“Go for it マレーシア教育移住日記”にご訪問いただきありがとうございます。
今回は、コロナ禍で海外旅行にいけないマレーシア在住の陸マイラー(おかまいらー)でも、インターナショナルスクールの学費の支払いで知らないうちに マイル が貯まるクレジットカードのお話しです。
マイル が貯まりやすいクレジットカードを上手に選べば、クアラルンプールからの海外旅行も無料で楽しめます。

【#43】海外移住前に作っておきたい!学費の支払いで マイル がざくざく貯まるお勧めクレジットカード
マイル が貯まる現在使用のクレジットカード
僕もいくつかのクレジットカードを持ってて使い分けしてます。今使っているクレジットカードは、ANAカード、楽天カード、三菱UFJ銀行カード、JCBカード、その他にビジネスカードを利用してますが、マレーシアでメインに使っているカードは、この「MileagePlus MUFG GOLD PRESTIGE」です。

マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードとは、ユナイテッド航空のマイレージプログラム“Mileage Plus”と提携する三菱UFJニコスが発行する航空系クレジットカードです。
そのメリット以下の2点。
マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードのメリット
- ANA系のスターアライアンスのマイルが貯まる
- 海外利用でのマイル還元率が高い
海外でのマイル還元率が高いというメリットを活かすため、僕はマレーシアでこのカードをメインに利用しています。
ちなみに、東南アジアでは、レストラン、店舗、学費の支払いでAMEXやダイナースは使えない場合が多いです。マレーシアでの教育移住(母子留学)を前提とする場合、ワールドブランドはVISAかMasterの2択となります。
どこの航空会社のマイレージ?
スターアライアンス
ユナイテッド航空が加盟するのは、皆さんご存知のスターアライアンス。ユナイテッドの他にも、ANA、シンガポール航空、タイ国際航空などアジアのメジャーな航空会社も加盟する世界最大26社の航空会社連合です。

その中核会社であるユナイテッド航空のマイレージプログラム“マイレージプラス”は、マイル特典としてANAの航空券も利用することができます。
ユナイテッド航空のマイレージプラス

