良いコンドミニアムに住み、とりわけ贅沢をすることもなく、どちらかというと割と質素な普通の生活を送っていました。
息子は1年目は通学生でした。学校に通い始めてからというもの、毎日子供のために食事を作るというのが僕にとって初めての体験だったので、毎日クックパッドをチェックしては新しいメニューに挑戦し、美味しく出来上がると近所のママ友たちにLINEで写真を送ってコメントを欲しがるほど、一時期は料理にハマっていました。当時のママ友たち、ゴメンなさい(笑)
たまには外食もしていましたが、息子がまだ5年生だったのでマレーシア料理はまったく食べず中華料理でさえほとんど食べない状況だったことと、サイバージャヤの日本食レストランはほとんど美味しくないので、外食といえばたまに出かけるクアラルンプールの都心やモールで洗練されたイタリアンや中華、ステーキレストランに行って外食するといった程度の頻度でした。
車で外出するとお酒を飲むこともできないので、結局は外食が億劫になり、食生活はもっぱら家庭での食事が中心でした。
僕はゴルフも麻雀もファミコンやらないので、生活費の中身としては、食費、水道光熱費、交通費(ガソリン代, 高速代, 駐車代)、通信費(インターネット, 携帯, Skype)、ソフトウェア利用料(iCloud, Netflixなど)、図書新聞費、そして遊興費と言えるのがたまに行くマッサージ代ぐらいでした。
そんな我が家ですが、コロナ前はけっこう旅行に行ってました。
これまで息子が在籍した1校目の学校も今の学校も寮のあるボーディングスクールですが、いわゆるタームブレイクと呼ばれる夏休み・冬休み・春休みの他にも、その中間に10日前後のハーフタームブレイクという休みがあり、さらにそのハーフタームブレイクまでの間にExeat(エクシアト)と呼ばれるボーディング生が2〜3週間ごとに一度自宅に帰る2〜3泊の休日があります。
ボーディングスクールの一般的な年間お休みスケジュール
タームブレイクやハーフタームブレイクというまとまったお休みがあるのなら、“せっかくだからこのお休みを利用して海外旅行やマレーシア国内旅行をしよう!”というのが、母子(父子)留学しているご家庭に共通する考えです。
我が家もコロナ前はハーフタームブレイクを利用してASEAN近隣諸国への海外旅行やマレーシア国内旅行によく出かけており、夏休み・冬休み・春休みというタームブレイクには毎回必ず日本に帰国していました。
タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシアなどの近隣国への海外旅行では、エアアジアで格安航空券が買えます。これらの近隣国へは、例えばタイのバンコクやカンボジアのプノンペンの場合、大人1人片道6,000〜10,000円程度です。
日本へ帰国する場合も、クアラルンプール=羽田の便で大人1人片道だいたい25,000円なので、僕と息子の2人が往復しても10万円程度です。
コロナ後の 生活費
自営業者はこういう危機時には守ってくれる組織もないので、厳しい現状に直面します。蒸発してしまった売上は当面戻ってきそうもないので、家計の収支の均衡を保つには支出を抑えるしかありません。
我が家の場合、もともと外食もほとんどせず割と質素な生活を送っていたので、削るべき支出で大きなものはありませんでしたが、自分へのささやかなご褒美であるマッサージ代と、たまに行っていた旅行代はコスト削減対象となります。というか、2020年3月に始まったマレーシアのロックダウンで、そもそもマッサージと旅行は政府規制によってNGとなり行けなくなりました。
ロックダウン(活動制限令, Movement Control Order)当初はもう1年前のことなので、もはや懐かしく感じる部分もありますが、当時は、レストランは営業禁止、買い物のための外出は家族から代表者1人のみ、買い物頻度も3〜4日に1度に制限、車の乗車も1人のみ、家から10km以内の移動しか認められず、州境を跨いでの移動も禁止というかなりの強制力の強いものでした。
マレーシア在住の皆さんも同様の苦労をされたと思いますが、ロックダウンでほとんどどこにも行けない日々が続き、本当にフラストレーションの溜まる毎日を過ごしましたよね。
2021年4月現在はレストランでの外食は解禁となり、首都クアラルンプールとそれを取り囲むセランゴール州(合わせてクランバレー地区)の中の移動は解禁され、車も定員数まで乗車が認められるようになり、活動制限の内容はかなり緩和されました。
