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2023年6月初旬にIGCSEのすべての試験を終えた我が家の息子ですが、8月24日にすべてのIGCSE科目の成績が出揃いました。
2018年から留学を始めて丸5年、成績はYear7からYear10まで常に低空飛行を続けてきた息子ですが、Year11になり、“人生初めての自分との戦い”となる世界統一試験IGCSEで結果を残すことができたのでしょうか?
今回は記事では、留学の集大成となる2年間のIGCSEの課程をやり遂げた最後のまとめとして、息子の姿を見守ってきた父としての感想と、これからIGCSEを受験する皆さんへのティップス、そして最後に息子の次なる進路選択について書き残してみました。
息子の IGCSE の最終成績が発表されました!結果を受けて親父としての感想と、息子の進路
英国式インターの集大成“ IGCSE ”の最終試験
Photo: Putrajaya
マレーシアに教育移住をして子供が英国式インターに入学しても、数年後には帰国することを念頭に置いているご家庭では、IGCSEを意識することはほとんどないかと思います。
しかし、英国式カリキュラムで子供が中等教育の終わりまでやり遂げる場合、Year11の最後に行われる中等教育修了試験であるIGCSEは、避けて通ることができません。
IGCSEの試験は順当な年齢なら日本の高1か高2で受験するので、IGCSEの受けた後に日本の高校受験をすることはできません。
そのため、IGCSEの試験を迎える前に《帰国して高校受験するのか?》、それとも《IGCSEまでやり切るのか?》という選択に迫られます。
中3までに子供の英語力がある程度付いてきた場合、帰国して高校受験するという選択肢は自ずと消え、IGCSEをやり遂げる方向で覚悟を決めるものです。
我が家も、当初は息子の英語力が身に付くスピードが想像以上に遅いケースを想定して、中3で帰国する場合の候補となる高校をいくつかピックアップしていましたが、留学して満3年経った中2の夏の時点で一定の英語力が身に付いてきたと判断し、IGCSEに挑む道を選ぶことを決意しました。
コロナ前に完全に戻った2023年のIGCSE
Photo: Putrajaya
今年のマレーシアのIGCSEの試験は、完全にコロナ前の状況に戻りました。
コロナパンデミックの影響をモロに受けた2020年のIGCSEは本試験がキャンセルとなり、最初に出されたIGCSEの最終成績が、総じてモック(模擬試験)のスコアより低い採点となったことが全世界的な社会問題となって物議を醸しました。
https://go-for-it-malaysia.com/cancellation-of-igcse2020/
この大ドタバタ劇に英国政府(教育省)が介入したこともあり、IGCSEのエグザムボード(試験委員会)であるケンブリッジやエデクセルが全受験生の成績を上方修正し、結果的にかなり“甘め”に採点される結果となったのは記憶に新しいところです。
その反省を踏まえ、ここ数年は“成績は甘くならないよう厳格に採点する”という空気となり、今年(2023年)もこれまでWebメディアの報道を見ていると、コロナ前の2019年の試験と同じレベルの厳格な基準の下に採点されたということのようです。
IGCSEの成績発表スケジュール
8科目の試験は、2023年5月3日から順次スタートして6月7日に最後の科目の試験を終え、6月下旬に卒業式を迎えた後に親子ともども日本に帰国しました。
次の進学先への出願タイミング
Photo: Putrajaya
IGCSEの最終成績は、毎年8月中旬に発表されます。
Year11を修了したのち同じ学校のAレベルコースに進む場合、学校にはシンプルに「Year12に上がります」と伝えればいいだけですが、次の進路が別のインターだったりカレッジの場合、やや注意が必要です。
というのは、8月に発表されるIGCSEの結果を待っていては次の進学先への入学手続が間に合わないので、1月に受けたIGCSEのモック(模擬試験)の結果と同時に出されるIGCSE本試験の予想成績(Predicted results)をもって次の進路へ出願します。
そして進学先の入学事務局から、「IGCSE本試験の結果が当校の入学基準を下回らなければ合格」というコンディショナルオファー(条件付入学許可)をもらうのが一般的です。
こうすることで、生徒は次の進学先に9月入学することができるのです。
https://go-for-it-malaysia.com/a-level-fast-track/
2023年のIGCSEの結果の発表日
IGCSEの成績発表日
-2023年May/June-
- ケンブリッジ (CAIE):8月16日
- エデクセル (Peason Edexcel):8月24日
- オックスフォード(Oxford AQA):8月24日
息子が受験した全8科目のうち、7科目はケンブリッジで、1科目(Maths)はエデクセルです。オックスフォードのシラバスの科目は履修しておりません。
したがって、8月16日のケンブリッジの成績発表で大部分(7科目)の結果が判明するのですが、多くの進学先では出願時点でMaths(数学)の最終成績を提出する必要があるので、エデクセルの成績が発表される8月24日まで待つ必要があります。
いざ成績発表!はたして息子のIGCSEの結果は?
事前に設定した目標
我が家の元々の最終成績の目標は…