ユナイテッド航空のマイレージプラスを利用するのメリットは、以下の3点。
ユナイテッド航空マイレージプラスのメリット
- エコノミークラスのマイル特典座席数でナンバーワン
- マイル特典対象の目的地が最大
- マイルの有効期限なし
特に、“マイルの有効期限がない”というのは魅力で、陸マイラーがショッピングで貯めたマイルは失効することなく永久に貯まっていきます。このメリットを使わない手はない訳です。
2018年当時の高い マイル 還元率(3%)
でも調べてみると、2018年の当時で最もマイル還元率が高かったのはセゾンカードではなく、三菱UFJニコスのマイレージプラスMUFGカードゴールドプレステージでした。
“既存のセゾンカードを解約してこのカードに切り替えるメリットはあるのか?”という観点から、当時、要点を比較したものが以下となります。
マイレージプラス還元率の2社比較(2018年当時)
カード会社 | ![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|
カード種別 | レギュラー | ゴールド | ゴールド |
名称 | MileagePlusセゾン | MileagePlusセゾンゴールド | MileagePlusゴールドプレステージ |
実質年会費 | 7,150円 (税込)* |
22,000円 (税込) |
13,500円 (税込)** |
国内還元率 | 1.5%* | 1.5% | 2%*** |
海外還元率 | 1.5%* | 1.5% | 3%*** |
* 通常の年会費1,650円(0.5%還元)に追加年会費5,500円を払いマイルアップメンバーズになった場合(合計年会費7,150円)、1%を加算
** リボ払い(楽Pay)利用時のみ、税込年会費16,500円から3,000円割引
*** リボ払い(楽Pay)利用時の還元率
移住する前まではセゾンのマイレージプラスゴールドカードを使っていたのですが、セゾンカードはレギュラーカード年会費に追加5,500円でマイルアップメンバーズに登録すると、ゴールドカードと同じ還元率になります。そう考えると、セゾンならこの年会費の安いレギュラーカードで十分かなという感じです。
ところが三菱UFJニコスのゴールドカードの還元率を見てみると、海外利用ではなんと3%。
ということで、我が家では母子留学ならぬ父子留学をする直前に、それまでメインで使っていたセゾンカードを解約し、三菱UFJニコスのマイレージプラスMUFGカードゴールドプレステージを新たに作ってマレーシアでの教育移住生活を開始しました。
2019年の改悪後でも高い マイル 還元率(2%)
引用元: 三菱UFJニコスホームページ
つまり、以下のようにマイル還元率が改悪されてしまったのです。
改悪前 | 改悪後 | |
---|---|---|
国内還元率(リボ) | 2% | 1.5% |
海外還元率(リボ) | 3% | 2% |
これを受けてブログ界隈では結構な文句が飛び交っていましたが、そうは言ってもまだ2%還元ならいいかなというところで僕も心を落ち着けました(笑)
運用上の注意点
前提1: 海外での利用が多い
マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードは、海外での利用時にマイル還元率が2%というのが最大のメリットです。(2020年12月現在)
日本国内で利用がメインとなる場合、マイル還元率はセゾンカードと同じ1.5%となり、毎月の繰上げ返済依頼の手間を考えると魅力がありません。
海外での教育移住生活を前提として、マレーシアのインターナショナルスクールの学費を毎回払い、生活費の支払いもこのクレジットカードに集中させることができて初めて、高いマイル還元率のメリットを享受することができるのです。
前提2: リボ払いがMust
マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードで高いマイル還元率というメリットを享受する場合、“楽Pay”というリボ払いが前提となります。
カード会社は、リボ手数料で儲けいているのでリボ払いを勧めたがります。その思惑に乗ってしまうことは賢くありません。そこでちょっと工夫する必要が出てきます。
重いリボ手数料を回避する小技
マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードを利用していると、前月16日から当月15日までの利用明細が毎月20日前後に確定し、メールで請求額の通知があります。
メールが届いたら、マイページにログインして確定した請求額をチェックします。
ログインした請求明細画面

ここが重要なので、ちょっと解説しておきます。
❶前月から繰り越した元金(クレジット利用残金)
❷今月クレジット利用した合計額
❸❶+❷の合計額
❹リボ払いの設定額(毎月5,000円の分割払い)とリボ手数料(8円)の合計額
❺元金返済額5,000円(毎月5,000円支払うと設定しているため)
❻前月に発生したリボ手数料(金利)
❼今月の債務残高❸から今月リボ返済する元金5,000円❺を差し引いた翌月の債務残高
となります。
以上の画面を確認後、余計なリボ払い手数料を負担することがないように繰上げ返済を依頼する必要があります。
この繰上げ返済ですが、マイページからインターネットで行うこともできれば、コールセンターに電話して依頼することもできます。
ただ、インターネットでの繰上げ返済を依頼する場合に繰上げ返済額は10,000円単位となり、コールセンターに電話して繰上げ返済を依頼する場合は1,000円単位となります。
つまり、コールセンターに電話して繰上げ返済を依頼するほうが1,000円単位できめ細かく繰り上げ返済額を調整できるので、より無駄を省くことができます。なので僕はいつもコールセンターに電話をして、繰上げ返済を依頼しています。
具体的にどのように繰上げ返済額を決めるのかというと、上記の表の例でいえば、❼の残高465,999円に対して1,000円単位で繰り上げ返済可能なMAXの額(465,000円)を繰上げ返済します。
そうすると、翌月の❶に繰り越される債務残高は999円となり、この999円にリボ手数料(年利15%の1ヵ月分)、ざっくり1.25%の金利(12円)ほどのリボ手数料になるのです。
マイレージプラスMUFGゴールドプレステージカードの海外利用時のマイル還元ですが、その条件は“毎月1円でもリボ払い手数料が発生していればいい”というものなので、リボ払いでない普通の翌月全額払いだと2%の還元がありません。でも、リボの繰上げ返済をしないと手数料(金利)の負担が重くなってメリットが出ません。
なので、毎月必ず繰上げ返済をしてリボ手数料を1円でも払うことで2%の海外還元率を維持していくというのが運用上のコツとなります。
なお、繰上げ返済をしないと❼に対してリボ手数料年利15%の1ヵ月分(12分の1)が生じてしまいます。この表の例でいうと、❼の465,999円に対して年利15%の1ヵ月分(12分の1)の金利(5,825円)が生じてしまいますのでくれぐれもご注意ください。
マイル 特典の利用例(我が家の場合)
ユナイテッド航空マイレージプラスの明細
毎月の生活費の上下もありますが、4ヵ月ごとの学費の支払いに伴いマイルも貯まっていきます。