でも、個人的には、足下でマレーシアでもコロナ感染拡大第4波が襲い始めており、さらにはこの1年間外出・外食・旅行を控え続けてきたことによる消費マインドの萎縮がすっかり心に定着してしまい、大きな支出はなるべくしないようにしようというクセがついてしまいました。
そんなダウンサイジングした現在の毎月の生活費概算額を、以下にまとめてみました。
項目 | 月の支出額 | 内容 |
---|---|---|
家賃 | 80,000円 | 2ベッドルーム, インターネット代込み |
水道光熱費 | 15,000円 | 電気代, ガス代, 上下水道代 |
カード支出 | 150,000円 | 食費, 生活雑貨代, 酒代, ガソリン代, 外食費, マッサージ代, 通販代, たまに洋服家具代 |
現金支出 | 20,000円 | 細々とした小口の支出 |
合計 | 265,000円 | —– |
※日本国内の生活費は含めておりません。
コロナ後の生活費は、だいたい月に26万円前後の金額で安定しています。
僕は家でお酒を飲むのですが、マレーシアでは実は酒の物価がけっこう高いです。安めのワインやローカルのウイスキーでだいたい1本1,500円くらいですが、おそらく酒代だけで月に4万円前後かかってます…(苦笑)
そして現在、我が家はクアラルンプールの80平米ほどの2ベッドルームのコンドミニアムに住んでおり、家賃は月8万円ほどです。
家探しは上を見ればキリがありませんが、日本人に人気のモントキアラでも、築10年ほどの110平米くらいの3ベッドルームの部屋が8万円前後で借りられます。都心でなければ、2ベッドルームや3ベッドルームの部屋でも家賃をさらに抑えられます。
現在の学費と寮費
寮生活ということは、当然、寮費というコストがかかります。通学の場合と比べるとコストの観点からは合理性はありませんが、我が家の息子は一人っ子ということもあり、思い切って寮生活にトライしました。
寮生活のメリットとしては、集団生活の中で自主性や独立心が芽生え、身の回りの整理整頓や学習の自己管理をする能力が育まれ、上下の学年の生徒と生活を共にすることでリーダーシップやフォロワーシップなど学ぶことも多く、また今の学校では同じ学年に日本人がいないので24時間どっぷり英語の生活環境に浸れるということも挙げられます。
今の学校は、校長先生から毎週必ずメールで学校全体の近況報告があり、各担当の先生方からも保護者に対する連絡がきめ細かく、学校運営全体についての透明性が高いので、息子も僕も学校については満足しており、今のところはYear11のIGCSE修了まではこの学校で寮生活を続ける予定です。
そんな息子は今Year9ですが、学費と寮費の概算額は以下のとおりです。
項目 | 年間費用 | 1ヵ月あたり (年÷12) |
---|---|---|
学費 | 1,320,000円 | 110,000円 |
寮費 | 960,000円 | 80,000円 |
合計 | 2,280,000円 | 190,000円 |
正直なところ、 学費 はクアラルンプールでは標準的な水準の金額だと思いますが、寮費が毎月8万円と考えると、自宅家賃や 生活費 との二重コストとなるのでちょっと高いという感覚です。とはいえ、上で述べたような寮生活のメリットを鑑みれば、適切な水準のコストだと割り切るようにしています。
まとめ
生活費 と学費(寮費含む)を月当たりの支出額に均してみると、以下のとおりとなります。
項 目 | 月当たり支出額 |
---|---|
生活費 | 265,000円 |
学費(寮費込み) | 190,000円 |
合 計 | 455,000円 |
学費については選ぶ学校によってかなり上下しますので、もっとコスパの良い学校も多くあります。生活費もお酒を飲まないご家庭ならもっと抑えられますし、都心に住まなければ家賃も下げられます。
まだお子さんの年齢が幼稚園や小学校低学年あたりだと、公文教室やダンス、バレエ、ピアノ、サッカー、プログラミングなどの習い事の教育費がさらにかかる場合もあるかと思いますので、ご家庭によって支出項目は様々だと思います。
今回の記事は我が家の一事例に過ぎませんが、それをご容赦いただき、これから母子留学を予定されているご家庭の皆さんにとって少しでも参考になっていれば幸いです。
学費は学校によってそれぞれ。寮に入る場合はコストかかるが寮生活のメリットもある
1年間の倹約生活に疲れてきたが、旅行もまだ行けないのでお金を使う場面がない
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