“Go for it マレーシア教育移住日記”のブログにご訪問いただきありがとうございます。
今回は、中学3年生の息子さんが高校の進路を決めなければならない時期に、マレーシアへ単身留学することを決断したご家族のストーリーです。
初回のオンラインカウンセリングでは現状の悩みを包み隠さずお話しいただき、“ここからなんとか将来に向かって踏み出したい”というお気持ちを私たちにぶつけていただきました。
そんな親御様とご本人の想いに、私たちも心打たれた思い出に残るサポート案件となりました。
Pera州の街にあるウォールアート





中学3年で息子さんの単身留学を決断したご家族の想いと、弊社サポートへの感想
はじめに
敏感な成長期にいろいろな悩みを抱える中学時代。誰しも、うまくいかないことにぶつかることがあります。
今回のサポートケースは、日本の学校に通うことに悩んでいるご家族の皆さんにとって、道標となる事例だと思います。
学校名は伏せたいと思いますが、ご両親にたくさんお話しいただいた内容はとても参考になりますので、ぜひご覧ください。
ペラ州の寺院
留学の経緯について
現在、息子さんは日本でどんな学校に通われていますか?
地元の公立小学校に通っていましたが、小6の頃からはいわゆる不登校の状態でした。
心機一転、張り切って通い始めた公立中学校も、残念ながらあまり合わず、中1の12月には私立の中学校へと転校しました。
息子さんのマレーシア留学を考えるきっかけは?
息子はお世辞にも勉強熱心とは言えず、転校後も登校は週に3日程度。とはいえ、よい友だちや先生に恵まれ、中2になって自ら設立した同好会でサッカーやフットサルをすることを楽しみに、マイペースを守って通学していました。
中学3年生になり、本格的に高校進学について考える時期に差しかかりました。中学入学後の勉強の遅れについては、個別指導塾に通い、本人も取り戻す努力を始めましたが、いかんせん出席日数が少なく、選択肢は限られていました。
親子で学校見学もしてみましたが、本人にとって魅力的な進学先は見つけられず、夏休み前までは、正直、手詰まりな感じでした。
ところが夏休みに入り、本人が、「マレーシアのインター校について調べてほしい…」と申し出ました。それまで、家から離れるのは嫌だと言っていましたので、親としてはかなり驚きました。
どうしてマレーシアを選んだのですか?
息子は、中1の夏休みに、英国でのサマースクールに参加したのですが、日本に戻った後も、その時にできた友だちとオンラインでコンタクトを続けていました。
そのお子さんの中の一人が現在、マレーシアのインター校に在籍しており、「すごく楽しいよ」と勧めてくれたようで、マレーシアでの学校生活に本人が興味を持ち、マレーシア進学という選択肢が急浮上したというわけです。
親として、もともと海外留学には賛成でした。マレーシアは時差が1時間、欧米に比べて学費・生活費が安価という点が、有り難いと思いました。
学校見学のために家族で初めて渡航したのですが、文化、民族、宗教の多様性や、マレーシアの人たちの温かさ、国としての若々しさといったたくさんの魅力を、肌で感じることができました。
子どもには、若いうちにこそこういった環境に身をおいて、日本以外の視点も自分の中に持ってほしいと強く思いました。
最終的にペラ州のインター校に決めた経緯と理由は?
8月下旬のGo for itさんとの初回面談では、本人の出席状況のことや、学校の成績が芳しくないことなど、当方の事情を包み隠さずお話して、マレーシアに息子を受け入れてくれる学校があるかを相談しました。
その結果、可能性がある候補校を探していただき、9月上旬には、親子で計二校の学校視察に行きました。クアラルンプール郊外の一校と、ペラ州の一校です。
現地では、2日間にわたってGo for itさんにアテンドしていただきました。学校訪問時の適切な対応はもちろんですが、クルマでの長距離移動の間、息子の状況を、真正面から受け止めてもらい、親身で前向きな助言、息子への励ましの言葉をたくさん頂いたことは、本当にありがたかったです。
幸い、ペラ州の一校について息子が納得しましたので、親としてはあまり迷わず、そこに入学させることを決意しました。10月上旬までは、正式出願に必要な各種書類の準備に奔走し、Go for itさんとも毎日のようにメールや書類のやり取りをしていました。
ところが、10月中旬に、Go for itさんから、その学校が経営難で閉鎖になったとの連絡がありました…