マイル の消費は国内旅行か近距離の海外
ユナイテッドのマイレージを調べたところ、羽田空港から目的地別の消費マイル数は以下のとおり。(2020年12月現在)
羽田から | マイル数(1人片道) |
---|---|
大阪(伊丹) | 5,500 |
大阪(関空) | 5,500 |
札幌 | 5,500 |
福岡 | 5,500 |
沖縄 | 9,000 |
ソウル | 9,000 |
ということで、貯まったマイルを使います。
北海道へ出張と称する食べ歩き
ユナイテッドのマイルを利用した場合、羽田から新千歳までは当時片道5,000マイル。家族3人分で往復したとしても30,000マイルの消費です。
小樽運河

海鮮ど〜ん!
そして海老味噌ラーメン!

羽田→ソウル→クアラルンプール(マレーシアに戻る時)
2019年は東京からクアラルンプールに戻る際、羽田からソウルまでの航空券をマイルで取り(当時は8,000マイル)、2泊してお肉をガッツリ食べました。
景福宮

焼肉〜!

そして朝粥〜!

ソウルでお肉を満喫した後、エアアジアで仁川からクアラルンプールに戻りました。
エアアジアとマイレージの組み合わせがいい
クアラルンプールから日本に帰国する時、または、日本からクアラルンプールに戻る時、エアアジアが就航している都市までユナイテッドのマイルで航空券を取り、そこからクアラルンプールまでエアアジアを利用すれば、安くて楽しいマイル旅行ができます。
那覇、福岡、新千歳、関空、すべてエアアジアが就航してるので、例えば冬はエアアジアで福岡まで帰ってきてその足で由布院に泊まり、温泉を満喫した後にマイルを利用してANA便で羽田に戻るってなんてこともできます。(2020年12月現在、エアアジアは休便してます)
【蛇足】ゴールドカードとレギュラーカードの差
最後に蛇足ながら、マイレージプラスMUFGカードのゴールドとレギュラーの比較だけしておきます。
ゴールドとレギュラーの比較(2020年12月現在)
カード会社 | ![]() |
|
---|---|---|
カード種別 | レギュラー | ゴールド |
実質年会費 | 2,500円 (税込)* |
13,500円 (税込)* |
国内還元率 | 1.5%** | 1.5%** |
海外還元率 | 1.5%** | 2%** |
* リボ払い(楽Pay)利用で税込年会費3,000円割引後の年会費
** リボ払い(楽Pay)利用時の還元率
この2つのカードを比較すると、実質年会費はレギュラーカードが11,000円お得。一方で、海外還元率はゴールドカードが0.5%お得。
“この程度の差ならレギュラーカードでいいんじゃないか?”と思うところですが、マレーシアでの学費の支払いが年間100万円を超えてくるので、学費の支払いだけでも0.5%で5,000マイルの差があります。
5,000マイルほどあればANAの国内線で札幌や福岡に行けるし、ANAの正規の航空運賃と比較したら年会費の差額の11,000円はペイできると思うので、今のところゴールドからレギュラーカードに切り替えることは考えていません。いずれマレーシアから日本に帰る日が来たら、その時また考えればいいかなと思ってます。

まとめ
学費をカードで払うことでマイルがざくざく貯まっていく
マイルでANAを利用しての国内旅行か近場の海外旅行がお勧め
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次回に続く
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