“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、日本の高校1年生の女子生徒さんが海外の高校留学を目指して、オーストラリアの高校とマレーシアのインター校にダブル受験をしたお話しです。
マレーシアのインター校は私たちがエージェントとしてお手伝いさせていただきましたが、結果的にその女子生徒さんはマレーシアではなくオーストラリアの高校への留学を決められました。
今回は、お父様より留学に至る経緯と弊社サポートの感想をお寄せいただきましたので、ご紹介したいと思います。
オーストラリアとマレーシア、両国を悩んだ末にオーストラリア留学を選んだ高校1年生と父の決断
留学を考えるに至った経緯
現在、お嬢様はどんな高校に通われていますか?
幼稚園から大学まである私立の一貫校です。
留学生の受け入れや海外語学研修・留学制度がある学校で、この学校には小学校から通っており、現在高校1年生です。
高校1年生になって留学を考え始めたきっかけは?
元々、娘が小学校入学時には、国際バカロレアのPYP(プライマリー・イヤー・プログラム)、高校にはDP(ディプロマ・プログラム)がありました。
将来は高校でIBDPを取って、海外の大学への進学という選択肢を与えてあげられればと思い入学させましたが、途中で高校のIBDPが休止になってしまいました。
また、中国からの留学生を積極的に受け入れ、系列の大学に孔子学院を設置するなど、学校の方針として中国との関わりに重きを置くようになりました。
それにより小学校卒業時に学校を離れる同級生も多くいたのですが、他に良いと思える進学先がなく、そのままエスカレーターで高校まで進学してきたという経緯です。
高校では、日本の大学進学を目指す進学クラスと、留学生もいる外国語・語学研修等が充実した国際クラスが選択でき、娘は後者を選びました。
すると、クラスの半分近くが中国人留学生で、日本語が全くできない生徒も含まれるという状況でした。
中学生の時、4週間のオーストラリアへの語学研修とホームステイを経験した娘は、その頃から英語圏の学校への進学に興味を持つようになりました。
このような経緯と現在の学校への不満も重なり、海外へ進学先を探すに至りました。
なぜオーストラリアとマレーシアをダブル受験したのですか?
Image: High School in Australia
オーストラリアは、娘が中学時代の留学経験から、真っ先に候補に上がりました。高校生の単身留学が盛んであることも大きな理由です。
さらに他の国も広く候補に入れて留学先を決めるにあたり、必須条件が「英語で授業を行う」、「大学入学資格の取れる学校」、それに加えて次の条件を設定しました。
留学先選定の条件
- 東京からの直行便と陸路で行ける範囲にある
- 時差が少ない
- 差別・偏見が少ない
- 食事が日本人に合いやすい
- 治安が良い
- 自動車以外の交通機関が発達している
- 留学をすると決めた5月頃から入学時期があまり遅くならない
- 現在と同じ学年で入学できる
条件の多くを満たす国として、当初はシンガポールのインターナショナルスクールと、オーストラリアの高校を対象にエージェント探しを始めました。
しかし、シンガポールのインター校は授業料と現地滞在費を合わせると完全に予算オーバーでしたので、シンガポールの近くであり、比較的治安もよく、食事も日本人に合うものが多く、物価の安いマレーシアで探そうと決めました。
そこからは、オーストラリアとマレーシアの2つの国で学校探しを進めました。
マレーシアのインターを受験した感想
今回感じたのが、学校の個性が随分違うということと、エージェントさんが次のことをハッキリと言えない部分があると感じました。